# 慢性閉塞性肺疾患（COPD）で在宅酸素療法中の患者が、外出時に使用できる携帯用酸素ボンベの支給を受けたいと希望している。この患者に適切な制度はどれか。

> source: MyMerci (mymerci.kr)  
> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=366415  
> language: ja  
> subject: 慢性疾患看護

## 問題

慢性閉塞性肺疾患（COPD）で在宅酸素療法中の患者が、外出時に使用できる携帯用酸素ボンベの支給を受けたいと希望している。この患者に適切な制度はどれか。

## 選択肢

1. 生活保護制度
2. 介護保険制度
3. 難病医療費助成制度
4. 身体障害者手帳制度 **✔ 正解**
5. 高額療養費制度

**正解: 4**

## 解説

在宅酸素療法（HOT）を必要とする状態は、身体障害者福祉法における呼吸器機能障害に該当し、身体障害者手帳の交付対象となる。手帳を取得することで、携帯用酸素ボンベなどの補装具の給付や貸与を受けることができる。介護保険は主に高齢者の生活支援、難病医療費助成は指定難病が対象である。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、在宅酸素療法 (Home Oxygen Therapy: HOT) を必要とする患者が、**外出時に使用する携帯用酸素ボンベ（補装具）**を公的制度で支給・貸与を受けるための適切な制度を問うています。

慢性閉塞性肺疾患 (COPD) は進行性の呼吸器疾患であり、低酸素血症 (Hypoxemia) が持続する場合、在宅酸素療法が処方されます。このような状態は、身体障害者福祉法に基づく呼吸器機能障害（呼吸機能が著しく低下し、日常生活が極度に制限される状態）に該当します。

**正解は「身体障害者手帳制度」**です。身体障害者手帳（呼吸器機能障害：3級以上が対象となることが多い）を取得することで、補装具（携帯用酸素ボンベ、酸素濃縮器など）の給付・貸与や、日常生活用具（酸素ボンベ運搬用台車など）の給付を受けることができます。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**

混同注意！ ① 生活保護制度：生活に困窮する方を対象とし、医療扶助として在宅酸素療法の医療費は支給されますが、補装具としての携帯用酸素ボンベの支給は主目的ではありません。生活保護受給者が身体障害者手帳を取得すれば、補装具給付は可能ですが、問題文の「外出時に使用できる携帯用酸素ボンベの支給」に直接つながる制度は身体障害者手帳制度です。

混同注意！ ② 介護保険制度：COPDは介護保険の特定疾病（16疾病）に含まれません。介護保険は65歳以上（または40~64歳の特定疾病該当者）の要介護・要支援認定者への生活支援や介護サービスが中心であり、呼吸器機能障害に基づく補装具給付は対象外です。

③ 難病医療費助成制度：指定難病（特定医療費（指定難病）助成制度）の対象疾患にCOPDは含まれていません。（指定難病の呼吸器疾患としては、肺胞低換気症候群、特発性間質性肺炎などがあります）。

⑤ 高額療養費制度：医療費の自己負担額が上限額を超えた場合に超過分が払い戻される制度です。補装具の支給や貸与を直接行う制度ではありません。在宅酸素療法の医療費負担を軽減する点では有用ですが、問題の趣旨である「携帯用酸素ボンベの支給」には該当しません。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**

身体障害者手帳の呼吸器機能障害の等級は、主に動脈血酸素分圧 (PaO2) や肺活量 (VC)、1秒率 (FEV1.0%) などの検査値に基づいて判定されます（例：PaO2 60Torr以下で在宅酸素療法導入基準に該当し、3級の対象となることが多い）。

在宅酸素療法の支給方法としては、酸素濃縮器（据え置き型、主に室内用）と携帯用酸素ボンベ（外出用、液体酸素も含む）があり、身体障害者手帳の補装具として、両方を組み合わせて給付・貸与されるのが標準的です。

概念整理:

| 制度名 | 主な対象・目的 | COPD・HOTとの関連 |
| --- | --- | --- |
| 身体障害者手帳制度 | 身体障害者福祉法に基づき、障害の程度に応じて補装具（酸素ボンベ等）の給付・貸与、医療費の助成、各種手当の支給 | 該当する 呼吸器機能障害（HOT患者）が対象。補装具（携帯用酸素ボンベ）の支給に直接つながる。 |
| 介護保険制度 | 65歳以上または40~64歳の特定疾病該当者の要介護・要支援状態に対する介護サービス | 該当しない COPDは特定疾病ではない。 |
| 難病医療費助成制度 | 指定難病の医療費の自己負担額を軽減 | 該当しない COPDは指定難病ではない。 |
| 生活保護制度 | 生活困窮者への最低限度の生活保障（医療扶助含む） | 医療扶助でHOTの医療費は支給可能だが、補装具給付の直接制度ではない。 |
| 高額療養費制度 | 医療費の自己負担額を一定額に抑える | 医療費負担軽減には有効だが、補装具の支給制度ではない。 |

一目で比較！:
**身体障害者手帳（呼吸器）** vs **介護保険**：前者は「障害（呼吸機能の低下）」に対する補装具給付、後者は「要介護状態（日常生活動作の低下）」に対する介護サービス。COPDのHOT患者は、呼吸機能障害による外出困難に対しては手帳制度で酸素ボンベを確保し、加えて高齢でADLが低下した場合は介護保険も併用可能（ただし、酸素ボンベの支給は手帳制度）。

