# チーム医療において、コンフリクト（意見の対立）が生じた場合の看護師の対応として最も適切なのはどれか。

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> language: ja  
> subject: 看護の展開

## 問題

チーム医療において、コンフリクト（意見の対立）が生じた場合の看護師の対応として最も適切なのはどれか。

## 選択肢

1. 対立を避けるため、自分の意見を引っ込める。
2. 互いの意見を尊重し、患者にとって最善の解決策を話し合う。 **✔ 正解**
3. 自身の意見が正しいと主張し、押し通す。
4. 感情的な議論を避けるため、問題を先送りにする。
5. 上司である医師に判断を委ね、決定に従う。

**正解: 2**

## 解説

コンフリクトが生じた場合、互いの意見を尊重し、患者の利益を中心に据えて建設的に話し合うことが重要である。1は対立を激化させ、2は問題解決にならず、4は他者依存、5は問題の先送りであり、適切な対応とは言えない。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、チーム医療 (Interprofessional Work) における コンフリクト・マネジメント (Conflict Management) の基本原則を問うています。看護師は医療チームの一員として、患者の安全と質の高い医療の提供を最優先に、他職種と協働することが求められます。意見の対立が生じた場合、それを建設的に解決するプロセスこそが、チームの成長と患者利益の最大化につながります。

1. **核心概念の分析 (Key Concept)**: コンフリクト (Conflict) とは、目標、価値観、認識の相違から生じる意見の対立です。これを否定的に捉えず、創造的な問題解決の機会として捉える姿勢が重要です。看護師には、アサーティブ・コミュニケーション (Assertive Communication) と 交渉力 (Negotiation Skills) が求められます。
2. **正解の根拠 (Answer Rationale)**: 最重要！ 正解の②は、コンフリクト解決の理想的なプロセスを示しています。互いの意見を尊重し (Mutual Respect)、患者にとって最善の解決策 (Patient-Centered Solution) を話し合うことで、ウィンウィン (Win-Win) の関係を築くことができます。これは、コラボレーション (Collaboration) という対立解決スタイルに該当します。
3. **誤答の分析 (Distractor Analysis)**:
- ① 対立を避けるため、自分の意見を引っ込める → 混同注意！ これは 回避 (Avoiding) という対立解決スタイルです。一時的には平和を保てますが、問題は解決されず、看護師としての責任を放棄することになります。
- ③ 自身の意見が正しいと主張し、押し通す → 混同注意！ これは 競争 (Competing) または 強制 (Forcing) のスタイルです。チームの雰囲気を悪化させ、他者の意見を封殺するため、良好な協働関係を損ないます。
- ④ 感情的な議論を避けるため、問題を先送りにする → 混同注意！ これも 回避 (Avoiding) の一種です。問題を先送りにすることで、状況が悪化したり、患者の治療に悪影響を及ぼす可能性があります。
- ⑤ 上司である医師に判断を委ね、決定に従う → 混同注意！ これは 服従 (Accommodating) または 他者依存のスタイルです。医師はチームの一員であり、看護師も専門職として責任ある意見を述べる必要があります。判断を全て委ねるのは、専門職としての責務を果たしているとは言えません。
4. **関連概念の整理 (Related Concepts)**: コンフリクト解決には、トーマス・キルマンモデル (Thomas-Kilmann Model) の5つのスタイル（競争、協調、妥協、回避、服従）があります。状況に応じて最適なスタイルを使い分けることが、高度な看護管理スキルです。特に、協調 (Collaborating) スタイルが最も理想的とされています。

概念整理: コンフリクト・マネジメントは、チーム医療における必須スキル。単なる「話し合い」ではなく、「患者の利益」という共通目標を軸に、相互尊重と建設的な対話を通じて解決策を模索するプロセスです。

一目で比較！:

| スタイル | 特徴 | 適切な状況例 |
| --- | --- | --- |
| 協調 (Collaborating) | 双方の利益を追求し、創造的な解決策を模索 | 患者の治療方針が分かれた時など、時間的余裕があり、双方の意見を尊重すべき重要案件 |
| 妥協 (Compromising) | 双方が譲歩し、中間点を探る | 時間的制約があり、完全な合意が難しい時 |
| 回避 (Avoiding) | 問題から撤退、先送り | 些細な問題、または感情が高ぶっていて冷静な話し合いが難しい時（一時的） |
| 服従 (Accommodating) | 相手の意見を受け入れ、自己犠牲 | 問題が自分にとって重要でない時、または関係性を維持することが最優先の時 |
| 競争 (Competing) | 自己の主張を押し通す、権力行使 | 緊急時や、明確な正解があり迅速な決断が必要な時 |

