# 慢性閉塞性肺疾患（COPD）患者に対する呼吸リハビリテーションの目的として最も適切なのはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=366429  
> language: ja  
> subject: リハビリテーション看護

## 問題

慢性閉塞性肺疾患（COPD）患者に対する呼吸リハビリテーションの目的として最も適切なのはどれか。

## 選択肢

1. 呼吸困難を軽減し運動耐容能を向上させる **✔ 正解**
2. 気道過敏性を低下させる
3. 動脈血酸素分圧を正常化する
4. 肺機能を正常化する
5. 喀痰培養を陰性化する

**正解: 1**

## 解説

呼吸リハビリテーションの主な目的は、呼吸困難の軽減、運動耐容能の向上、QOLの改善である。COPDの肺機能そのものを正常化することは困難であり、患者の症状や活動制限を改善することに焦点を当てる。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、慢性閉塞性肺疾患（COPD: Chronic Obstructive Pulmonary Disease）患者に対する呼吸リハビリテーション（Pulmonary Rehabilitation）の目的を問うています。COPDは不可逆的な気流閉塞（Irreversible Airflow Limitation）を特徴とし、肺胞の破壊や気道の狭窄が進行します。そのため、肺機能そのものを「正常化」することは治療の主目標とはなりません。呼吸リハビリテーションは、あくまで患者の症状（呼吸困難）を軽減し、身体活動能力（運動耐容能）を高め、生活の質（QOL）を改善することを目的とした包括的な介入です。

**正解の根拠（Answer Rationale）**
正解は①番「呼吸困難を軽減し運動耐容能を向上させる」です。呼吸リハビリテーションでは、下肢・上肢の筋力トレーニングや呼吸法（口すぼめ呼吸、腹式呼吸）の指導を通じて、最重要！呼吸筋の疲労を軽減し、換気効率を改善します。これにより、患者は同じ活動量でも呼吸困難を感じにくくなり、結果として運動耐容能が向上し、日常生活動作（ADL）の拡大とQOLの改善につながります。

**誤答の分析（Distractor Analysis）**
- ②番「気道過敏性を低下させる」：混同注意！気道過敏性の低下は、主に気管支喘息（Bronchial Asthma）の治療目標です。COPDでは気道過敏性の亢進を認めることもありますが、呼吸リハビリテーションの直接的な目的ではありません。
- ③番「動脈血酸素分圧を正常化する」：呼吸リハビリテーションで酸素化が改善することはありますが、主目的は「正常化」ではありません。重症の低酸素血症がある場合は、むしろ在宅酸素療法（Home Oxygen Therapy: HOT）が適応となります。
- ④番「肺機能を正常化する」：COPDの肺機能障害は不可逆的です。薬物療法（気管支拡張薬）で多少の改善は見込めても、「正常化」は不可能であり、呼吸リハビリテーションの目的でもありません。
- ⑤番「喀痰培養を陰性化する」：これは感染症（Infection）の治療目標です。COPD患者の喀痰培養は、安定期には陰性であることが多く、呼吸リハビリテーションの目的ではありません。

**関連概念の整理（Related Concepts）**
呼吸リハビリテーションは、COPDの安定期管理における非薬物療法（Non-pharmacological Therapy）の中核をなします。薬物療法（長時間作用性抗コリン薬LAMA、長時間作用性β2刺激薬LABAなど）と併用し、患者教育（禁煙、栄養指導）、運動療法、呼吸法指導を組み合わせた包括的プログラムです。

概念整理: COPDは不可逆的な気流閉塞疾患。呼吸リハビリテーションの目的は「症状軽減」と「運動耐容能向上」であって「肺機能正常化」ではない。治療目標は「機能」の改善ではなく「生活」の質の改善である。

