# 床上安静の患者の安楽を保つためのベッドメーキングの原則で正しいのはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=365734  
> language: ja  
> subject: 共通基本技術

## 問題

床上安静の患者の安楽を保つためのベッドメーキングの原則で正しいのはどれか。

## 選択肢

1. ボトムシーツのしわは患者の背部に来るようにする
2. トップシーツは足先に余裕を持たせる **✔ 正解**
3. 防水シーツは必要時のみ敷く
4. シーツは体に密着させるために強く引っ張る
5. マットレスパッドは省略してもよい

**正解: 2**

## 解説

トップシーツは足先に余裕を持たせることで、足の動きを制限せず、安楽を保つことができる。シーツは強く引っ張ると体圧が高まり安楽を損なう。しわは患者の背部など体重がかかる部分に来ないようにする。マットレスパッドは体圧分散に重要であり省略すべきでない。防水シーツは必要時のみでよいが、安楽を考慮して素材を選ぶ。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、ベッドメーキング (Bed-making) における 患者の安楽 (Patient Comfort) と 看護技術の原則 を問うています。床上安静の患者は長時間同じ姿勢で過ごすため、わずかなシーツのしわや緊張が 褥瘡 (Pressure Ulcer) や不快感の原因となります。正しいベッドメーキングは、患者の身体への圧迫を最小限にし、安楽を最大化することを目的とします。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**
正解は **②番** です。最重要！ トップシーツは足先に余裕（シーツを10～15cm程度のひだ状にたるませる）を持たせることで、足関節の底屈（下垂足）を防ぎ、患者が自由に足を動かせるスペースを確保します。これにより、シーツの圧迫感がなくなり、患者の安楽が保たれます。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**
混同注意！
①番：ボトムシーツのしわは 患者の背部など体重がかかる部分（骨突出部）に来るようにしてはいけません。しわが直接皮膚を圧迫し、褥瘡発生リスクを高めます。しわは患者の体から遠い端の方に寄せるのが原則です。
③番：防水シーツは 失禁や汗、排液による汚染を防ぐために必要な場合にのみ敷きます。ただし、素材がゴム製など通気性の悪いものは蒸れの原因となるため、現在は通気性の良い素材が推奨されます。原則として「必要時のみ」は正しい判断ですが、問題文の「安楽を保つための原則」という観点では、より直接的に安楽に影響する②番が優先されます。
④番：シーツは 強く引っ張って体に密着させてはいけません。体圧が高まり、血流障害や褥瘡の原因となります。適度な張りを持たせつつ、患者の身体が沈み込める程度のゆとりが必要です。
⑤番：マットレスパッド (Mattress Pad) は 体圧分散と清潔保持に不可欠 です。省略すると、マットレスが直接汚染され、クッション性が低下して安楽が損なわれます。省略してはいけません。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**
ベッドメーキングの原則は、褥瘡予防 (Pressure Ulcer Prevention) と密接に関連します。特に 除圧 (Pressure Relief) が重要で、シーツのしわ防止、マットレスパッドの使用、そして体位変換（2時間ごと）が基本的なケアです。また、安楽 (Comfort) は看護の基本概念であり、患者の主観的な「楽さ」を尊重することが大切です。

概念整理: ベッドメーキングの核心は 「患者の身体への不要な圧迫を排除する」 こと。トップシーツの足先の余裕、ボトムシーツのしわの位置、シーツの張り加減のすべてがこの原則に基づいています。

一目で比較！:

| 項目 | 正しい方法 | 誤った方法 |
| --- | --- | --- |
| トップシーツ | 足先に10～15cmの余裕（たるみ） | 足先をきつく巻き込む |
| ボトムシーツ | しわを患者の体重のかからない側に寄せる | しわを背部や臀部に残す |
| シーツの張り | 適度な張り（身体が少し沈む程度） | 強く引っ張り体に密着させる |

