# 慢性疾患患者の自己管理を促進するために看護師が用いる「動機づけ面接」の技法として最も適切なものはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=366410  
> language: ja  
> subject: 慢性疾患看護

## 問題

慢性疾患患者の自己管理を促進するために看護師が用いる「動機づけ面接」の技法として最も適切なものはどれか。

## 選択肢

1. 患者の間違った認識を直接的に否定し正す
2. 患者ができていない行動を具体的に指摘する
3. 行動変容ができた場合のご褒美を約束する
4. 医師の指示に従わない場合のリスクを強調する
5. 患者の行動変容の準備性に応じた目標を設定する **✔ 正解**

**正解: 5**

## 解説

動機づけ面接は、患者の自律性を尊重し、患者自身が変容の必要性に気づき、行動することを支援する技法である。患者の準備性（変容ステージ）をアセスメントし、それに合わせた関わりを行うことが基本である。否定や指摘、リスク強調は患者の抵抗感を強める。ご褒美による外的動機付けは内発的動機付けに結びつきにくい。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、慢性疾患患者の自己管理を支援するための心理社会的アプローチである「動機づけ面接 (Motivational Interviewing)」の基本理念と技法を問うています。動機づけ面接は、患者の自律性を尊重し、患者自身が行動変容の必要性に気づき、自らの意思で変化することを支援する協働的で患者中心のコミュニケーション技法です。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**: 最重要！ 動機づけ面接の核心は「変容ステージ（無関心期、関心期、準備期、実行期、維持期）」に応じた介入です。患者の行動変容の準備性（レディネス）をアセスメントし、それに合わせた目標設定と関わりを行うことが基本です。⑤番の「患者の行動変容の準備性に応じた目標を設定する」は、この原則に最も合致し、患者の内発的動機づけ (Intrinsic Motivation) を高める効果的な技法です。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**:

混同注意！ ①番の「患者の間違った認識を直接的に否定し正す」は、動機づけ面接の原則に反します。動機づけ面接では、患者の認識を否定するのではなく、「共感 (Empathy)」と「受容 (Acceptance)」を示しながら、患者自身が矛盾点に気づくよう導く「引き出す (Elicit-Provide-Elicit)」技法を用います。否定は患者の抵抗感 (Resistance) を強め、関係構築を阻害します。

②番の「患者ができていない行動を具体的に指摘する」は、説教的・指示的な態度であり、動機づけ面接の「対決を避ける (Avoid Argumentation)」という基本精神に反します。

③番の「行動変容ができた場合のご褒美を約束する」は、外的報酬による動機づけ（外発的動機づけ (Extrinsic Motivation)）であり、内発的動機づけを促進する動機づけ面接の理念と異なります。長期的な行動変容には内発的動機づけが重要です。

④番の「医師の指示に従わない場合のリスクを強調する」は、脅迫的・威圧的なアプローチであり、患者の自律性を損ない、抵抗を生みやすいため、動機づけ面接では推奨されません。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**: 動機づけ面接は、慢性疾患看護 (Chronic Illness Nursing)、糖尿病看護 (Diabetes Nursing)、精神看護 (Psychiatric Nursing)、禁煙指導 (Smoking Cessation)、服薬アドヒアランス向上 (Medication Adherence)など、患者の行動変容が求められるあらゆる場面で応用されます。変容ステージモデル（Prochaska & DiClementeのTranstheoretical Model）との併用が効果的です。

概念整理: 動機づけ面接 (Motivational Interviewing) は、患者の「アンビバレンス（両価性）」に着目し、患者自身が「変容のための理由」を語るように導く技法。基本精神はRAS（Resist the righting reflex（修正反射への抵抗）、Understand the patient’s motivation（患者の動機の理解）、Listen with empathy（共感的傾聴）、Empower the patient（患者のエンパワメント））。

一目で比較！:

| アプローチ | 特徴 | 動機づけ面接との適合性 |
| --- | --- | --- |
| 指示的アプローチ | 医療者が「正解」を伝え指導する | 低い（患者の自律性を軽視） |
| 動機づけ面接 | 患者の内発的動機を引き出し支援する | 高い（患者中心） |
| 行動療法 | 外的強化子（報酬）を用いる | 部分的に適合（長期的変容には不十分） |

看護過程ポイント: アセスメントでは、患者の「変容ステージ」と「アンビバレンス（変容したい気持ちと変容したくない気持ちの葛藤）」を評価。看護診断としては「非効果的健康維持パターン」や「非効果的セルフヘルスマネジメント」が該当。介入では、開かれた質問 (Open-ended Questions)、是認 (Affirmation)、反射的傾聴 (Reflective Listening)、要約 (Summarizing) というOARS技法を活用。評価は患者の行動変容の進捗と自己効力感 (Self-efficacy) の変化で判断。

暗記のコツ: 動機づけ面接のキーワードは「共感と引き出し」。患者の「やる気スイッチ」を外部から押すのではなく、患者自身がスイッチを見つけて押せるようにサポートするイメージ。