一目で比較！:

| 疾患 | 治療の主目標 | リハビリテーションの役割 |
| --- | --- | --- |
| COPD | 症状軽減・増悪予防・QOL向上 | 運動耐容能向上・呼吸困難軽減（中心） |
| 気管支喘息 | 気道炎症抑制・過敏性低下 | 補助的（発作予防が主） |

看護過程ポイント:
- アセスメント：患者の呼吸パターン（口すぼめ呼吸の習得度）、SpO2、6分間歩行試験の結果、ADLの程度を評価する。
- 看護診断：「非効果的気道クリアランス」「活動耐容能低下」が優先される。
- 計画：個別の運動強度（Borg指数など）を設定し、安全なトレーニングを指導する。
- 実施：呼吸法指導（口すぼめ呼吸、腹式呼吸）を反復練習させる。
- 評価：呼吸困難感（MRC息切れスケール）と歩行距離の改善を確認する。

暗記のコツ: COPDの「P」は「Progressive（進行性）」で不可逆的。「正常化」は無理、「軽減・向上」がリハビリの合言葉！「肺機能を治す」ではなく「生活を楽にする」と覚えましょう。

国試頻出ポイント: 「COPDの呼吸リハビリ目的」は毎年のように出題されます。選択肢に「肺機能を正常化する」や「気道過敏性を低下させる」といった他疾患の目的が混ざっているので、確実に区別できるようにしましょう。

出題パターン注意！: 単純な知識問題に加え、事例問題（「COPD患者、在宅でADLが低下、階段昇降で息切れ。看護師が勧めるべきことは？」）で呼吸リハビリの効果が問われることが増えています。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ（Clinical Scenario）**: 70代男性、COPD（GOLDステージIII）で定期外来受診中。「最近、家の中を歩くのも息苦しい。買い物にも行けなくなった」と訴えています。肺機能検査ではFEV1.0が40%予測値で、在宅酸素療法は導入されていません。医師より「呼吸リハビリテーションを開始しましょう」と指示が出ました。

**看護介入と判断戦略（Nursing Intervention & Clinical Judgment）**:
1. 観察：バイタルサイン（SpO2、呼吸数、心拍数）、呼吸音（wheezeの有無）、Borg指数による息切れの程度を評価します。
2. アセスメント：患者の現在の運動耐容能を6分間歩行試験やシャトルウォーキングテストで客観的に把握します。
3. 報告：医師に患者のADL低下と呼吸リハビリ開始の同意を得たことを報告します。
4. 介入：理学療法士と連携し、低強度からの下肢筋力トレーニング（椅子からの立ち座り）と口すぼめ呼吸の指導を開始します。最重要！運動中はSpO2が88%以下に低下しないようモニタリングし、低下時は休息を指示します。
5. 評価：1ヶ月後にBorg指数と歩行距離の改善、ADLの拡大を確認します。

**患者安全・注意事項（Patient Safety & Precautions）**:
- 運動中のSpO2低下（

## 重要概念

- **慢性閉塞性肺疾患** — 不可逆的な気流閉塞を特徴とする肺疾患。タバコ煙を主な原因とし、肺胞破壊（肺気腫）と気道狭窄（慢性気管支炎）が混在する。
- **呼吸リハビリテーション (Pulmonary Rehabilitation)** — 運動療法、呼吸法指導、患者教育を組み合わせた包括的プログラム。COPD患者の呼吸困難軽減、運動耐容能向上、QOL改善を目的とする。
- **運動耐容能 (Exercise Tolerance)** — 身体活動を持続できる能力。COPDでは呼吸困難により低下するため、リハビリによる改善が重要。
- **口すぼめ呼吸 (Pursed-lip Breathing)** — 口をすぼめてゆっくり呼気を行う呼吸法。気道内圧を維持し、気道虚脱を防ぎ、換気効率を改善する。
- **非薬物療法 (Non-pharmacological Therapy)** — 薬剤を使用しない治療法。COPDでは呼吸リハビリ、酸素療法、栄養指導、禁煙指導などが該当する。

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