看護過程ポイント: チーム内の対立を「問題」として捉えた場合、アセスメントでは「誰が」「何について」「どの程度」対立しているのかを明確にします。看護診断として「非効果的コミュニケーション」や「チーム内葛藤」などが考えられます。計画・実施では、カンファレンスの開催、ファシリテーターの役割、アサーティブな意見表明の練習などが含まれます。

暗記のコツ: コンフリクト解決の5スタイルは「**競争 (Competing) ・ 協調 (Collaborating) ・ 妥協 (Compromising) ・ 回避 (Avoiding) ・ 服従 (Accommodating)**」の頭文字を取って「**C C C A A**」と覚えましょう。そして、理想は真ん中の「**協調 (Collaborating)**」、絶対に避けるべきは「**回避 (Avoiding)**」と「**競争 (Competing)**」です。

国試頻出ポイント: 状況設定問題（事例問題）として、「夜勤帯に医師と患者の治療方針で意見が対立した時、看護師はどのように対応するか」という形で頻出します。正解は必ず「患者の安全・利益を最優先に、チーム内で話し合い、解決を図る」という選択肢になります。

出題パターン注意！: 単純な知識問題から、「チーム内でのコンフリクトを予防するための看護師の行動はどれか（例：日頃から他職種とコミュニケーションを取る）」という、予防的視点を問う問題にも注意しましょう。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
この概念は、日常のあらゆる医療現場で応用されます。

- **臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: 例えば、ある外科病棟で、70代の大腿骨頸部骨折の患者さんに対して、看護師は「術後翌日から離床を進めたい」と考えている一方、理学療法士は「全身状態が安定するまでは安静を優先したい」と主張し、意見が対立したとします。この時、看護師はどのように対応すべきでしょうか？
- **看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**: まず、互いの主張の根拠（看護師は廃用症候群予防、理学療法士は転倒・骨折リスク管理）を冷静に聞き、共通の目的（患者の安全で効果的な回復）を確認します。次に、最重要！ 患者の状態（疼痛、血圧、せん妄の有無など）の客観的データを基に、具体的な離床計画（例：ベッド上での座位から開始する、短時間の歩行練習を試みる）を一緒に立案します。医師や患者本人・家族も交えたカンファレンスを開催することも有効です。
- **患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**: 対立を放置すると、患者に一貫性のない指示が出たり、ケアが遅れたりする危険性があります。 また、感情的な対立はチーム全体の士気を低下させ、医療安全上のリスクを高めます。

看護プロトコル: SBAR (状況・背景・アセスメント・提案) のフレームワークは、コンフリクト解決時にも有効です。自分の意見を伝える前に、事実（状況）と根拠（背景）を明確にし、自分のアセスメントと提案を構造化して伝えることで、冷静で建設的な議論が可能になります。

先輩看護師の一言: 「意見が違うのは当然！むしろ、違うからこそ新しい視点やより良いケアが生まれます。大切なのは、感情的にならずに『患者さんのために何が一番か』を軸に、相手をリスペクトしながら話し合うこと。それができる看護師が、本当のプロフェッショナルですよ！」

## 重要概念

- **コンフリクト・マネジメント** — チーム内で生じる意見の対立を、建設的に解決し、患者にとって最善の結果を導くためのプロセス。看護師に必須のスキル。
- **アサーティブ・コミュニケーション** — 相手の意見を尊重しながら、自分の意見や感情を率直かつ誠実に伝えるコミュニケーション方法。協調的な関係構築に有効。
- **トーマス・キルマンモデル** — コンフリクト解決の5つのスタイル（競争、協調、妥協、回避、服従）を分類したモデル。状況に応じた使い分けが重要。
- **チーム医療** — 複数の医療専門職が、それぞれの専門性を活かしながら、共通の患者目標に向かって協働する医療の形態。
- **SBAR** — 医療現場での情報伝達を効率化・標準化するフレームワーク。状況 (Situation)、背景 (Background)、アセスメント (Assessment)、提案 (Recommendation) の4項目で構成。

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More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

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