# 慢性閉塞性肺疾患 (COPD) の患者が、呼吸機能検査のために来院した。検査の実施方法について正しい説明はどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=366533  
> language: ja  
> subject: 呼吸機能障害のある患者の看護

## 問題

慢性閉塞性肺疾患 (COPD) の患者が、呼吸機能検査のために来院した。検査の実施方法について正しい説明はどれか。

## 選択肢

1. 検査は座位ではなく、必ず立位で行う。
2. 検査前に鎮静薬を投与してリラックスさせる。
3. 最大限に息を吸い込んだ後、最大限に強く速く息を吐き出す。 **✔ 正解**
4. 検査前に気管支拡張薬の吸入を必ず行う。
5. 検査中の食事摂取は制限しない。

**正解: 3**

## 解説

呼吸機能検査のうち、努力性肺活量 (FVC) 測定では、最大吸気後に最大努力で強く速く呼出することが求められる。気管支拡張薬の吸入は必要に応じて行い、検査前の食事は制限されることが多く、座位で実施するのが一般的である。鎮静薬は呼吸抑制のリスクがあるため使用しない。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、慢性閉塞性肺疾患 (Chronic Obstructive Pulmonary Disease, COPD) 患者における呼吸機能検査 (Pulmonary Function Test)、特に努力性肺活量 (Forced Vital Capacity, FVC) 測定の正しい実施方法を問うています。COPDの診断と重症度評価には、気管支拡張薬吸入後のFEV1.0/FVC比の測定が必須であり、検査の質が診断精度を左右するため、正しい手技を理解することが重要です。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**

③の「最大限に息を吸い込んだ後、最大限に強く速く息を吐き出す」が正解です。これは努力性肺活量 (FVC) 測定の基本手技です。患者さんに、まず最大吸気位（Total Lung Capacity, TLC）まで息を吸い込んでもらい、その後、最大努力で可能な限り強く速く、そして最後まで息を吐き切ってもらいます。この「強く速く」という点が、通常の呼吸やゆっくりした呼出とは異なる最重要！ポイントです。これにより、1秒量 (FEV1.0) と努力性肺活量 (FVC) が測定され、COPDの診断に用いられます。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**

混同注意！ ①番の「立位で行う」は誤りです。呼吸機能検査は、患者の安全と再現性を確保するため、通常は座位（椅子に座った姿勢）で実施します。立位では、バランスを崩すリスクや、腹圧の変化により測定値が不安定になる可能性があります。

②番の「鎮静薬を投与」は禁忌です。鎮静薬は呼吸中枢を抑制し、呼吸数や努力呼吸を低下させるため、正確な検査値が得られないだけでなく、呼吸不全を誘発する危険があります。検査前の不安に対しては、十分な説明と声かけで対応します。

④番の「気管支拡張薬の吸入を必ず行う」は誤りです。COPD診断のためには、最重要！まず気管支拡張薬吸入前の状態で検査を行い、その後に気管支拡張薬（例：サルブタモール (Salbutamol)）を吸入し、15～30分後に再度検査を行って、閉塞性障害の可逆性を評価します。「必ず吸入する」のではなく、「吸入前後で比較する」ことがポイントです。

⑤番の「食事摂取を制限しない」は誤りです。検査中に最大努力の呼出を求められるため、腹部膨満や胃内容物の逆流を防ぐ目的で、検査前2～3時間は食事を控えることが一般的です。特にCOPD患者では、呼吸筋の疲労を考慮し、空腹状態で検査を行います。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**

呼吸機能検査には、努力性肺活量 (FVC) 以外にも、スパイロメトリー (Spirometry) による肺活量 (VC)、1秒量 (FEV1.0)、肺拡散能 (DLCO) などがあります。COPDではFEV1.0/FVC比 < 0.7 が診断基準の一つであり、重症度はFEV1.0の予測値に対する割合で分類されます（GOLD分類）。

概念整理

呼吸機能検査（努力性肺活量測定）の基本：

| 手順 | 説明 |
| --- | --- |
| 準備 | 座位・軽装・検査前2-3時間の禁食・禁煙（検査前24時間が望ましい） |
| 吸気 | 最大限に息を吸い込む（全肺気量位まで） |
| 呼気 | 最大限に強く速く、最後まで息を吐き出す（努力性呼出） |
| 測定 | 1秒量 (FEV1.0)、努力性肺活量 (FVC)、1秒率 (FEV1.0/FVC%) |

一目で比較！

| 項目 | COPD（閉塞性障害） | 拘束性障害（例：間質性肺炎） |
| --- | --- | --- |
| FEV1.0/FVC比 | 低下 ( < 0.7) | 正常または上昇 |
| 肺活量 (VC) | 正常～軽度低下 | 低下 |
| 残気量 (RV) | 増加（肺過膨張） | 低下 |

看護過程ポイント

- **アセスメント**：患者の呼吸状態（呼吸数、SpO2、労作時呼吸困難の有無）、喫煙歴、職業歴を確認。

- **看護診断**：非効果的気道クリアランス、活動耐性低下、不安（検査に対する）

- **計画・実施**：検査前に手技をデモンストレーションし、患者が理解できるよう練習させる。検査中は口すぼめ呼吸や咳嗽のタイミングを指導。検査後は呼吸困難の有無を評価。

