# 蕁麻疹の病態として、正しいのはどれか。

> source: MyMerci (mymerci.kr)  
> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=364461  
> language: ja  
> subject: 免疫機能の障害

## 問題

蕁麻疹の病態として、正しいのはどれか。

## 選択肢

1. 角層が肥厚する
2. 表皮内に水疱が形成される
3. 真皮浅層の血管透過性が亢進する **✔ 正解**
4. メラノサイトが増殖する
5. 皮下脂肪組織に炎症が及ぶ

**正解: 3**

## 解説

蕁麻疹は、肥満細胞から遊離されたヒスタミンなどの化学伝達物質により、真皮浅層の血管透過性が亢進し、局所的な浮腫（膨疹）が生じる疾患である。水疱形成は湿疹や接触性皮膚炎、皮下脂肪組織の炎症は蜂窩織炎などでみられる。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、蕁麻疹 (Urticaria) の病態生理を正しく理解しているかを問うています。蕁麻疹は、アレルゲンや物理的刺激などにより肥満細胞 (Mast Cell) から遊離されたヒスタミン (Histamine) などの化学伝達物質が、真皮浅層の血管透過性を亢進させ、血漿成分が組織に漏出して限局性の浮腫（膨疹、Wheal）を形成する疾患です。この膨疹が瘙痒（Itching）を伴って出現するのが特徴です。したがって、正解は「真皮浅層の血管透過性が亢進する」となります。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**
最重要！ 蕁麻疹の本質は、真皮浅層の一過性の血管透過性亢進 (Increased Vascular Permeability) による浮腫です。この反応は、肥満細胞から放出されるヒスタミンが血管内皮細胞のH1受容体に結合することで引き起こされます。治療の第一選択は抗ヒスタミン薬 (Antihistamines) であり、その作用機序からもこの病態が裏付けられます。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**
- **① 角層が肥厚する**: 混同注意！ 角層の肥厚は、主に慢性湿疹や乾癬 (Psoriasis)などで見られる苔癬化 (Lichenification) や角化亢進の所見であり、蕁麻疹の病態ではありません。
- **② 表皮内に水疱が形成される**: 表皮内水疱 (Intraepidermal Blister) は、湿疹 (Eczema)や接触性皮膚炎 (Contact Dermatitis)、天疱瘡 (Pemphigus)などで見られます。蕁麻疹では水疱は形成されません。
- **④ メラノサイトが増殖する**: メラノサイト (Melanocyte)の増殖は悪性黒色腫 (Malignant Melanoma)や色素性母斑 (Nevus)などで見られる所見です。蕁麻疹とは無関係です。
- **⑤ 皮下脂肪組織に炎症が及ぶ**: 皮下脂肪組織の炎症は蜂窩織炎 (Cellulitis)や脂肪織炎 (Panniculitis)の病態であり、蕁麻疹のように表層で一過性に起こる反応とは全く異なります。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**
- 混同注意！ **血管性浮腫 (Angioedema)**：蕁麻疹と同様の機序で起こりますが、浮腫が真皮深層から皮下組織に及び、眼瞼、口唇、喉頭などに非凹陷性浮腫を生じます。喉頭浮腫は気道閉塞のリスクがあり、救急対応が必要です。
- **蕁麻疹の誘因**：食物（甲殻類、卵、牛乳など）、薬剤（抗菌薬、NSAIDs）、物理的刺激（寒冷、日光、圧迫）、感染症、ストレスなど多岐にわたります。

概念整理
蕁麻疹は、肥満細胞から放出されるヒスタミンにより、真皮浅層の血管透過性が亢進し、限局性の浮腫（膨疹）と瘙痒を生じる疾患です。治療の基本は原因物質の除去と抗ヒスタミン薬の投与です。

一目で比較！

| 疾患 | 病変の深さ | 主な病態 |
| --- | --- | --- |
| 蕁麻疹 | 真皮浅層 | 血管透過性亢進による浮腫 (膨疹) |
| 湿疹 | 表皮 | 紅斑、丘疹、小水疱、びらん |
| 蜂窩織炎 | 皮下組織 | 細菌感染による炎症 (発赤、腫脹、疼痛、熱感) |
| 接触皮膚炎 | 表皮～真皮 | アレルゲン/刺激物質による炎症反応 (紅斑、水疱) |

看護過程ポイント
- **アセスメント**：膨疹の出現部位、大きさ、数、瘙痒の程度、出現時間経過を観察。誘因（食事内容、内服薬、環境因子）の聴取が重要です。
- **看護介入**：瘙痒の軽減のために、冷罨法 (Cold Compress) や保湿ケアを提供。掻爬による二次感染（皮膚炎）予防のため、爪を短く切るなどの指導を行います。
- **観察・報告**：血管性浮腫の有無（特に口唇、舌、喉頭の浮腫）に注意。呼吸困難、喘鳴、嗄声が出現した場合は、アナフィラキシー (Anaphylaxis) の可能性を疑い、直ちに医師に報告し、緊急対応（エピネフリン投与など）の準備をします。

暗記のコツ
「蕁麻疹（じんましん）」＝「じんましん（膨疹）」は「真皮浅層の浮腫」と覚えましょう。ヒスタミンが出ると血管のスキマが開いて（透過性亢進）、血液の水分が組織に漏れ出る（浮腫）イメージです。「水疱」は「湿疹」、「皮下の炎症」は「蜂窩織炎」とセットで覚えると、混同しにくくなります。

