# 患者の不安を軽減するためのコミュニケーション技術として、最も適切なのはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=365549  
> language: ja  
> subject: 共通基本技術

## 問題

患者の不安を軽減するためのコミュニケーション技術として、最も適切なのはどれか。

## 選択肢

1. 患者の話の内容を評価し、良い点と悪い点を指摘する。
2. 患者の感情を否定し、客観的な事実だけを伝える。
3. 患者の言葉を繰り返し、気持ちを確かめながら傾聴する。 **✔ 正解**
4. 患者の話を分析し、問題解決のための具体的な指示を与える。
5. 患者の話を遮り、看護師の意見を伝える。

**正解: 3**

## 解説

患者の言葉を繰り返す（リフレクション）ことは、患者の感情や考えを看護師が理解しようとしていることを伝え、安心感を与える。傾聴は不安軽減の基本である。患者の話を遮ったり、否定したり、評価したりする行為は、患者の自己表現を阻害し、不安を増強させる可能性がある。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、患者の不安を軽減するためのコミュニケーション技術 (Therapeutic Communication Techniques) の核心を問うています。特に、傾聴 (Active Listening) と 反射 (Reflection) が、患者の心理的安定にいかに重要かを理解することが鍵です。看護におけるコミュニケーションは、単なる情報交換ではなく、患者と看護師の信頼関係を構築し、患者の自己決定を支援する治療的な手段です。不安が高い状態にある患者は、自分の気持ちを十分に表現できず、また、否定されたり評価されたりすることに過敏になっています。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**

③番の「患者の言葉を繰り返し、気持ちを確かめながら傾聴する」が最も適切です。

これは、反射 (Reflection) という技法であり、患者が話した内容や感情を看護師がそのまま返すことで、「私はあなたの話をしっかり聞いていますよ」「あなたの気持ちを理解しようとしています」というメッセージを伝えます。これにより、患者は自分の感情が尊重されていると感じ、不安 (Anxiety) の軽減 につながります。最重要！ 傾聴は看護師の基本的態度であり、非言語的コミュニケーション（うなずき、アイコンタクト、前傾姿勢）も合わせることで、より効果的になります。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**

①番「患者の話の内容を評価し、良い点と悪い点を指摘する」：

混同注意！ 評価や判断は、患者が自分の気持ちを自由に表現することを妨げます。看護過程ではアセスメントは必要ですが、対話の初期段階で評価的な態度をとることは、患者の不安を増強させる可能性があります。これは 非治療的コミュニケーション (Non-Therapeutic Communication) の一つである「評価 (Evaluating)」にあたります。

②番「患者の感情を否定し、客観的な事実だけを伝える」：

患者の感情を否定することは、患者の経験や自己価値感を傷つけ、信頼関係の破壊 (Loss of Trust) につながります。不安な患者にとって、感情の受容は必須です。

④番「患者の話を分析し、問題解決のための具体的な指示を与える」：

分析と指示は、問題解決志向のコミュニケーションです。患者が自分で考え、解決策を見つける力を奪う可能性があり、依存を促進します。不安が強い時期には、まずは感情を受け止めることが優先され、指示はその後の段階で行います。

⑤番「患者の話を遮り、看護師の意見を伝える」：

これは明らかな 非治療的コミュニケーション であり、患者の話を遮ることで、患者は「自分の話は価値がない」と感じ、不安と孤立感を強めます。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**

治療的コミュニケーション技法の代表的なものとして、傾聴 (Listening)、共感 (Empathy)、受容 (Acceptance)、反射 (Reflection)、明確化 (Clarification)、要約 (Summarizing) などがあります。非治療的コミュニケーション技法には、評価 (Evaluating)、否認 (Denying)、一般化 (Stereotyping)、話題の変更 (Changing the Subject) などがあります。これらの違いを明確に区別できるようにしておきましょう。

概念整理: 治療的コミュニケーションは「患者中心 (Patient-Centered)」の関係構築が目的。非治療的コミュニケーションは「看護師中心 (Nurse-Centered)」になりやすく、患者の自己表現を阻害する。

一目で比較！:

| 技法 | 内容 | 効果 |
| --- | --- | --- |
| 傾聴 (Active Listening) | 言語的・非言語的に耳を傾ける | 安心感、信頼関係の構築 |
| 反射 (Reflection) | 患者の言葉や感情を繰り返す | 患者の感情の確認、自己洞察の促進 |
| 共感 (Empathy) | 患者の気持ちを理解し、言葉で伝える | 孤独感の軽減、情緒的サポート |
| 評価 (Evaluating) | 患者の行動や考えを良い/悪いと判断する | 自己表現の抑制、不安の増強 |

看護過程ポイント: アセスメント段階での情報収集時には、特に傾聴と反射を活用する。患者の表情や声のトーン、姿勢などの非言語的メッセージも観察し、看護診断（例：不安 (Anxiety)、非効果的なコーピング (Ineffective Coping)）につなげる。