看護過程ポイント:
- **アセスメント**: 患者の体位、可動域制限、皮膚の状態（発赤・湿潤・褥瘡の有無）を観察。
- **看護診断**: 「皮膚統合性の障害リスク状態」「活動不耐性」に関連した安楽の阻害。
- **計画・実施**: シーツ交換の際に、患者の体位変換を適切に行い、しわや汚れがないか確認。タオルやパッドで体位を支持し、除圧を図る。
- **評価**: 患者から「楽になった」「足が動かしやすい」という主観的報告や、皮膚の発赤が改善したか客観的に評価。

暗記のコツ: 「足先の余裕（トップシーツ）」と「しわは患者から遠くへ（ボトムシーツ）」と覚えましょう。患者の身体がベッドに『浮いて』いるイメージで、圧迫箇所を最小にするのが基本です。

国試頻出ポイント: ベッドメーキングの原則は基礎看護技術の必須項目で、褥瘡予防 や 安楽な体位 と合わせて出題されます。特に「しわ」「余裕」「引っ張らない」の3つのキーワードは頻出です。

出題パターン注意！: 単純な原則問題だけでなく、「術後患者」「高齢者」「認知症患者」など特定の患者事例に合わせたベッドメーキングの適応を問う状況設定問題に発展することがあります。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: 70代女性、大腿骨頸部骨折術後。術後2日目、ベッド上安静が指示されています。夜勤帯のベッドメーキングで、先輩看護師が「トップシーツの足先は少しゆとりを持たせてね。患者さんが夜中に足を動かしたくなるから。」と指導しました。
**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**:
1. **観察**: シーツの汚れやしわ、患者の足の位置（下垂足の有無）を確認。
2. **アセスメント**: 患者は麻酔や鎮痛薬の影響で感覚が鈍っている可能性があり、無理な姿勢が褥瘡や変形を引き起こすリスクが高い。
3. **介入**: トップシーツを足先で10cm程度の折り返し（タック）を作り、足の動きを制限しないようにする。ボトムシーツは臀部と踵の下のしわをしっかり伸ばし、除圧のために踵用のゲルパッドを使用。
4. **評価**: 患者に「足が楽ですか？」と確認し、翌朝の褥瘡ラウンドで皮膚の状態を評価。
**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**:
- 禁忌: 術後の下肢の過伸展や外転は、インプラントの脱臼や転位のリスクがあるため、シーツの固定位置に注意。
- 高齢者は皮膚が脆弱なので、シーツの摩擦やずれ（シェアリング）を最小限にするために、リネン交換時には患者の体を持ち上げる（リフトまたはドレープ法）。

看護プロトコル: SBAR報告の例：「S: 患者の足先シーツがきつく、足背が伸展している。B: 術後2日目、床上安静継続中。A: シーツのたるみが不足しており、下垂足と不快感のリスクあり。R: シーツの張り直しと足先の余裕確保を実施したので、皮膚の観察を継続します。」

先輩看護師の一言: 「ベッドメーキングは単なる『シーツ交換』じゃないんです。患者さんが『気持ちいい』『楽だな』と思えるかどうかは、看護師の手の感覚一つで変わります。国試では『なぜ余裕が必要なのか』という根拠を問われますが、現場では『患者さんの足がどれだけ動かせるか』を実際に見て調整します。理論と実践をしっかりつなげてくださいね！」

## 重要概念

- **安楽** — 患者が身体的・精神的に苦痛がなく、リラックスしている状態。看護の基本目標の一つ。
- **褥瘡** — 長時間の圧迫により皮膚・皮下組織が虚血に陥り壊死した状態。予防が最も重要。
- **体圧分散** — 身体とベッド面の接触圧を分散させ、特定部位への圧迫を軽減すること。
- **下垂足** — 足関節が底屈位で固定され、背屈できなくなる状態。シーツの圧迫や長期臥床で生じる。
- **シェアリング** — 皮膚とベッド面の間で生じるずれ力。摩擦と組み合わさり褥瘡の原因となる。

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