# 化学療法中の患者に好中球減少が認められた。看護師の対応として最も適切なものはどれか？

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> language: ja  
> subject: がん看護

## 問題

化学療法中の患者に好中球減少が認められた。看護師の対応として最も適切なものはどれか？

## 選択肢

1. 好中球数が500/μL未満になった時点でG-CSFを自己注射するよう指導する
2. 37.5℃以上の発熱時のみ解熱薬を内服するよう指導する
3. 患者に生野菜の摂取を推奨する
4. 手洗いやうがいの励行とバイタルサインの定期的測定を行う **✔ 正解**
5. 白血球数が正常化するまで外出を制限する

**正解: 4**

## 解説

好中球減少時の看護は感染予防が最優先である。手洗い・うがいの励行、バイタルサイン測定による早期発見が基本となる。生野菜は細菌感染リスクがあるため避ける。発熱時は自己判断で解熱薬を使用せず医療機関に連絡する。G-CSF投与は医師の指示に基づく。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、化学療法（Chemotherapy）による骨髄抑制（Bone Marrow Suppression）の中でも特に 好中球減少（Neutropenia） を認めた患者への看護対応を問うています。好中球は細菌感染に対する生体防御の最前線であり、その減少は 易感染状態（Immunocompromised State） を引き起こします。看護師の最優先目標は 最重要！「感染の予防」と「感染徴候の早期発見」です。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**
選択肢④の「手洗いやうがいの励行とバイタルサインの定期的測定を行う」が最も適切です。
- 手洗い・うがい（Hand Hygiene and Gargling） は、最も基本的かつ効果的な感染予防策です。患者本人だけでなく、面会者や医療従事者も徹底する必要があります。
- バイタルサイン（Vital Signs）の定期的測定、特に 体温（Body Temperature） のモニタリングは、発熱（Fever） という最も初期の感染徴候を捉えるために不可欠です。好中球減少時の発熱は 発熱性好中球減少症（Febrile Neutropenia, FN） と呼ばれ、緊急対応が必要です。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**
- 混同注意！ ①番：「好中球数が500/μL未満になった時点でG-CSFを自己注射するよう指導する」は誤りです。G-CSF（顆粒球コロニー刺激因子, Granulocyte Colony-Stimulating Factor） は好中球を増加させる薬剤ですが、投与開始基準や投与方法は医師の厳格な指示に基づきます。患者自身の判断で使用することはできません。
- ②番：「37.5℃以上の発熱時のみ解熱薬を内服するよう指導する」は誤りです。好中球減少時の発熱は感染のサインであり、自己判断で解熱薬を使用すると 最重要！ 感染徴候を隠蔽し、重篤な状態を見逃す危険があります。発熱時は直ちに医療機関へ連絡するよう指導します。
- ③番：「患者に生野菜の摂取を推奨する」は誤りです。生野菜は細菌汚染のリスクが高い ため、好中球減少時は 無菌食（Sterile Diet） または加熱調理済みの食事を推奨します。
- ⑤番：「白血球数が正常化するまで外出を制限する」は過剰な対応です。一般的に、好中球数が500/μL未満 の重症な状態では個室管理や外出制限が検討されますが、軽度から中等度の減少では、感染予防策を徹底した上で、必要最低限の外出は許可されることが多いです。状況に応じた柔軟な対応が必要であり、一律の制限は最適とは言えません。

概念整理: 好中球減少（Neutropenia） は化学療法の主要な副作用であり、易感染性（Susceptibility to Infection） の指標です。看護の基本は 感染予防策の徹底（手洗い、マスク、口腔ケア、環境整備、無菌食） と 早期発見のための観察（体温、咳、痰、口腔内、皮膚、排便状況） です。発熱時は 発熱性好中球減少症（FN） を疑い、血液培養採取と広域抗菌薬の投与を躊躇なく行う必要があります。

一目で比較！:

| 症状 | 好中球減少 (Neutropenia) | 貧血 (Anemia) | 血小板減少 (Thrombocytopenia) |
| --- | --- | --- | --- |
| 主なリスク | 感染症 | 低酸素血症 疲労 | 出血傾向 |
| 看護介入の優先順位 | 感染予防・早期発見 | 休息確保・活動調整 | 出血予防・止血対応 |

看護過程ポイント:
- **アセスメント**: 血液データ（好中球数, WBC）、体温パターン、感染兆候の有無（咳嗽、咽頭痛、下痢、皮膚の発赤や腫脹）
- **看護診断（Nursing Diagnosis）**: 感染リスク状態（Risk for Infection） が最優先
- **計画・実施**: 手指衛生の徹底、バイタルサイン測定（4時間毎など）、口腔ケアの強化、無菌食の提供、面会者制限の検討
- **評価**: 感染徴候なく経過できること、患者が感染予防行動を理解し実践できること

暗記のコツ: 好中球減少時の看護は「**手洗い・うがい・検温（体温）**」の3点セットで覚えましょう！特に発熱は好中球減少患者の**赤信号**です。

国試頻出ポイント: 化学療法の副作用とその看護は**毎年必ず出題**されます。好中球減少時の対応として、適切な感染予防策（選択肢④）と、避けるべき対応（自己判断のG-CSF使用、生野菜摂取、発熱時の自己判断での解熱薬内服）を正確に区別できるようにしておきましょう。

出題パターン注意！: 単純な知識問題に加え、事例問題で「好中球減少患者が37.8℃の発熱を認めた。看護師の第一選択の行動は？」という形で出題されます。この場合も、医師への報告、血液培養採取、バイタルサイン再測定が優先されます。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: あなたは血液内科病棟の看護師です。60代の男性、悪性リンパ腫（Malignant Lymphoma） に対してR-CHOP療法を施行後、好中球数が200/μL まで低下しました。患者は「ちょっと喉がイガイガする」と訴えています。バイタルサインは 体温37.8℃、脈拍92回/分、血圧108/64mmHg です。あなたはどのようなアセスメントと対応をしますか？
**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**:
1. 最重要！ 直ちに 発熱性好中球減少症（Febrile Neutropenia） を疑い、医師へ報告します（SBAR: S-状況、B-背景、A-アセスメント、R-提案）。
2. 指示に基づき、血液培養（Blood Culture） を2セット採取し、広域抗菌薬（例：セフェピム）の投与を開始します。
3. 感染源検索のため、胸部X線、尿検査、喀痰培養などを検討します。
4. 患者へは、安静の確保と水分摂取の励行 を促します。自己判断での解熱薬内服は禁止し、必ずスタッフに伝えるよう指導します。
**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**: 好中球減少患者のケアでは、スタンダードプリコーション（Standard Precautions） に加え、感染予防策の強化 が必要です。特に、手洗いの徹底（手指衛生の5つのタイミング） と 環境整備（清潔なリネン、ベッド周囲の消毒） は全スタッフで統一して行います。面会者にも手指衛生と体調確認を徹底します。

看護プロトコル: 発熱性好中球減少症（FN） のプロトコルでは、「発熱（体温38.0℃以上）＋好中球減少（500/μL未満）」をトリガーとし、1時間以内の血液培養採取と抗菌薬投与開始 が推奨されています。病棟ごとにプロトコルを確認し、迅速な対応ができるように準備しておきましょう。

先輩看護師の一言: 「化学療法中の患者さんは、見た目は元気でも中身はとても危険な状態です。『ちょっとした咳』『少しの喉の違和感』でも見逃さないでください。それが重症感染症の始まりかもしれません。検温はルーティン作業と思わず、患者さんの命を守るための大事な観察だと意識して行いましょう！」

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More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

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