暗記のコツ: 治療的コミュニケーションの基本は「患者のペースに合わせる」「否定しない」「評価しない」。この3つを頭に入れておけば、多くの選択肢を絞り込めます。

国試頻出ポイント: 治療的/非治療的コミュニケーションの識別問題は頻出。特に「反射」「傾聴」「共感」と「評価」「否認」「話題変更」の対比で出題される。状況設定問題では、患者の不安が強い場面や、感情表出が乏しい患者への対応として出題されやすい。

出題パターン注意！: 単純な知識問題に加え、「事例問題で患者のセリフに対して看護師がとるべき最も適切な対応を選ぶ」形式が増えている。例えば「『もう自分はダメだ』と泣いている患者に、看護師はどのように声をかけるか？」という問題で、「大丈夫ですよ（安易な励まし）」と「つらいですね（感情の受容）」のどちらを選ぶかが問われる。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**

新人看護師が、術前で不安が強い60代の女性患者のケアを担当しています。患者は「手術が怖い。麻酔から覚めなかったらどうしよう」と涙ぐみながら話しました。新人看護師は「大丈夫ですよ、良い先生ですから」と励ましましたが、患者の表情はさらに曇りました。先輩看護師として、どのようにアドバイスしますか？

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**

1. **観察 (Observation)**: 患者の表情、声のトーン、姿勢（前かがみで縮こまっている）、発汗の有無を観察する。

2. **アセスメント (Assessment)**: 患者は手術という未知の体験に対する強い不安（Anxiety）と、コントロール感の喪失を感じている。安易な励まし（「大丈夫ですよ」）は、患者の感情を軽視したことになり、不安を増強させた可能性がある。

3. **報告 (Report / SBAR)**: 医師や先輩看護師に「S: 患者が手術への強い不安を訴えています。A: 励ましの言葉でかえって表情が曇りました。R: 精神的なケアが必要だと思います。」と報告する。必要に応じて、リエゾンチームや精神科医への相談も検討する。

4. **介入 (Intervention)**: 患者のそばに座り、アイコンタクトを取りながら、「手術が怖いのですね。麻酔から覚めないのではないかと心配されているのですね」と、患者の言葉を繰り返し（反射）、気持ちを受け止める（受容）。「もう少し詳しくお話を聞かせていただけますか？」と、患者のペースで語れるように促す。

5. **評価 (Evaluation)**: 患者の表情が和らぎ、呼吸が深くなったか。患者が自分の気持ちをさらに話し始めたか。バイタルサイン（血圧、脈拍）の安定を確認する。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**

- 最重要！ 患者の不安が高じて、パニック発作 (Panic Attack) や 過換気症候群 (Hyperventilation Syndrome) に移行するリスクがある。その場合は、安全な環境を確保し、医師への報告を優先する。

- 自殺念慮や希死念慮の有無は必ず確認する（「生きるのがつらいと感じることはありますか？」）。

- 患者の文化的・宗教的背景を考慮したコミュニケーションを心がける。

看護プロトコル: 観察項目として、バイタルサイン（特に呼吸数と脈拍）、表情、発言内容、睡眠状況。報告基準として、患者の不安が強く日常生活に支障をきたしている場合や、身体症状（動悸、息切れ、胸痛）を伴う場合は速やかに報告。記録のポイントは、患者の言葉（発言の引用）、看護師の対応、患者の反応を具体的に記載する（例：患者「手術が怖い」、看護師「手術が怖いのですね」と反射、患者「はい、でも先生を信じます」と少し笑顔が見られた）。

先輩看護師の一言: 「患者さんの不安に対して、つい『大丈夫ですよ』と言いたくなる気持ちはよく分かります。でも、その一言が患者さんの気持ちを『なかったこと』にしてしまうこともあるんです。大切なのは、患者さんの言葉をそのまま返して『あなたの気持ち、ちゃんと受け止めたよ』と伝えること。そうすることで、患者さんは『この人なら話してもいいかな』と思ってくれます。国試の勉強でも、『正解を探す』のではなく、『患者さんは今、どんな気持ちなんだろう？』と考えるクセをつけてくださいね！」

## 重要概念

- **治療的コミュニケーション (Therapeutic Communication)** — 患者の健康回復と自己成長を促進する目的で行われる、意図的で計画的なコミュニケーション技法。傾聴、反射、共感、明確化などが含まれる。
- **傾聴 (Active Listening)** — 患者の言語的・非言語的なメッセージに注意を集中し、理解しようとする態度。うなずき、アイコンタクト、前傾姿勢などの非言語的行動も含む。
- **反射** — 患者が話した内容や感情を、看護師が自分の言葉で繰り返す技法。患者の感情の確認と自己洞察を促す。
- **非治療的コミュニケーション (Non-Therapeutic Communication)** — 患者の自己表現を阻害したり、不安を増強させるコミュニケーション。評価、否認、話題の変更、安易な励ましなどが含まれる。
- **不安** — 漠然とした不快感や恐れの感情。自律神経症状（動悸、発汗、呼吸促迫）を伴うことがあり、看護診断の一つとして扱われる。

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More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

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