# 手術室看護師が、手術開始前に患者確認のために行うべき行為はどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=366384  
> language: ja  
> subject: 急性・重症看護

## 問題

手術室看護師が、手術開始前に患者確認のために行うべき行為はどれか。

## 選択肢

1. 患者の希望する手術方法を口頭で確認する
2. 患者の氏名と生年月日を診療録で確認する
3. 患者の手術部位にマーキングがあるかを確認する **✔ 正解**
4. 患者の家族から手術同意書の内容を確認する
5. 患者の手指消毒が適切に行われたかを確認する

**正解: 3**

## 解説

手術開始前の患者確認では、タイムアウトと呼ばれる手順で、患者氏名、手術予定部位、手術内容などをチーム全員で確認する。特に手術部位の誤認防止のため、術前に医師がマーキングした部位を確認することは必須である。氏名確認は診療録ではなく患者本人への確認が基本である。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、手術室 (Operating Room)における 患者安全 (Patient Safety) の要である「タイムアウト (Time Out)」の手順を問うています。手術の開始前に、手術チーム全員が一時的に作業を中断し、患者さんの氏名、手術予定部位、手術内容、体位などを、患者本人の確認情報と 医療記録、そして 患者の身体所見（マーキングなど） の3点を照合して、間違った患者さんや間違った部位に手術が行われないようにするための重要な安全対策です。最重要！ 手術部位の誤認防止 (Wrong-Site Surgery Prevention) は、国際的な患者安全目標 (International Patient Safety Goals) の最優先項目の一つです。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**
最重要！ 手術部位の誤認を防ぐためには、術前に医師が患者の体表面に直接記入する マーキング (Marking) が行われていることが必須です。タイムアウトの際に、このマーキングを手術チーム全員で確認することで、「どの部位に、どの手術をするのか」を最終確認します。選択肢③はこの手順を直接示しており、患者確認行為として最も適切です。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**
① 混同注意！ 患者さんの希望を聞くことは重要ですが、「口頭確認のみ」では医療者側の記録との一致が確認できず、誤認リスクがあります。タイムアウトでは、患者本人の確認（氏名・生年月日など）と医療記録、マーキングの **三者照合** が原則です。
② 診療録（カルテ）の情報は確認すべきですが、それだけでは不十分です。氏名と生年月日は 患者本人に口頭で確認する ことが基本であり、本人確認なしに記録のみで判断することは誤認リスクを高めます。
④ 混同注意！ 手術同意書は医師から患者本人への説明と同意が前提であり、家族への確認は補助的な役割です。タイムアウトの手順には含まれません。また、同意書の内容確認は手術開始前の別の段階で行われます。
⑤ 手術野の消毒は、患者確認が完了した後の 手術野消毒 (Surgical Site Disinfection) の工程であり、患者確認行為ではありません。患者確認が終わってから行われます。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**
- 混同注意！ 「タイムアウト」は手術開始直前の最終確認であり、「サインイン (Sign In)」は患者が手術室に入室する前の確認、「サインアウト (Sign Out)」は手術終了後のカウントや物品確認を含む手順です。これら3つを合わせて WHO Surgical Safety Checklist と呼びます。
- マーキングは、手術部位誤認防止のための普遍的なプロトコル (Universal Protocol) の一部です。

概念整理: タイムアウト (Time Out)：手術開始前にチーム全員で一時中断し、患者氏名・手術予定部位・手術内容・体位を、①患者本人確認情報 ②医療記録 ③マーキング の3点で照合する。

一目で比較！:

| 手順 | タイミング | 主な確認内容 |
| --- | --- | --- |
| サインイン (Sign In) | 麻酔開始前 | 患者本人確認、手術同意書、アレルギー、気道確保の準備 |
| タイムアウト (Time Out) | 手術開始直前 | 患者氏名、手術部位（マーキング）、手術内容、体位、器械・物品の準備 |
| サインアウト (Sign Out) | 手術終了直後 | 器械・ガーゼのカウント数、検体のラベリング、患者の次のケア計画 |

看護過程ポイント: アセスメント：手術開始前にマーキングの有無と内容を必ず確認する。患者さんの意識がなければ、家族や医療記録から情報を補完する。計画・実施：タイムアウトを主導し、チームメンバー全員が参加していることを確認する。評価：確認が完了し、全員が合意したことを口頭で宣言する。

暗記のコツ: 「タイムアウト」＝「**手術開始前の一時停止**」と覚えてください。サッカーの試合で審判が笛を吹いて試合を止めるイメージです。その「止まった時間」に、**「患者さんはこの人ですか？この部位ですか？」** とチーム全員で声を出して確認する、という手順です。

