# 脂質異常症のスクリーニング検査において、総コレステロールの基準値上限（正常値）として最も適切なものはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=366337  
> language: ja  
> subject: 成人における健康の保持・増進・疾病の予防

## 問題

脂質異常症のスクリーニング検査において、総コレステロールの基準値上限（正常値）として最も適切なものはどれか。

## 選択肢

1. 240mg/dL
2. 280mg/dL
3. 200mg/dL **✔ 正解**
4. 120mg/dL
5. 160mg/dL

**正解: 3**

## 解説

総コレステロールの基準値は140～199mg/dLであり、200mg/dL以上は高値と判定される。脂質異常症の診断や生活指導の指標となる。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、脂質異常症 (Dyslipidemia) のスクリーニングで用いる 総コレステロール (Total Cholesterol) の正常値上限を問う、基礎的な知識問題です。

**核心概念の分析 (Key Concept)**

脂質異常症は、動脈硬化 (Arteriosclerosis) の主要なリスク因子であり、虚血性心疾患 (Ischemic Heart Disease) や脳血管障害 (Cerebrovascular Disease) の予防において、早期発見と適切な管理が極めて重要です。スクリーニング検査では、総コレステロール (Total Cholesterol)、LDLコレステロール (Low-Density Lipoprotein Cholesterol)、HDLコレステロール (High-Density Lipoprotein Cholesterol)、中性脂肪 (Triglycerides) を評価します。総コレステロールは、これらの脂質の総和を表し、動脈硬化リスクの大まかな指標となります。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**

最重要！ 日本動脈硬化学会のガイドラインでは、総コレステロールの基準値（正常範囲）は 140～199 mg/dL とされています。したがって、基準値の上限は 199 mg/dL であり、問題文の選択肢の中で最も近い値は 200 mg/dL となります。200 mg/dL以上は高コレステロール血症 (Hypercholesterolemia) と判定され、治療や生活指導の対象となります。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**

① 240 mg/dL：この値は、脂質異常症の診断基準における「高値」の一つの目安であり、正常上限ではありません。治療開始基準を尋ねる問題であれば正解になり得ますが、本問は「基準値上限（正常値）」を問うています。

② 280 mg/dL：明らかな高値であり、薬物療法の適応を検討すべきレベルの数値です。正常値ではありません。

④ 120 mg/dL：低値であり、低コレステロール血症 (Hypocholesterolemia) の可能性を示唆します。栄養状態や肝機能障害の評価が必要となる数値です。正常下限（140 mg/dL）を下回っています。

⑤ 160 mg/dL：正常範囲内の値（140～199 mg/dL）ではありますが、正常上限ではありません。基準値の範囲を正確に覚えておく必要があります。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**

脂質異常症の診断基準では、総コレステロールに加え、LDLコレステロール (LDL-C) と HDLコレステロール (HDL-C)、中性脂肪 (Triglycerides, TG) も重要な評価項目です。特にLDLコレステロールは「悪玉コレステロール」とも呼ばれ、動脈硬化のリスクと強く関連するため、管理目標値が設定されています（例：二次予防では LDL-C 100 mg/dL未満 など）。

概念整理
総コレステロールの基準値は 140～199 mg/dL。200 mg/dL以上 は「高コレステロール血症」と診断され、動脈硬化性疾患のリスク評価と介入が必要となる。

一目で比較！

| 脂質項目 | 基準値（正常範囲） | 異常値（診断基準の一例） |
| --- | --- | --- |
| 総コレステロール (TC) | 140～199 mg/dL | 200 mg/dL以上 |
| LDLコレステロール (LDL-C) | 60～119 mg/dL | 140 mg/dL以上 |
| HDLコレステロール (HDL-C) | 40 mg/dL以上 | 40 mg/dL未満 |
| 中性脂肪 (TG) | 30～149 mg/dL | 150 mg/dL以上 |

看護過程ポイント

- **アセスメント**: 検査値のみでなく、患者の食生活（高脂肪食、アルコール摂取）、運動習慣、喫煙、肥満（内臓脂肪）、家族歴（家族性高コレステロール血症）などを総合的に評価する。

- **看護診断**: 「非効果的健康維持」「栄養バランスの偏り：過剰」などが該当しうる。

- **計画・実施**: 食事療法（脂質制限、食物繊維摂取）、運動療法の個別指導。薬物療法（スタチン系薬剤など）の副作用（横紋筋融解症、肝機能障害）についても観察と指導を行う。

暗記のコツ
「総コレステロール (Total Cholesterol) の正常上限は 200 mg/dL」と覚えましょう。200は「にひゃく」→「二拍（心臓のリズム）」と連想して、「心臓（冠動脈）が詰まる前に、コレステロールは200までに抑えよう！」と覚えるとよいでしょう。

国試頻出ポイント
脂質異常症は生活習慣病の一つとして頻出です。数値の暗記だけでなく、混同注意！「LDLコレステロール（悪玉）」と「HDLコレステロール（善玉）」の役割の違い、動脈硬化との関連、治療目標値（特に二次予防の厳格な管理）を理解しておくことが重要です。

