# リハビリテーション看護におけるチームアプローチの構成員として、看護師の役割で最も適切なのはどれか。

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> language: ja  
> subject: リハビリテーション看護

## 問題

リハビリテーション看護におけるチームアプローチの構成員として、看護師の役割で最も適切なのはどれか。

## 選択肢

1. 言語聴覚療法の訓練を実施する
2. 理学療法のプログラムを立案する
3. 患者の日常生活動作（ADL）を評価し、看護計画に反映する **✔ 正解**
4. 作業療法の効果判定を行う
5. 社会復帰に向けた就労先を決定する

**正解: 3**

## 解説

リハビリテーションチームにおいて看護師は、24時間の生活を支える立場から、患者のADLやセルフケア能力を評価し、日常生活の中でリハビリテーションを継続できるよう看護計画を立案・実施する。他の専門職の役割を侵さない。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、リハビリテーション看護 (Rehabilitation Nursing) における 多職種連携 (Interprofessional Collaboration) の基本を問うています。リハビリテーションは、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、医療ソーシャルワーカーなど多職種がチームを組み、患者の社会復帰とQOL向上を目指す包括的なアプローチです。看護師は、24時間患者に最も近い立場で生活全体を支える専門職として、他の専門職の役割と明確に区別された独自の機能を発揮します。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**
最重要！ 看護師の役割は、患者の 日常生活動作 (Activities of Daily Living, ADL) やセルフケア能力を包括的に評価し、その結果を基に 看護計画 (Nursing Care Plan) を立案・実施・評価することです。リハビリテーション看護の目標は、患者がその人らしい日常生活を送れるよう、機能訓練の成果を実際の生活動作に移行させ、生活の質を高めることにあります。例えば、理学療法士がトイレへの移乗動作を訓練した後、看護師は病棟での排泄場面でその技術を活用できるよう環境を整え、安全に実施できるよう支援します。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**
- ①番：混同注意！ 言語聴覚療法 (Speech-Language-Hearing Therapy) の訓練は 言語聴覚士 (Speech-Language-Hearing Therapist, ST) の専門領域です。看護師は訓練の効果を日常生活で活用するための環境調整や患者の状態観察を行います。
- ②番：理学療法 (Physical Therapy) のプログラム立案は 理学療法士 (Physical Therapist, PT) の役割です。看護師はプログラム内容を理解し、病棟での生活動作に反映させるための連絡調整を行います。
- ④番：作業療法 (Occupational Therapy) の効果判定は 作業療法士 (Occupational Therapist, OT) が行います。看護師は作業療法の目的を理解し、病棟での応用動作や生活行為の自立に向けた支援を提供します。
- ⑤番：社会復帰に向けた就労先の決定は、患者本人の意思を最優先に、医療ソーシャルワーカー (Medical Social Worker, MSW) や ケアマネジャー (Care Manager) などが中心となって支援します。看護師は患者の健康状態やセルフケア能力に関する情報を提供します。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**
リハビリテーションチームの各職種の役割を整理しましょう。

- **医師**: リハビリテーション処方、医学的管理、全体統括

- **看護師**: ADL評価、セルフケア支援、日常生活の中でのリハビリテーションの継続、皮膚・排泄管理、服薬管理

- **理学療法士 (PT)**: 基本動作能力（寝返り、起き上がり、歩行など）の評価と訓練

- **作業療法士 (OT)**: 応用動作能力（食事、更衣、整容など）と作業活動（家事、手工芸など）の評価と訓練

- **言語聴覚士 (ST)**: コミュニケーション能力（言語、聴覚）、嚥下機能の評価と訓練

- **医療ソーシャルワーカー (MSW)**: 社会資源の活用、退院調整、経済的問題の相談

- **精神科医・臨床心理士**: 心理的評価と支援

- **栄養士**: 栄養状態の評価と食事指導

- **薬剤師**: 薬学的管理と指導

概念整理: リハビリテーションにおける看護師の役割は「生活の質 (Quality of Life, QOL) の向上とセルフケアの確立」です。他の専門職と協働しながら、患者が「その人らしい生活」を送れるよう、24時間の生活全体を支えることが看護の専門性です。

一目で比較！:

| 職種 | 主な役割 |
| --- | --- |
| 看護師 | ADL評価・セルフケア支援・生活環境調整 |
| PT | 基本動作訓練（歩行・移乗・起居） |
| OT | 応用動作・作業活動訓練 |
| ST | 言語・聴覚・嚥下訓練 |
| MSW | 社会資源調整・退院支援 |

看護過程ポイント:
- **アセスメント**: 入院時のADL評価（Barthel Index, FIMなど）、セルフケア能力、環境因子、心理社会的背景

- **看護診断**: 「セルフケア不足」「活動耐性低下」「転倒リスク状態」「役割関係の変化」など

- **計画**: 多職種と連携した具体的なADL向上目標の設定、安全な環境調整、患者教育

- **実施**: 日常生活場面でのリハビリテーションの継続的支援、ポジショニング、移乗介助、動作指導

- **評価**: ADLの変化、患者の満足度、チームでの情報共有と計画の修正

暗記のコツ: 「看護師は24時間の生活の専門家」と覚えましょう！他の専門職が「機能訓練の専門家」なら、看護師は「生活の中でその機能を活かす専門家」です。リハビリテーションチームにおいて、看護師は患者の生活全体を俯瞰する役割を担います。

