# 放射線療法を受ける患者の皮膚反応に対する看護で適切なのはどれか。

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> language: ja  
> subject: がん看護

## 問題

放射線療法を受ける患者の皮膚反応に対する看護で適切なのはどれか。

## 選択肢

1. 照射部位を石鹸でよく洗浄する。
2. 照射部位に貼付剤を使用する。
3. 照射部位の皮膚を清潔に保ち、摩擦を避ける。 **✔ 正解**
4. 照射部位に保湿クリームを塗布する。
5. 照射部位に温罨法を行う。

**正解: 3**

## 解説

放射線療法中の皮膚は非常に脆弱であり、感染やびらんを防ぐために清潔を保ち、衣類やシーツによる摩擦を避けることが重要である。石鹸や保湿クリーム、貼付剤、温罨法は皮膚刺激となる可能性があるため避けるべきである。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、放射線療法 (Radiation Therapy) を受ける患者の 皮膚ケア (Skin Care) に関する看護介入の適否を問うています。放射線療法では、照射部位の皮膚は 放射線皮膚炎 (Radiation Dermatitis) を起こしやすく、表皮が脆弱でバリア機能が低下しているため、通常の皮膚ケアでは 禁忌 となる行為があります。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**
最重要！ 照射部位の皮膚は 非常に脆弱 (Fragile Skin) で、感染・びらん・潰瘍を防ぐために、清潔の保持 と 物理的刺激の回避 が最優先です。具体的には、刺激の少ない方法で優しく洗浄し、衣類やシーツによる摩擦を避けることが推奨されています。選択肢③はこの原則に合致します。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**
混同注意！ ①石鹸での洗浄：強い洗浄作用は皮膚のバリア機能をさらに損なうため 禁忌。
②貼付剤の使用：剥がす際に皮膚を損傷するリスクがあり 禁忌。
④保湿クリームの塗布：放射線治療前後の塗布は線量分布に影響を与える可能性があり、原則として 避けるべき（医師の指示がある場合のみ使用）。
⑤温罨法：温熱刺激が炎症を悪化させ、皮膚障害を増強するため 禁忌。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**
放射線皮膚炎は、急性期（紅斑、乾性落屑、湿性落屑）と晩期障害（線維化、萎縮）に分けられます。看護ケアでは、皮膚アセスメント (Skin Assessment) を定期的に行い、National Cancer Institute (NCI) の Common Terminology Criteria for Adverse Events (CTCAE) を用いてグレード分類し、重症化を予防します。

概念整理: 放射線療法中の皮膚は、表皮基底細胞の障害により再生が抑制され、バリア機能が低下。刺激に極めて弱い状態。

一目で比較！:

| ケア内容 | 適否 | 理由 |
| --- | --- | --- |
| 石鹸洗浄 | 不可 | 脱脂・刺激でバリア低下 |
| 貼付剤 | 不可 | 剥離による物理的損傷 |
| 保湿クリーム | 原則不可 | 線量分布への影響 |
| 温罨法 | 不可 | 炎症・血管拡張の悪化 |
| 清潔＋摩擦回避 | 適切 | 感染予防と保護 |

看護過程ポイント: アセスメント：照射部位の皮膚の色調（紅斑）、乾燥・落屑、湿潤・びらんの有無を観察。看護診断：「皮膚統合性の障害（Risk for Impaired Skin Integrity）」。計画：刺激の少ないケア（微温湯とガーゼでの優しい洗浄）。

暗記のコツ: 放射線治療中の皮膚は「火傷（熱傷）の皮膚」と同じように脆弱だとイメージ！火傷に石鹸や貼付剤、温罨法はしないですよね？「刺激を与えない」が基本です。

国試頻出ポイント: 放射線療法の有害事象として「皮膚炎」「口内炎」「骨髄抑制」の3つが頻出。特に皮膚ケアでは「何をしてはいけないか（禁忌）」がよく問われます。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**
50代女性、乳癌術後、左胸壁に放射線治療中。照射開始から2週間後、照射部位の皮膚に 境界明瞭な紅斑 と軽度の乾燥が見られます。患者さんは「かゆみがある」と訴え、自分で掻いてしまいました。看護師としてどのようなケアを提供しますか？

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**
1. **観察 (Assessment)**: 紅斑の範囲・色調・湿潤の有無、掻破痕の有無、感染徴候（膿・発熱）を確認。NCI-CTCAEグレード1（紅斑）と評価。
2. **報告と連携 (Report & Collaboration)**: 放射線科医・看護師に報告。必要に応じて外用ステロイドや スキンケア剤 (Skin Care Agent) の処方を相談。
3. **介入 (Intervention)**: 最重要！ 患者指導として「掻かないこと」「刺激の少ない下着（綿100％、縫い目のないもの）の着用」「清潔を保つ際は微温湯で優しく洗い、清潔なタオルで押さえるように水分を取る」を説明。かゆみが強い場合は、医師の指示のもと抗ヒスタミン薬の内服も検討。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**
・絶対禁忌：照射部位へのテープ・絆創膏・貼付剤の使用。
・感染予防：手洗い励行、清潔なガーゼで被覆する場合も、皮膚に直接貼らずに 自己密着包帯 (Self-Adherent Wrap) などで固定。
・患者教育：紫外線（日光）も強い刺激になるため、外出時は衣類で覆うよう指導。

看護プロトコル: 観察項目（紅斑の有無、皮膚の乾燥・湿潤、疼痛・掻痒感）、報告基準（湿性落屑・水疱・びらん出現時、感染徴候発見時）、記録ポイント（部位・範囲・CTCAEグレード・患者の訴え・実施ケア）。

先輩看護師の一言: 「放射線治療中の皮膚は、まるでヤケドした皮膚と同じだと思ってください。『優しく、何もつけず、摩擦を避ける』が鉄則です！患者さんはかゆみや痛みで辛いので、『我慢してください』ではなく、具体的な代替案（冷やす代わりに扇風機の風を当てる、かゆい時は軽く押さえる）を伝えましょう。」

## 重要概念

- **放射線皮膚炎** — 放射線照射による皮膚の炎症反応で、急性期（紅斑、落屑）と晩期（線維化）がある。バリア機能低下が特徴。
- **NCI-CTCAE** — 有害事象の共通評価基準。皮膚障害のグレード分類（Grade1：紅斑、Grade2：湿性落屑、Grade3：融合する湿性落屑、Grade4：壊死）でアセスメントする。
- **バリア機能** — 皮膚の表皮角層が持つ防御機能。放射線治療で基底細胞が障害され、バリア機能が低下する。
- **湿性落屑** — 放射線皮膚炎の重症型で、表皮が剥離し滲出液が見られる状態。感染リスクが高い。
- **スキンケア剤** — 放射線治療中の皮膚に使用が許可される保湿剤や保護剤。医師の指示のもと、特定の製品のみ使用可能。

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