出題パターン注意！
単純な数値問題から、事例問題として「健診で総コレステロール250 mg/dLと指摘された患者への生活指導内容」や「スタチン内服中の患者への副作用モニタリング（CK値、肝機能）」など、より実践的な問題へと発展します。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド

**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**

40代男性、会社員。定期健康診断で総コレステロール 260 mg/dL、LDLコレステロール 170 mg/dL と高値を指摘され、保健指導のために来院しました。特に自覚症状はありませんが、家族歴に父親が心筋梗塞で60歳で他界しています。喫煙歴20本/日、週3回の飲酒（ビール大瓶2本程度）、運動習慣はありません。

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**

1. **観察 (Observation)**: バイタルサイン（血圧、脈拍）、BMI、腹囲を測定。検査データ（総コレステロール、LDL-C、HDL-C、TG、血糖、HbA1c）を確認。
2. **アセスメント (Assessment)**: 最重要！ 家族歴（冠動脈疾患の早期発症）と喫煙歴は強力なリスク因子である。この患者は一次予防（発症予防）の対象であり、積極的な生活習慣介入が必要。
3. **報告・介入 (Report & Intervention)**: 医師へ情報共有後、保健指導を開始。
- **食事指導**: 飽和脂肪酸（肉の脂身、バターなど）の制限、コレステロールを多く含む食品（卵黄、内臓類）の摂取調整、食物繊維（野菜、海藻、きのこ）の積極的摂取を促す。
- **運動指導**: 有酸素運動（ウォーキング、ジョギング）を週3回以上、1回30分以上を目標に。
- **禁煙指導**: 喫煙は動脈硬化を促進する最大のリスク因子の一つであるため、禁煙外来や禁煙補助薬の情報提供。
- **服薬指導**: 3～6ヶ月の生活習慣改善後も目標値（LDL-C 140 mg/dL未満）に達しない場合、スタチン系薬剤（HMG-CoA還元酵素阻害薬）の内服開始を検討する。副作用である 横紋筋融解症（筋肉痛、CK上昇） と 肝機能障害 について説明し、異常時は受診するよう指導。
4. **評価 (Evaluation)**: 3ヶ月後の再検査で、総コレステロール、LDL-Cが改善しているか評価。患者の生活習慣の継続状況（食事・運動・禁煙）を確認し、モチベーション維持のためのフィードバックを行う。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**

- 脂質異常症は自覚症状に乏しいため、治療の中断や自己判断での生活習慣改善の中断が起こりやすい。継続的なフォローアップと声かけが重要である。
- スタチン系薬剤の重篤な副作用として、横紋筋融解症（Rhabdomyolysis）がある。筋肉痛、脱力感、褐色尿（ミオグロビン尿）の症状が現れた場合、直ちに内服を中止し受診するよう指導する。
- 高齢者では、低栄養を避けるために過度な脂質制限は行わない。また、ポリファーマシーによる相互作用（特にフィブラート系薬剤との併用）に注意する。

看護プロトコル
観察項目：検査データ（TC, LDL-C, HDL-C, TG, 血糖, HbA1c, AST, ALT, CK）、バイタルサイン、BMI・腹囲、食生活・運動習慣・喫煙・飲酒の状況、服薬アドヒアランス、副作用症状の有無（筋肉痛、倦怠感）。

報告基準（SBAR）：

- **S (状況)**：〇〇患者、脂質異常症フォロー中。検査値が改善しない。

- **B (背景)**：家族歴に心筋梗塞あり。生活習慣改善のアドヒアランスが低い。

- **A (アセスメント)**：薬物療法の開始を検討する時期と考えられる。

- **R (提案)**：スタチン系薬剤の処方について相談したい。

記録のポイント：指導内容、患者の反応・理解度、今後の計画（次回受診日）を客観的に記載する。

先輩看護師の一言
「『コレステロールが高いけど、別に具合悪くないから大丈夫』と思っている患者さんは本当に多いです。でも、動脈硬化はサイレントキラー。看護師は、自覚症状のないリスクを『見える化』して、患者さんが将来の健康のために行動を変えられるように寄り添うことが大切です。数値を覚えるだけでなく、『この患者さんに今何が必要か』を考えられる看護師になりましょう！」

## 重要概念

- **総コレステロール (Total Cholesterol)** — 血中に存在するコレステロールの総量。動脈硬化リスクの大まかな指標であり、基準値は140～199 mg/dL。
- **脂質異常症** — LDLコレステロールの高値、HDLコレステロールの低値、中性脂肪の高値などを特徴とする代謝疾患。動脈硬化性疾患の主要なリスク因子。
- **LDLコレステロール (LDL-C)** — 「悪玉コレステロール」と呼ばれ、血管壁に沈着して動脈硬化を促進する。管理目標値はリスク層別化に応じて設定される。
- **HDLコレステロール (HDL-C)** — 「善玉コレステロール」と呼ばれ、末梢組織からコレステロールを肝臓へ回収する働きを持つ。40 mg/dL未満は低値と判定される。
- **スタチン系薬剤 (HMG-CoA還元酵素阻害薬)** — コレステロール合成の律速酵素を阻害し、LDLコレステロールを強力に低下させる薬剤。横紋筋融解症や肝機能障害に注意が必要。

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