# 狭心症患者で、ニトログリセリン舌下錠を使用する際の看護上の注意点として正しいのはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=366578  
> language: ja  
> subject: 循環機能障害のある患者の看護

## 問題

狭心症患者で、ニトログリセリン舌下錠を使用する際の看護上の注意点として正しいのはどれか。

## 選択肢

1. 服用後は頭痛が生じることがあるため安静にする **✔ 正解**
2. 1回の服用で効果がなければ、すぐに2錠目を服用する
3. 服用後すぐに横になるように指導する
4. 服用後は血圧が上昇することがあるため注意する
5. 舌下錠は噛み砕いてから服用するよう指導する

**正解: 1**

## 解説

ニトログリセリンの副作用として血管拡張による頭痛が頻繁にみられるため、服用後は安静にするよう指導する。服用後は血圧低下（起立性低血圧）に注意が必要で、横になるか座位をとるよう指導する。1回の服用で効果がない場合でも、すぐに2錠目を服用せず、5分以上間隔をあけて再度服用する。舌下錠は噛まずに舌下で溶かすことで速やかに吸収される。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、狭心症 (Angina Pectoris) に対する第一選択薬である ニトログリセリン舌下錠 (Nitroglycerin Sublingual Tablet) の正しい使用方法と副作用対策を問うものです。ニトログリセリンは、血管平滑筋を弛緩させることで冠動脈を拡張し、心筋への酸素供給を増加させる一方、全身の静脈・動脈も拡張させるため、強い血管拡張作用 (Vasodilation) に伴う特有の副作用が出現します。これを理解することが、安全な服薬指導と観察の鍵となります。

1. **核心概念の分析 (Key Concept)**: ニトログリセリンは、血管内皮で一酸化窒素 (NO) に代謝され、グアニル酸シクラーゼを活性化することで血管平滑筋を弛緩させます。この作用により、前負荷 (Preload) と後負荷 (Afterload) が軽減され、心筋の酸素需要が減少するとともに、冠血流が改善します。しかし、同時に脳血管も拡張されるため、拍動性頭痛 (Pulsatile Headache) が高頻度で生じます（服用者の30～50％に出現）。また、急激な血圧低下により 起立性低血圧 (Orthostatic Hypotension) を引き起こす可能性があるため、服用後の体位変換には注意が必要です。

2. **正解の根拠 (Answer Rationale)**: 最重要！ ①「服用後は頭痛が生じることがあるため安静にする」が正解です。ニトログリセリンの血管拡張作用による頭痛は、治療効果と密接に関連する副作用であり、投与中止の理由とはなりません。患者には「頭痛が出現しても薬が効いている証拠なので、無理に動かず安静にしていれば自然に軽減する」と説明し、不安を軽減させることが看護の重要な役割です。

3. **誤答の分析 (Distractor Analysis)**:
- 混同注意！ ②番：ニトログリセリンは1回の服用で効果が不十分な場合、5分以上間隔をあけて再度服用します（最大3回まで）。「すぐに2錠目」は過量投与による 重度の低血圧 (Severe Hypotension) を招くため禁忌です。
- ③番：服用後は 起立性低血圧 予防のため、横になるか、あるいは座位をとるよう指導します。「すぐに横になる」は確かに有効ですが、絶対的な指示ではありません。より重要なのは「急に立ち上がらない」ことです。
- ④番：ニトログリセリンは 血圧を低下 させます。「上昇する」は誤りです。服用後は 収縮期血圧が90mmHg以下 にならないようモニタリングが必要です。
- ⑤番：舌下錠は 舌下で溶かして粘膜から吸収 させます。噛み砕いたり、水で飲み込んだりすると、肝臓での初回通過効果 (First-pass effect) により薬効が著しく減弱するため禁忌です。

4. **関連概念の整理 (Related Concepts)**:
- 鑑別ポイント: ニトログリセリンが効かない胸痛は、急性心筋梗塞 (AMI) の可能性が高い。この場合は速やかに医療機関を受診するよう指導する。
- スプレー剤 (Spray) や テープ剤 (Tape) にも同様の血管拡張作用と副作用がある。
- 禁忌: PDE-5阻害薬（バイアグラ等） との併用は、生命を脅かす 重度の低血圧 を引き起こすため絶対禁忌。

概念整理: ニトログリセリンの薬理作用（血管拡張 → 前負荷・後負荷軽減）と副作用（頭痛、低血圧、顔面紅潮）の因果関係を理解する。「血管が拡がる」という共通のメカニズムから、すべての副作用を連想できるようにしましょう。

一目で比較！:

| 薬剤/用法 | 吸収経路 | 初回通過効果 | 主な副作用 |
| --- | --- | --- | --- |
| ニトログリセリン舌下錠 | 口腔粘膜 | 回避される | 頭痛、低血圧、顔面紅潮 |
| 硝酸イソソルビド内服薬 | 消化管 | あり（効果減弱） | 消化器症状 |
| ニトログリセリン経皮吸収型（テープ） | 皮膚 | 回避される | 貼付部のかぶれ、耐性（休薬期間必要） |

看護過程ポイント: **アセスメント**: 胸痛の性状（圧迫感、絞扼感）、部位、持続時間、誘因、ニトログリセリンの効果の有無を評価。副作用としての頭痛の有無と程度、血圧値をモニター。**看護診断 (Nursing Diagnosis)**: 「胸痛（急性痛）」、「知識不足：薬物療法」、「転倒リスク状態（低血圧に関連）」。**計画・実施**: 服薬指導（服用方法、副作用、注意点）、安静保持の促し、バイタルサイン測定（特に血圧）、転倒予防対策。