国試頻出ポイント: このテーマは、医療安全 (Patient Safety) の文脈で頻出です。特に「手術部位誤認防止」のための具体的な対策（マーキング、タイムアウト、患者本人確認の3点）を問う問題がよく出ます。また、混同注意！ 「サインイン」「タイムアウト」「サインアウト」の3つの手順を区別して問う問題も増えています。

出題パターン注意！: 「手術室で看護師が行うべき患者確認の手順はどれか」という単純知識問題から、「タイムアウトの際に確認すべき項目として適切なのはどれか」という応用問題、さらには「手術開始直前に患者のバイタルサインが変動した。タイムアウトを中断すべきか」のような状況判断問題へと発展します。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**
あなたは手術室看護師です。午前9時、全身麻酔下での 右人工股関節置換術 (Right Total Hip Arthroplasty) が予定されています。患者さん（75歳女性）は手術室に入室し、麻酔科医が麻酔を導入しようとしています。あなたはタイムアウトを開始するタイミングを計っています。患者さんはすでに麻酔導入前の確認（サインイン）は終了しています。医師から「そろそろ始めよう」と声がかかりました。

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**
1. **観察 (Observation)**: 手術台の上にいる患者さんの名前、手術部位（右股関節部にマーキングがあるか）、手術内容（カルテと手術申込書の一致）を確認する。
2. **アセスメント (Assessment)**: 最重要！ 手術開始前であるため、タイムアウト を実施する条件が整っている。患者さんはまだ麻酔導入前なので、本人から氏名と手術部位の確認が可能である。マーキングが消えていないか、体位が手術に適切かも確認する必要がある。
3. **報告 (Report / SBAR)**: 医師に対して「Situation: 手術開始前のタイムアウトを行います。Background: 患者確認は完了しています。Assessment: マーキングとカルテの一致を確認します。Recommendation: チーム全員で確認をお願いします」と声をかける。
4. **介入 (Intervention)**: チーム全員（執刀医、麻酔科医、看護師）に一時中断を促し、明確に「タイムアウトを開始します」と宣言する。患者さん本人に「お名前と、今日手術する部位を教えてください」と確認する。その後、カルテとマーキングを照合し、全員で「患者さんは◯◯様、手術は右股関節、マーキングは右にあります。開始してよろしいですか？」と確認する。
5. **評価 (Evaluation)**: 全員が「同意します」と口頭で返答したことを確認し、タイムアウト終了を宣言する。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**
- 最重要！ マーキングがない、または消えている場合：手術を開始してはいけません。必ず医師に再マーキングを依頼し、確認してからタイムアウトを実施します。
- 患者本人の確認ができない場合：意識がない、鎮静がかかっているなどの場合は、リストバンドと診療録で氏名・生年月日を確認します。ただし、マーキングの確認は必須です。
- タイムアウトは、権威勾配 (Authority Gradient) に影響されずに、看護師が主導権を発揮できる重要な場面です。医師が「急いで」と促しても、安全確認を省略してはいけません。
- KYT (危険予知トレーニング)：手術室では、「もしマーキングがなかったら」「もし患者さんの名前が違っていたら」と常に想像し、事前にリスクを抽出する習慣が重要です。

看護プロトコル: タイムアウトの実施は、医療安全管理指針 に基づき、手順書（マニュアル）として明文化されていることが一般的です。観察項目は「患者ID（氏名・生年月日）」「手術部位（マーキング）」「手術内容（術式名）」「体位」「アレルギー」「必要な器械・物品の準備」などです。記録は、タイムアウトを実施した日時、参加者、確認内容を 手術記録 または チェックリスト に記載します。家族への説明は、手術前に医師から行われているため、タイムアウトでは不要です。

先輩看護師の一言
「タイムアウトは、『面倒だな』と思われることもあるかもしれませんが、**患者さんの命と安全を守る最後の砦**です。もしマーキングがなかったり、患者さんの名前が間違っていたりしたら、『すみません、もう一度確認させてください』と一言言える勇気が看護師には必要です。国試の問題でも、『この状況で看護師がすべきことは？』と聞かれたら、必ず『安全確認を優先する』という視点で考えてみてくださいね！」

## 重要概念

- **タイムアウト (Time Out)** — 手術開始前にチーム全員で一時中断し、患者氏名・手術部位・手術内容を確認する安全手順。
- **マーキング** — 手術部位誤認防止のため、術前に医師が患者の体表面に記入する印。
- **サインイン (Sign In)** — 麻酔開始前に患者確認と準備を確認する手順。
- **サインアウト (Sign Out)** — 手術終了直後に器械・ガーゼのカウントと検体ラベリングを確認する手順。
- **三者照合 (Three-Way Match)** — 患者本人、医療記録、身体所見（マーキングなど）の3つを照合して患者確認を行うこと。

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