- **評価**：患者が正しく手技を遂行できたか、呼吸状態の悪化はないか。

暗記のコツ

「強く速く吐く」＝ 「FVC測定のゴールデンルール」と覚えましょう。患者さんに「風船を一気に割るように息を吐いてください」と説明するとイメージしやすいです。また、検査前に「鎮静薬はNG（呼吸抑制リスク）」、食事は「控える（誤嚥・腹部膨満予防）」とセットで暗記してください。

国試頻出ポイント

COPDの診断に必須の検査として、スパイロメトリー（努力性肺活量測定）は頻出です。特に「検査前に気管支拡張薬を吸入するかしないか」の判断や、「立位か座位か」の選択肢がよく出題されます。検査の手順と目的（閉塞性障害の有無・可逆性の評価）をしっかり押さえておきましょう。

出題パターン注意！

事例問題では、「COPD患者の呼吸機能検査を実施する。看護師の対応で適切なのはどれか」といった形で、検査中の観察（SpO2低下時の対応、検査中止基準）や、患者への説明内容を問う問題に発展することがあります。単なる手順暗記ではなく、「なぜその手順が必要か」を理解しておくことが重要です。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**

あなたは呼吸器内科病棟の看護師です。65歳男性、COPD（GOLDステージII）の患者さんが、年1回の経過観察のために外来で呼吸機能検査を受けることになりました。患者さんは「前回はうまく息を吐けなかった。今回はちゃんとできるかな」と少し不安そうに話しています。

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**

1. **観察**：患者の呼吸数（12～20回/分）、SpO2（室内気で96%以上）、咳嗽や痰の状態、全身状態（疲労感、めまいの有無）を確認します。前回の検査データがあれば、比較できるよう準備します。

2. **アセスメント**：患者の不安が強いと、努力呼吸が十分にできず、正確なデータが得られません。検査の成功率を高めるため、丁寧な説明と練習が必要と判断します。

3. **報告**（SBAR）：

- **S（状況）**：65歳男性、COPD患者、呼吸機能検査を実施予定。

- **B（背景）**：前回の検査で努力性呼出が不十分だった経緯あり。

- **A（アセスメント）**：不安が強く、手技の再指導が必要と考える。

- **R（提案）**：医師に検査前にデモンストレーションと練習時間を設けることを提案します。

4. **介入**：

- 患者を座位に誘導し、鼻クリップを装着。

- 最重要！「まず、思いっきり息を吸ってください。そして、『ハッ』と強く息を吐き出してください。最後まで息を全部出すイメージです」と簡潔に説明し、一緒に練習します。

- 検査中は、患者の顔色や呼吸状態を観察し、SpO2が90%未満に低下した場合や、患者が強い呼吸困難を訴えた場合は、ただちに検査を中断し、酸素投与の準備を行います。

5. **評価**：検査終了後、患者に「お疲れ様でした。よく頑張りましたね」と声をかけ、呼吸状態（呼吸数、SpO2、呼吸困難の有無）を再評価します。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**

- 絶対禁忌！ 検査前に鎮静薬を投与しない（呼吸抑制リスク）。

- 検査前の禁食は誤嚥予防と腹部膨満による呼吸努力の妨げを防ぐため。特にCOPD患者では横隔膜の可動性が重要です。

- 検査中に咳嗽発作が起きた場合は、一旦休憩をとり、患者の状態が落ち着いてから再開します。無理に続けると、気胸や失神のリスクがあります。

- 感染対策：スパイロメーターのマウスピースは使い捨てとし、検査前後の手指衛生を徹底します。

看護プロトコル

- **観察項目**：呼吸数、SpO2、努力性呼出の持続時間（6秒以上が望ましい）、咳嗽の有無、顔色、発汗の有無

- **報告基準（SBAR）**：患者が検査を完遂できなかった場合、または検査中にSpO2が90%未満に低下した場合、医師へ報告する。

- **記録のポイント**：検査日時、測定値（FEV1.0, FVC, FEV1.0/FVC）、患者の協力状況、使用した気管支拡張薬の種類と吸入時間、検査後の患者状態を記録する。

- **家族への説明の留意点**：検査の目的と結果の解釈について、医師の説明を補足する。特に、COPDの進行度と今後の治療方針について、患者・家族が理解できるよう支援する。

先輩看護師の一言

「呼吸機能検査は、患者さんの頑張りが結果に直結する検査です。特にCOPDの患者さんは、息を吐き出すのが苦手で、検査がうまくいかないと落ち込んでしまうこともあります。『大丈夫、あなたのペースでいいですよ』と声をかけ、一緒に練習してあげてください。検査後の『よく頑張りましたね』の一言が、患者さんのモチベーションになります。国試では検査手順だけでなく、患者さんの心理的ケアも問われます。覚えておいてくださいね！」

## 重要概念

- **努力性肺活量** — 最大吸気後に最大努力で呼出した空気の総量。
- **1秒量** — 努力性肺活量の最初の1秒間に呼出された空気量。
- **気管支拡張薬** — 気道を拡張し可逆性を評価するために使用される薬剤。
- **スパイロメトリー** — 肺活量や1秒量を測定する呼吸機能検査法。
- **閉塞性障害** — 気道の狭窄により呼出が障害される病態。

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More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

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