# 肺血栓塞栓症 (PTE) が疑われる患者のアセスメントにおいて、最も重要な問診項目はどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=366519  
> language: ja  
> subject: 呼吸機能障害のある患者の看護

## 問題

肺血栓塞栓症 (PTE) が疑われる患者のアセスメントにおいて、最も重要な問診項目はどれか。

## 選択肢

1. 喫煙歴
2. 既往歴としての高血圧
3. 最近の手術や長期臥床の有無 **✔ 正解**
4. アレルギー歴
5. 職業歴

**正解: 3**

## 解説

肺血栓塞栓症は、主に下肢の深部静脈血栓症 (DVT) が原因となる。DVTのリスク因子として、手術後、長期臥床、骨折、悪性腫瘍、妊娠などがある。最近の手術や長期臥床の有無を確認することは、発症リスクを評価する上で最も重要である。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、肺血栓塞栓症 (Pulmonary Thromboembolism: PTE) のリスクアセスメントにおける優先的な問診項目を問うています。PTEの病態を理解するには、まず原因となる血栓の発生メカニズムを押さえることが重要です。PTEの大部分は、下肢や骨盤内の深部静脈で形成された血栓（深部静脈血栓症：Deep Vein Thrombosis: DVT）が遊離し、血流に乗って肺動脈を閉塞することで発症します。したがって、アセスメントの第一歩は、このDVTのリスク因子の有無を確認することに他なりません。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**
最重要！ ③「最近の手術や長期臥床の有無」は、DVTの最も代表的なリスク因子である「血流うっ滞」と「血管内皮障害」を引き起こす状況です。手術による不動、ギプス固定、長期の安静臥床、あるいは長時間の座位（例えば長距離フライト：エコノミークラス症候群）は、下肢静脈の血流を低下させ、血栓形成を促進します。この情報を問診で得ることは、PTEの可能性を評価する上で最も優先度が高いです。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**
- 混同注意！ ①喫煙歴：喫煙は動脈硬化や心血管疾患のリスク因子であり、肺塞栓症 (PE) よりも 心筋梗塞 (MI) や 脳卒中 (Stroke) との関連が強い項目です。もちろん喫煙は血栓症のリスクを高める一因ではありますが、急性期のPTE発症リスク評価において「最も重要」な問診項目とは言えません。
- ②既往歴としての高血圧：高血圧も動脈硬化性疾患のリスク因子であり、PTEの直接的なリスク因子ではありません。
- ④アレルギー歴：薬物アレルギーは治療薬（抗凝固薬や造影剤など）の選択時に重要ですが、PTE発症のリスク評価とは直接関係しません。
- ⑤職業歴：職業によってはDVTのリスクが高まる可能性（例：長時間の立ち仕事や座り仕事）はありますが、「最も重要」とまでは言えず、③の直接的なリスク因子の確認が優先されます。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**
PTEのリスク因子は「Virchowの三徴 (Virchow's Triad)」で整理すると記憶しやすいです。
1. **血流うっ滞 (Stasis)**: 長期臥床、手術後、肥満、妊娠、長時間の旅行
2. **血管内皮障害 (Endothelial Injury)**: 手術、外傷、中心静脈カテーテル留置
3. **血液凝固能亢進 (Hypercoagulability)**: 悪性腫瘍、経口避妊薬、凝固異常症、脱水

概念整理: 肺血栓塞栓症 (PTE) は、主に下肢 深部静脈血栓症 (DVT) を原因とする。DVTのリスク評価には Virchowの三徴 が基本となる。

一目で比較！:

| 疾患 | 主要リスク因子 | 優先問診項目 |
| --- | --- | --- |
| 肺血栓塞栓症 (PTE) | 手術後・長期臥床・骨折・悪性腫瘍 | 最近の不動状態の有無 |
| 急性心筋梗塞 (AMI) | 喫煙・高血圧・脂質異常症・糖尿病 | 胸痛の性状・発症時間・冠危険因子 |
| 脳梗塞 (Cerebral Infarction) | 心房細動・高血圧・糖尿病 | 発症時刻・症状の経過・抗凝固薬内服の有無 |

看護過程ポイント: 【アセスメント】意識レベル、呼吸状態（呼吸数、SpO2、胸痛の有無）、循環動態（血圧、心拍数）を迅速に評価する。同時にDVTの有無（下肢の疼痛、腫脹、圧痛、Homan徴候）を確認する。【看護診断】「非効果的呼吸パターン」「心拍出量減少リスク」「不安」など。【介入】絶対安静、酸素療法の準備、静脈路確保、抗凝固療法の準備と観察（出血のリスク評価）。