看護過程ポイント:
**アセスメント**：患者の呼吸状態（PaO2、SpO2、呼吸困難度）、ADL（外出頻度、移動手段）、経済状況を評価。

**看護診断 (Nursing Diagnosis)**：非効果的健康維持 (Ineffective Health Maintenance)（適切な制度を知らず、必要な補装具を活用できていないリスク）。

**計画・介入**：身体障害者手帳の申請に必要な診断書作成を医師に依頼し、患者・家族に制度の概要と申請手順を説明。併せて、在宅酸素療法の正しい使用法（携帯用ボンベの残量確認、火気注意など）を指導。

**評価**：手帳取得後、携帯用酸素ボンベが支給され、患者が安全に外出できるようになったか。

暗記のコツ:
「**酸素ボンベ（補装具）が欲しい → 身体障害者手帳**」と覚えましょう。介護保険は「**生活の介助**」、難病助成は「**医療費の軽減**」、高額療養費は「**支払いの上限設定**」というイメージで整理すると混同しにくくなります。

国試頻出ポイント:
**各社会保障制度の目的と対象を問う問題**は毎年頻出です。「補装具の給付」と「医療費の助成」を分けて考えられるかがポイント。身体障害者手帳は、呼吸器、心臓、腎臓などの内部障害も対象になることを押さえておきましょう。

出題パターン注意！:
「在宅酸素療法中のCOPD患者（80歳男性）が、外出時に使える酸素ボンベを希望。適切な制度は？」→ 身体障害者手帳。発展問題として「申請手続きで医師が作成する書類は？（診断書）」「判定基準となる検査値は？（動脈血ガス分析）」などが出題されます。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**

70代男性、COPD（GOLD分類ステージIII）の患者さん。在宅酸素療法（HOT）を導入後、自宅では酸素濃縮器を使用し、近所への買い物や通院の際に「酸素が足りなくて、息切れが強くて外出が怖い」と訴えています。看護師が訪問した際に、「病院で見たような、持ち運べる酸素ボンベはもらえないのか」と質問がありました。

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**

1. **観察 (Observation)**：患者のSpO2（安静時・歩行時）、呼吸数、呼吸補助筋の使用の有無、Borg指数（呼吸困難スケール）を確認。現在の酸素療法の設定（酸素流量、使用時間）を評価。

2. **アセスメント (Assessment)**：外出時の低酸素血症（歩行時SpO2 88%以下）が疑われる。携帯用酸素ボンベがあれば、外出時の酸素補給が可能となり、QOL向上につながると判断。

3. **報告 (Reporting: SBAR)**：医師へ「S（状況）：COPD患者が外出時の息切れを訴え、携帯用酸素ボンベを希望。B（背景）：HOT導入済みだが、外出時は酸素なしでSpO2が低下。A（アセスメント）：身体障害者手帳の申請が必要。R（推奨）：身体障害者手帳申請のための診断書作成をお願いしたい」と報告。

4. **介入 (Intervention)**：最重要！ 患者・家族に身体障害者手帳制度の説明（対象となる障害等級、申請手続き、補装具給付の流れ）をわかりやすく行う。併せて、酸素濃縮器と携帯用ボンベの正しい切替方法、火気注意（タバコ、ストーブ）、ボンベの残量確認方法を指導。

5. **評価 (Evaluation)**：身体障害者手帳が交付され、携帯用酸素ボンベが支給された。患者が実際に外出し、「以前より楽に歩ける」と満足しているか確認。

看護プロトコル:

| 項目 | 内容 |
| --- | --- |
| 観察項目 | SpO2（安静時/活動時）、呼吸数、呼吸困難感、酸素流量、使用状況（時間・場所） |
| 報告基準（SBAR） | S：外出時の呼吸困難・SpO2低下。B：HOT導入済み。A：携帯用酸素ボンベが必要。R：身体障害者手帳申請。 |
| 記録のポイント | 患者の訴え（外出制限・息切れ）、バイタルサイン、SpO2値、指導内容（制度説明・酸素使用法） |
| 家族への説明 | 制度の概要（手帳の等級・補装具給付）、申請に必要な書類（診断書・医師の意見書）、火気注意の徹底 |

先輩看護師の一言:
「**在宅酸素療法を受けている患者さんが『家の中だけの生活でいい』と諦めていないですか？** 携帯用酸素ボンベがあれば、旅行や買い物など、社会参加の幅が大きく広がります。『制度を知らない』ことで患者さんの生活の質を下げないように、私たち看護師が積極的に情報提供することが大切です！身体障害者手帳は、見た目ではわかりにくい内部障害も対象になるので、ぜひ覚えておいてくださいね。」

## 重要概念

- **身体障害者福祉法** — 身体障害者の更生と社会参加を支援するための法律。呼吸器機能障害（HOT患者）も対象となり、補装具（携帯用酸素ボンベなど）の給付・貸与を受けることができる。
- **在宅酸素療法 (Home Oxygen Therapy: HOT)** — 慢性呼吸不全患者に対し、自宅で酸素を投与する治療法。COPD、間質性肺炎などが適応。身体障害者手帳の補装具として、酸素濃縮器や携帯用酸素ボンベが支給される。
- **慢性閉塞性肺疾患** — タバコ煙などを主とする有害物質の吸入により生じる肺の炎症性疾患。進行性で、気流閉塞と呼吸症状（息切れ、咳、痰）を特徴とする。
- **補装具** — 身体障害者の失われた機能を補うための器具。呼吸器機能障害では、酸素濃縮器、携帯用酸素ボンベ、吸引器などが該当する。
- **呼吸器機能障害** — 呼吸機能の低下により日常生活が制限される状態。身体障害者手帳の対象となる内部障害の一つ。等級はPaO2、肺活量、1秒量などで判定される。

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More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

_学習参考用です。実際の臨床は最新のガイドラインと所属機関のプロトコルに従ってください。_