国試頻出ポイント
蕁麻疹は、その病態生理（血管透過性亢進）と治療薬（抗ヒスタミン薬）が頻出です。また、アナフィラキシーへの移行リスクを問う問題もよく出題されます。最重要！ 特に「喉頭浮腫による気道閉塞」は緊急度の高い状態であり、国試でもたびたび出題されています。原因として非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)や抗菌薬による薬剤アレルギーも併せて覚えておきましょう。

出題パターン注意！
単純に蕁麻疹の定義を問う問題から、事例問題（例：「食物を食べた後に全身に瘙痒を伴う紅斑が出現した。看護師の対応として適切なのはどれか」）に発展することがあります。この場合、原因物質の除去、バイタルサイン測定、アナフィラキシーサインの観察、抗ヒスタミン薬の準備など、臨床判断を問う問題が出題されます。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**

30代女性。夕食にエビを食べた30分後、顔面と上肢に瘙痒を伴う赤い膨疹が出現し、唇の違和感も訴えて夜間外来を受診しました。バイタルサインは血圧120/70mmHg、脈拍88回/分、呼吸数18回/分、SpO2 98%（室内気）で、全身状態は安定しています。

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**

1. **観察・アセスメント**：全身の膨疹の範囲・性状、瘙痒の程度を観察。同時に、最重要！ 口唇、舌、喉頭の浮腫の有無、呼吸状態（喘鳴、嗄声、呼吸困難感）を確認し、アナフィラキシーの前兆を見逃さない。
2. **報告・連絡**：医師にSBARで報告（S: エビ摂取後の蕁麻疹と口唇違和感、B: バイタルサイン安定、A: アナフィラキシーリスク評価と治療オーダーが必要、R: 抗ヒスタミン薬の投与準備と経過観察）。
3. **看護介入**：指示に基づき、抗ヒスタミン薬（例：フェキソフェナジン塩酸塩）を内服または注射で投与。瘙痒に対して冷罨法を実施。安静を保ち、経過観察を行う。
4. **評価と指導**：症状改善を確認。今後、原因食物（エビ）の摂取を避けるよう指導。エピペン（Epinephrine Auto-Injector）処方の必要性について医師と相談。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**

⚠️ 喉頭浮腫、血圧低下、意識レベル低下はアナフィラキシーへの移行を示唆。直ちに医師に報告し、アドレナリン（Epinephrine）筋肉注射、酸素投与、気道確保の準備を行う。 また、既往歴の聴取を怠らず、特に気管支喘息のある患者はアナフィラキシーのリスクが高いため注意が必要です。

看護プロトコル
- **観察項目**：膨疹の部位・範囲・数・瘙痒スケール（NRS）、バイタルサイン、呼吸状態（喘鳴・嗄声の有無）、意識レベル、口唇・眼瞼・喉頭浮腫の有無。
- **報告基準（SBAR）**：発症時刻と誘因、症状の範囲と重症度、アナフィラキシーサイン（呼吸困難、血圧低下）の有無を明確に伝える。
- **記録のポイント**：症状出現時刻、誘因、身体所見、実施したケアとその後の反応、患者指導内容を詳細に記録する。

先輩看護師の一言
「蕁麻疹は、『じんましんが出た』で軽く見てはいけません。一見軽症に見えても、急に喉頭浮腫で呼吸困難に陥ることもあるからです。患者さんの『なんとなく喉がイガイガする』『息がしにくい』という言葉を聞き逃さないでください。特に初めての蕁麻疹発症や、急速に症状が広がるケースは要注意です。国試でも『蕁麻疹の患者さんにまず何を観察するか』が問われます。それは 呼吸状態とバイタルサイン です。アナフィラキシーを疑うアセスメントができる看護師を目指しましょう！」

## 重要概念

- **蕁麻疹** — 肥満細胞から遊離されたヒスタミンにより、真皮浅層の血管透過性が亢進し、限局性の浮腫（膨疹）と瘙痒を生じる疾患。
- **ヒスタミン** — 肥満細胞から放出される化学伝達物質の一つ。血管透過性亢進、血管拡張、気管支平滑筋収縮などを引き起こす。
- **血管透過性亢進 (Increased Vascular Permeability)** — 血管内皮細胞の収縮などにより、血管壁の透過性が高まり、血漿成分が組織へ漏出する現象。蕁麻疹の膨疹形成の直接的な原因。
- **膨疹** — 真皮浅層の限局性浮腫により生じる、皮膚表面から隆起した紅斑性の病変。蕁麻疹の主徴。
- **抗ヒスタミン薬** — ヒスタミン受容体（主にH1受容体）を遮断し、ヒスタミンの作用を抑制する薬剤。蕁麻疹の治療の第一選択薬。

## 同じテーマの問題

- [アレルギー反応のうち、即時型過敏症（I型アレルギー）に分類されるのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=364454)
- [アレルギー性鼻炎の患者に対する治療薬として、最も適切なのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=364455)
- [アトピー性皮膚炎の病態生理として、正しいのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=364456)
- [気管支喘息の発作時に使用される薬物で、最も速やかに気管支拡張効果を発揮するのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=364457)
- [食物アレルギーの診断において、最も確実な検査はどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=364458)
- [アナフィラキシーショックの初期対応として、最も優先されるのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=364459)
- [アスピリン喘息の原因として、正しいのはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=364460)
- [接触性皮膚炎のうち、IV型アレルギー（遅延型過敏症）の代表的な原因物質はどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=364462)

---

More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

_学習参考用です。実際の臨床は最新のガイドラインと所属機関のプロトコルに従ってください。_