暗記のコツ: 「ニトログリセリン」は「血管拡張」と常にセットで覚える。「血管が拡がる」→「頭が痛い（頭痛）」、「血圧が下がる（低血圧）」、「顔が赤くなる（顔面紅潮）」と連鎖的にイメージ。

国試頻出ポイント: ニトログリセリンの正しい使用方法（舌下、噛まない、水で飲まない）、服用後の観察項目（血圧低下、頭痛）、緊急時の対応（5分以上間隔をあけて再服用、3回まで、効果なければ救急搬送）は毎年出題される超頻出項目。

出題パターン注意！: 単純な知識問題だけでなく、「狭心症発作の患者にニトログリセリンを投与した。5分経過しても胸痛が改善しない場合、看護師の次の対応として適切なのはどれか。」といった状況設定問題（事例問題）でも頻出。その場合、効果不十分の原因（AMIへの移行や耐性）をアセスメントし、医師への報告（救急要請）が正解となるパターンが多い。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: あなたは心臓内科病棟で働く看護師です。80歳男性、狭心症で入院中。夜間に「胸が締め付けられるように痛い」とナースコール。顔色はやや蒼白。指示通り ニトログリセリン舌下錠0.3mg を1回服用させました。5分後、胸痛は軽減したものの、患者は「頭がガンガンする、目が回る」と訴え、ベッド上で動こうとしません。

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**:
1. **観察**: 血圧を測定（収縮期血圧が90mmHgを下回っていないか）、脈拍（頻脈？徐脈？）、SpO2、頭痛の程度（NRS: 0-10で評価）を確認。同時に胸痛が完全に消失したか再確認する。
2. **アセスメント**: 血圧が低下している場合、ニトログリセリンによる血管拡張作用が強く出ている状態。頭痛は薬効の証拠。患者は「目が回る」と表現しており、起立性低血圧によるふらつきが疑われる。転倒リスクが高いため、無理に動かさない判断が正しい。
3. **報告**（SBAR）: 最重要！ 「S: 80歳男性、狭心症発作後。B: ニトログリセリン服用後、胸痛は軽減したが、血圧〇〇mmHg（例: 94/60）と低下傾向。A: 頭痛とふらつきあり、安静が必要と判断。A: 現在のバイタルサインの確認と、経過観察の指示をいただきたい。」
4. **介入**: ベッドを水平に近い状態にし、下肢を挙上する（脳血流維持）。頭痛が強い場合は、医師の指示に基づき アセトアミノフェン などの鎮痛薬を検討。経口摂取が可能であれば水分摂取を促し、循環血液量を維持する。安静が保てていることを確認し、しばらく観察を続ける。
5. **評価**: 血圧が改善し、ふらつきが軽減したか。胸痛が再燃していないか。転倒なく経過したか。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**: 最重要！ 高齢者は 起立性低血圧による転倒リスク が特に高い。ニトログリセリン服用後は、少なくとも30分～1時間は安静を保つよう指導し、トイレ歩行時はナースコールを促す。また、バイアグラ等のPDE-5阻害薬服用の有無は必ず確認する（禁忌）。

看護プロトコル:
- **観察項目**: 服用前後の血圧、心拍数、胸痛スケール（NRS）、副作用（頭痛、めまい、顔面紅潮）の有無。
- **報告基準（SBAR）**: 服用後5分経過しても胸痛が改善しない場合、または血圧が90mmHg以下に低下した場合、または意識レベルの変化がみられた場合。
- **記録のポイント**: 胸痛発現時刻と誘因、ニトログリセリン服用時刻と投与量、服用後の胸痛の変化、血圧・脈拍の値、副作用の有無と対応、患者の反応。
- **家族への説明の留意点**: 「このお薬は血管を広げて心臓の負担を減らすお薬です。効き目が現れると、頭痛やふらつきが生じることがありますが、お薬が効いている証拠でもあります。無理に動かず安静にすることで、これらの症状は自然に落ち着きます。」

先輩看護師の一言: 「ニトログリセリンは狭心症発作の特効薬ですが、患者さんにとっては『頭痛』という不快な副作用が伴います。患者さんは『この薬は危ないんじゃないか』と不安になることもあります。そんな時は『お薬が効いていて、血管が拡がっている証拠ですよ。しばらく安静にしていれば治まりますからね』と、根拠と安心を伝えてあげてください。これが **根拠に基づく看護 (EBN)** であり、患者教育の基本です！」

## 重要概念

- **狭心症 (Angina Pectoris)** — 冠動脈の狭窄や閉塞により心筋が虚血状態となり、発作的に前胸部痛や圧迫感が生じる疾患。
- **ニトログリセリン** — 冠動脈を含む血管を拡張させることで、心筋への酸素供給を増加させ、心臓の負担を軽減する硝酸薬。舌下投与で速やかに効果を発揮する。
- **舌下錠 (Sublingual Tablet)** — 錠剤を舌下で溶かし、口腔粘膜から直接吸収させる剤形。肝臓での初回通過効果を回避し、速やかな血中濃度上昇を得られる。
- **起立性低血圧 (Orthostatic Hypotension)** — 急に立ち上がった際に、血圧が低下し、めまいやふらつきが生じる状態。ニトログリセリンの副作用として注意が必要。
- **初回通過効果 (First-pass Effect)** — 経口投与された薬剤が肝臓で代謝を受け、活性が低下する現象。舌下投与はこれを回避するための重要な投与経路である。

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More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

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