国試頻出ポイント: この問題は、多職種連携 (Interprofessional Work, IPW) の基本を問う頻出テーマです。各職種の役割を混同しないよう、それぞれの専門性の核心を理解しておきましょう。特に看護師の役割として「ADL評価」「日常生活でのリハビリテーションの継続」「セルフケア支援」は繰り返し出題されています。

出題パターン注意！: 単純な知識問題（各職種の役割の選択）から、事例問題（「脳卒中後の患者、右片麻痺、失語症あり。看護師が行うべき最も適切な対応は？」）への発展が予想されます。事例では、患者の状態に応じた看護師の具体的な介入（嚥下訓練後の食事介助、転倒予防の環境整備など）を問われるため、知識を実践に結びつけて考える訓練が必要です。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**

80代女性、大腿骨頸部骨折 (Femoral Neck Fracture) で手術後、回復期リハビリテーション病棟に転棟して1週間。理学療法士による歩行訓練が開始されました。夜間、患者がトイレに行きたいとナースコールをしましたが、ベッドから立ち上がろうとしてふらつき、転倒しそうになりました。看護師としてどのようにアセスメントし、対応すべきでしょうか？

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**

1. **観察**: 患者のふらつきの原因をアセスメントします。バイタルサイン、夜間の睡眠状況、鎮痛薬の使用状況、歩行訓練後の疲労度、トイレまでの環境（照明、障害物）を確認します。

2. **アセスメント**: 最重要！ 夜間の覚醒と活動は転倒リスクが高い時間帯です。術後の筋力低下、高齢による夜間頻尿、環境変化による見当識障害の可能性も考慮します。

3. **報告（SBAR）**: 「状況（S）: 患者が夜間にトイレへ行こうとしてふらつき、転倒しそうになりました。背景（B）: 今日から歩行訓練が始まり、日中は歩行器で安定していましたが、夜間は疲労と眠気が強いようです。アセスメント（A）: 夜間の歩行はまだリスクが高いと判断します。推奨（R）: 夜間のトイレ介助の強化と、ポータブルトイレのベッドサイド設置について医師と相談したいです。」

4. **介入**: 直ちに患者をベッドに戻し、安全を確認。看護師が夜間のトイレ誘導を定時で行う計画を立てます。ポータブルトイレの設置を検討します。転倒防止のためのセンサーマットやナースコールの位置を確認します。

5. **評価**: 介入後、患者は転倒なく夜間の排泄を済ませることができました。翌日、理学療法士に報告し、夜間の歩行訓練の必要性について情報共有します。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**

- 転倒・転落リスク (Fall Risk): 高齢の術後患者では、せん妄、鎮痛薬、夜間頻尿、筋力低下が重なり、転倒リスクが非常に高いです。特に夜間は要注意です。
- 医療安全 (Patient Safety): ポータブルトイレやセンサーマットの使用、ナースコールの手の届く範囲への設置、ベッドの高さ調整など環境整備を徹底します。
- 情報共有 (Information Sharing): 多職種カンファレンスで、患者のADL評価と夜間の排泄パターンを共有し、チーム全体で転倒予防に取り組みます。

看護プロトコル: 夜間の転倒予防では、**定時ラウンド**（1〜2時間ごと）でのトイレ誘導、**ポータブルトイレ**のベッドサイド設置、**センサーマット**による離床の監視、**鎮痛薬の投与タイミング**の調整（夜間のふらつきを軽減するため）が重要です。記録には、転倒リスクのアセスメント結果と具体的な予防策、患者と家族への説明内容を記載します。

先輩看護師の一言: 「リハビリテーション看護のゴールは、患者さんが『安全に、その人らしい生活を送ること』です。機能訓練の成果を、実際の生活の場面で活かせるようにするのが私たち看護師の腕の見せどころ！多職種と連携し、患者さんの生活全体を支える視点を大切にしてくださいね。」

## 重要概念

- **リハビリテーション看護 (Rehabilitation Nursing)** — 疾病や障害を持ちながらも、その人らしく生活できるよう、セルフケアの確立とQOL向上を目指す看護の一分野。
- **多職種連携 (Interprofessional Collaboration, IPC)** — 異なる専門職が互いの役割を尊重し、共通の目標に向かって協働すること。リハビリテーションでは不可欠。
- **日常生活動作 (Activities of Daily Living, ADL)** — 食事、排泄、更衣、移動、入浴など、日常生活を営む上で必要な基本的な動作。
- **セルフケア (Self-care)** — 患者自身が自分の健康や日常生活を管理し、維持・向上させるための行動。
- **チームアプローチ (Team Approach)** — 複数の専門職が一つのチームとして、患者のニーズに合わせた包括的なケアを提供する方法。

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More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

_学習参考用です。実際の臨床は最新のガイドラインと所属機関のプロトコルに従ってください。_