国試頻出ポイント: 「動機づけ面接の基本原則」「変容ステージモデル」「OARS技法」は頻出。事例問題で、特定の患者の発言に対して最も適切な看護師の応答を選ばせる形式で出題されることが多い。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: 50代男性、2型糖尿病で通院中。HbA1c 8.5%と高値が続いており、医師から「食事療法と運動療法をもっと頑張ってください」と言われているが、患者は「仕事が忙しくて難しい。薬だけ飲んでいれば大丈夫でしょ」と話す。看護師が動機づけ面接を用いて支援する場合、どのような関わりが適切か。

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**:

1. **観察とアセスメント**: 患者の発言から、変容ステージは「無関心期 (Precontemplation)」または「関心期 (Contemplation)」と推察される。患者の「仕事が忙しい」「薬だけ」という発言には、糖尿病治療に対する抵抗感やアンビバレンスが表れている。

2. **報告と連携**: 医師や管理栄養士、糖尿病療養指導士と情報共有し、統一したメッセージで患者に関わる。

3. **介入（動機づけ面接の技法）**: 最重要！ 患者の話を否定せずに共感的に傾聴する。「お仕事がお忙しいのですね。その中で治療を続けるのは大変だと思います」と是認 (Affirmation) を示す。次に、「現在の治療について、どのようにお考えですか？」と開かれた質問 (Open-ended Question) で患者の考えを引き出す。患者が「実は、もう少し何とかした方がいいとは思っているんだけど…」と発言したら、「今よりも少しでも健康的な生活を送るために、あなたにとって無理なくできそうなことは何かありますか？」と、患者自身が小さな目標を設定できるよう促す。このとき、目標は「患者の準備性に応じて」設定することがポイント。

4. **評価**: 患者が自ら「週に1回、30分だけ歩いてみようかな」と目標を語った場合、その目標を承認し、次回の受診時に進捗を確認する。たとえ目標が小さくても、患者が自ら決めたことを評価し、自己効力感を高めることが重要。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**: 動機づけ面接は心理的アプローチであるが、患者の状態（低血糖のリスク、合併症の進行など）を見極めながら実施する必要がある。例えば、HbA1cが非常に高くケトアシドーシスのリスクがある場合など、緊急を要する状態では指示的対応が優先される。また、患者が「もう治療をやめたい」と明確に意思表示した場合は、その意思を尊重しつつ、治療中断のリスクについて情報提供し、再度選択肢を話し合う姿勢が重要。

看護プロトコル: 観察項目：患者の変容ステージ、アンビバレンスの内容、自己効力感、社会的サポートの有無。報告基準（SBAR）：Situation（患者が治療に抵抗感を示している）、Background（HbA1c 8.5%、食事・運動療法が不十分）、Assessment（変容ステージは関心期、自己効力感が低い）、Recommendation（動機づけ面接による継続的支援と、療養指導士への連携を提案）。記録のポイント：患者の発言を客観的に記録し（「食事制限は無理だと思う」など）、看護師の対応（「患者の気持ちを是認し、無理のない目標について話し合った」）と患者の反応を具体的に記載。

先輩看護師の一言: 「患者さんの『やりたくない』という気持ちを否定せず、まずは受け止めることが動機づけ面接の第一歩です！『なぜできないのか』ではなく『どうしたらできるか』を、患者さんと一緒に考えることが、慢性疾患看護の醍醐味です。国試では『患者の自律性を尊重する』『共感的態度』『準備性に応じた目標設定』がキーワードです。ぜひ、臨床で実際に患者さんと向き合うときのイメージを持って勉強してみてください！」

## 重要概念

- **動機づけ面接** — 患者の自律性を尊重し、患者自身が行動変容の必要性に気づき実行することを支援する協働的・患者中心のコミュニケーション技法。基本精神はRAS（修正反射への抵抗、患者の動機の理解、共感的傾聴、患者のエンパワメント）。
- **変容ステージモデル** — ProchaskaとDiClementeが提唱した行動変容の段階モデル。無関心期、関心期、準備期、実行期、維持期の5段階（または6段階）があり、各段階に応じた介入が効果的。
- **アンビバレンス** — 行動変容に対する相反する気持ち（変容したい気持ちと変容したくない気持ち）の葛藤状態。動機づけ面接では、このアンビバレンスを解消するのではなく、患者自身が気づき解決するよう支援する。
- **OARS技法** — 動機づけ面接で用いられる4つの基本技法の頭文字。Open-ended questions（開かれた質問）、Affirmations（是認）、Reflective listening（反射的傾聴）、Summarizing（要約）。
- **内発的動機づけ** — 活動自体への興味や楽しさ、自己決定感、有能感など、個人の内側から湧き出る動機。長期的な行動変容には外発的動機づけよりも内発的動機づけが重要とされる。

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More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

_学習参考用です。実際の臨床は最新のガイドラインと所属機関のプロトコルに従ってください。_

