# 成人期におけるストレス対処（コーピング）の特徴として適切なものはどれか？

> source: MyMerci (mymerci.kr)  
> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=366319  
> language: ja  
> subject: 成人の特徴と生活

## 問題

成人期におけるストレス対処（コーピング）の特徴として適切なものはどれか？

## 選択肢

1. 問題解決型の対処よりも感情回避型の対処が多く用いられる
2. ストレス対処方略は個人の経験や価値観に影響される **✔ 正解**
3. ストレス対処は遺伝的要因のみで決定される
4. すべての成人が同じ方法でストレスに対処する
5. 成人期にはストレス対処能力は発達しない

**正解: 2**

## 解説

成人期のストレス対処は、それまでの経験や学習、価値観、社会文化的背景に影響を受けて個人差が大きい。問題解決型・感情調整型・社会的支援型など様々なコーピング方略を状況に応じて使い分ける能力が発達する。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、成人期のストレス対処（コーピング：Coping）の特徴を問うています。成人期におけるコーピングは、個人の経験、学習、価値観、社会文化的背景に大きく影響され、個人差が非常に大きいことが特徴です。また、成人は状況に応じて複数のコーピング方略（問題焦点型、情動焦点型、社会的支援型など）を柔軟に使い分ける能力を発達させます。

**正解の根拠（Answer Rationale）**

選択肢2の「ストレス対処方略は個人の経験や価値観に影響される」が正解です。最重要！ コーピングは生まれつきの固定されたものではなく、幼少期からの対人関係や社会経験、文化的背景、学習を通じて獲得・発達していく適応行動です。成人期には、それまでのライフイベントや職業経験などが積み重なり、個人特有のコーピングレパートリーが形成されます。

**誤答の分析（Distractor Analysis）**

混同注意！ ①番の問題解決型対処は、成人期において成熟した対処法としてよく用いられます。感情回避型対処（抑圧や逃避）は、むしろ未熟な対処とされ、慢性ストレス状態では適応を阻害することがあります。

③番の遺伝的要因のみで決定されるというのは誤りです。遺伝的素因は気質や反応性に影響を与える可能性はありますが、コーピングの獲得には環境要因や学習が圧倒的に重要です。

④番のすべての成人が同じ方法で対処するというのは明らかに誤りで、個人差が大きいことがコーピング研究の基本的な知見です。

⑤番の成人期にストレス対処能力が発達しないというのも誤りです。成人期以降も、新しい経験や心理教育、カウンセリングなどを通じてコーピング能力は発達・向上し得ます。

**関連概念の整理（Related Concepts）**

コーピング（Coping）は、Lazarus & Folkmanの心理的ストレス理論に基づく重要な概念です。ストレス対処には大きく分けて問題焦点型コーピング（Problem-focused Coping）（問題そのものを解決しようとする）と情動焦点型コーピング（Emotion-focused Coping）（問題に伴う感情を調整しようとする）があります。成人期には、これらを状況に応じて柔軟に使い分ける能力が健康適応に重要であるとされています。

概念整理: コーピング（Coping）＝ストレスへの認知的・行動的対処努力。Lazarus & Folkmanのストレス理論では、1次評価（脅威か？挑戦か？）、2次評価（対処資源は？）、再評価を経て、問題焦点型または情動焦点型のコーピングが選択される。成人期の個人差は発達歴・経験・価値観に起因する。

一目で比較！:

| コーピングの種類 | 特徴 | 成人期の使用例 |
| --- | --- | --- |
| 問題焦点型 | 問題そのものを変えようとする積極的対処 | 仕事のストレスに計画立案・スキル獲得で対応 |
| 情動焦点型 | 感情を調整してストレスを和らげる対処 | リラクセーション・気晴らし・感情表出 |
| 社会的支援型 | 他者に援助を求める対処 | 相談・カウンセリング・サポートグループ参加 |

看護過程ポイント: 看護アセスメントでは、患者のコーピングパターン（普段のストレス対処法）、利用可能な社会的支援、対処の有効性と適応性を評価します。非適応的な対処（回避・依存・攻撃など）が見られた場合、適応的なコーピングを学習できるよう心理教育やカウンセリングを提供します。

暗記のコツ: 「コーピングはコピー（複製）できない！」→一人ひとりの経験で全く異なる個人差が大きいもの、と覚えましょう。遺伝だけで決まるものではなく、学習と経験で変わっていくことをイメージしてください。

国試頻出ポイント: コーピングの種類（問題焦点型・情動焦点型）の区別、成人期のコーピング発達、患者のストレス対処のアセスメント、非適応的対処への看護介入が出題されます。事例問題で「患者が現実逃避している」→情動焦点型の回避？「問題解決に取り組んでいる」→問題焦点型の積極的対処？と分類できる力を問われます。