暗記のコツ: **「PTEのリスク = 動かないこと（手術・安静・旅行）」** と覚えましょう。「エコノミークラス症候群」のイメージが最も分かりやすいです。

国試頻出ポイント: PTEの危険因子（特に術後・長期臥床・骨折）は頻出。また、発症時の3徴候（**突然の呼吸困難・胸痛・血痰**）と、診断に用いる検査（造影CT、肺血流シンチグラフィ、D-ダイマー検査）もセットで覚えること。

出題パターン注意！: 単純に「リスク因子はどれか」という知識問題だけでなく、「術後3日目の患者が突然呼吸困難を訴えた」という状況設定問題（事例問題）で出題されることが非常に多いです。その時、第一選択となる検査や看護介入を問われるので、病態とリスク因子をセットで理解しておきましょう。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: あなたは整形外科病棟で働く看護師です。右大腿骨頸部骨折の手術を受けた80歳の女性患者が、術後3日目の夜間に突然「息が苦しい」と訴えました。SpO2は92%まで低下し、呼吸数は28回/分と頻呼吸です。血圧は90/60mmHg、脈拍は110回/分です。患者は「胸の真ん中が痛い」とも訴えています。看護師としてどのようにアセスメントし、対応すべきでしょうか？
**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**:
1. **観察と初期対応**: 最重要！ まず患者の安全を確保し、ベッドの上半身を挙上します。すぐにバイタルサイン（血圧、脈拍、呼吸数、SpO2）を測定し、酸素投与（指示があれば）を開始します。同時に、ナースコールで応援を呼びます。
2. **アセスメントと報告**: 術後3日目の高齢患者というPTEのハイリスク背景、突然の発症、呼吸困難・胸痛・頻脈・低酸素血症の存在から、PTEを強く疑います。直ちに ショックバイタル の状態であることを医師に報告（SBAR：状況-背景-アセスメント-推奨）します。
- **S**: 「患者が突然の呼吸困難と胸痛を訴え、SpO2が92%まで低下しています」
- **B**: 「右大腿骨頸部骨折の術後3日目で、これまで臥床が続いていました」
- **A**: 「PTEによる呼吸循環不全の可能性が高いと考えます」
- **R**: 「至急の診察と、12誘導心電図、動脈血液ガス分析、D-ダイマー検査の準備を提案します」
3. **介入と評価**: 医師の指示のもと、造影CTの準備、抗凝固療法（ヘパリンなど）の開始準備を行います。患者の不安を軽減するため、症状や処置についてやさしく説明し、そばに付き添うことが重要です。評価指標は、呼吸状態（SpO2 95%以上、呼吸数20回/分以下）、循環動態（収縮期血圧100mmHg以上）、症状の改善です。
**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**:
- 転倒・転落予防: 呼吸困難や不安による不穏状態から、患者がベッドから落ちるリスクがあります。ベッド柵を上げ、必要時は身体的抑制について医師と相談します。
- 抗凝固療法中の出血リスク: ヘパリン投与開始後は、出血の徴候（歯肉出血、皮下出血、血尿、黒色便など）を厳重に観察します。採血後の止血確認を徹底します。
- 感染対策: 必要に応じて中心静脈カテーテルが挿入される場合、挿入部の感染予防に注意します。

看護プロトコル: PTE疑いのプロトコルとしては、**①酸素投与 → ②静脈路確保 → ③心電図モニタリング → ④血液検査（D-ダイマー、トロポニン、BNP）→ ⑤画像検査（造影CT）→ ⑥抗凝固療法** の流れを頭に入れておきましょう。記録には、症状の出現時刻、バイタルサイン、行った処置と患者の反応を時系列で詳細に残すことが重要です。

先輩看護師の一言: 「整形外科や産科病棟では、PTEは絶対に見逃してはいけない急変の一つです！『術後で動けていない患者さん』『長時間同じ姿勢でいた患者さん』が急に『胸が苦しい、息ができない』と訴えたら、まずPTEを疑いましょう。迅速な対応が命を救います。そして、予防（早期離床、弾性ストッキング、間欠的空気圧迫法）が最も大切だということも忘れないでくださいね！」

## 重要概念

- **肺血栓塞栓症 (Pulmonary Thromboembolism: PTE)** — 深部静脈で形成された血栓が肺動脈を閉塞する疾患。突然の呼吸困難、胸痛、血痰を3主徴とする。
- **深部静脈血栓症 (Deep Vein Thrombosis: DVT)** — PTEの原因となる血栓症で、主に下肢に発生する。リスク因子は手術、長期臥床、骨折など。
- **Virchowの三徴 (Virchow's Triad)** — 血栓形成の3大要因。血流うっ滞、血管内皮障害、血液凝固能亢進。PTEリスク評価の基本概念。
- **血流うっ滞** — 血流が停滞することで血栓が形成されやすくなる状態。長期臥床や長時間の同一姿勢が原因となる。
- **エコノミークラス症候群 (Economy Class Syndrome)** — 長時間の座位による血流うっ滞が原因でDVT/PTEを発症する状態の俗称。旅行歴の問診で重要。

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