出題パターン注意！: 単純な知識問題では「コーピングとは何か？」を問うものから、状況設定問題では「患者のストレス対処を評価し、適切な看護介入を選ぶ」という発展型が出題されます。また、精神看護学の適応障害やうつ病の患者理解にもこの概念が応用されるため、他科目との連携が重要です。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド

**臨床シナリオ（Clinical Scenario）**

50代男性、大腸がんの手術後、ストーマ（人工肛門）造設となった患者。退院指導の場面で、看護師がストーマケアの手技を説明していると、患者は「もういい、自分でやるから！」と拒否的な態度を示し、目をそらしながら話を遮りました。この患者のコーピングをどのようにアセスメントし、対応すべきでしょうか？

**看護介入と判断戦略（Nursing Intervention & Clinical Judgment）**

まず、この患者の反応は情動焦点型コーピングの一種である「回避」や「否認」の可能性があります。急に自分でやると言い出した背景には、ストーマを受け入れられない不安や羞恥心、依存を拒むプライドなどが潜んでいるかもしれません。

最重要！ 観察：患者の表情（怒り？不安？悲しみ？）、声のトーン、身体の緊張度、アイコンタクトの有無をアセスメント。

介入：まずは患者の感情を一旦受け止め、「お気持ちはよくわかります。ストーマのケアは初めてで、誰でも不安ですよね」と共感を示します。その後、患者のペースでケアを進めるために「では、今日は一緒に鏡を見ながら、私がやるのを見ていただくだけでもいいですか？」と提案します。強制せず、患者がコントロール感を取り戻せるよう支援します。

**患者安全・注意事項（Patient Safety & Precautions）**

拒否的な患者に対して、無理に手技を進めると医療事故（ストーマ装具の不適切な装着によるスキントラブルや感染）や、患者の心理的二次障害（自尊心の低下・医療不信）を引き起こす可能性があります。禁忌：患者の拒否を無視して強制的に指導を継続することは絶対に避けるべきです。患者のペースを尊重し、心理的安全性を確保することが最優先です。

看護プロトコル: 観察項目：患者の表情・言動・身体反応・これまでのストレス対処歴。報告基準（SBAR）：S「ストーマケア指導中、患者が拒否的な態度を示した」→B「患者は初めてのストーマケアに不安と羞恥心を感じている可能性」→A「現時点では回避的コーピング、適応には時間が必要」→R「心理的サポートを継続し、患者のペースで段階的に指導を進める計画を立案したい」。記録：患者の反応、実施した看護介入、患者の反応の変化を客観的に記録。家族への説明：患者の心理状態を共有し、家庭での見守りと励まし方を伝えます。

先輩看護師の一言: 「患者さんの『イライラ』や『拒否』は、実は『助けて』のサインかもしれません。特に成人期の患者さんは、プライドや役割意識が強く、弱みを見せたくない気持ちが先に出ることが多いんです。そんな時こそ、『あなたの気持ちを大事にしますよ』と伝え、一緒に乗り越える姿勢を見せることが、本当の意味での患者支援になりますよ！」

## 重要概念

- **コーピング** — ストレスフルな状況に対して、個人が行う認知的・行動的な対処努力のこと。Lazarus & Folkmanが提唱。
- **問題焦点型コーピング (Problem-focused Coping)** — ストレスの原因となる問題そのものを解決しようとする積極的な対処方略。計画立案や情報収集が該当。
- **情動焦点型コーピング (Emotion-focused Coping)** — ストレスに伴う否定的な感情を調整しようとする対処方略。気晴らし、リラクセーション、感情表出が該当。
- **Lazarusのストレス理論** — 心理的ストレスを個人と環境の相互作用（トランザクション）として捉え、1次評価（脅威/挑戦）、2次評価（対処可能性）、再評価のプロセスを経てコーピングが選択されるとする理論。
- **個人差 (Individual Differences)** — コーピングは遺伝要因だけでなく、個人の成長過程での経験や学習、価値観、社会文化的背景によって大きく異なるため、成人期には個人差が顕著になること。

## 同じテーマの問題

- [エリクソンの発達段階理論において、成人期（20～39歳）の発達課題として正しいものはどれか？](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=366312)
- [成人期（20～39歳）における身体的な特徴として正しいものはどれか？](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=366313)
- [成人期の心理社会的発達に関する記述で正しいものはどれか？](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=366314)
- [ハヴィガーストが提唱した成人期（壮年期を含む）の発達課題に含まれないものはどれか？](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=366315)
- [成人期の家族形成期における看護の役割として最も適切なものはどれか？](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=366316)
- [成人期のキャリア発達に関する記述で正しいものはどれか？](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=366317)
- [成人期の健康管理に関する記述で適切なものはどれか？](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=366318)
- [成人期の社会参加と役割に関する記述で正しいものはどれか？](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=366320)

---

More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

_学習参考用です。実際の臨床は最新のガイドラインと所属機関のプロトコルに従ってください。_

