# 関節リウマチ (RA) に対する薬物療法の第一選択薬として最も適切なものはどれか。

> source: MyMerci (mymerci.kr)  
> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=364425  
> language: ja  
> subject: 免疫機能の障害

## 問題

関節リウマチ (RA) に対する薬物療法の第一選択薬として最も適切なものはどれか。

## 選択肢

1. 副腎皮質ステロイド薬
2. 生物学的製剤
3. 金製剤
4. 非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)
5. メトトレキサート (MTX) **✔ 正解**

**正解: 5**

## 解説

関節リウマチの治療ガイドラインでは、疾患活動性を抑制し関節破壊を防ぐために、早期からのメトトレキサート (MTX) を中心とした抗リウマチ薬 (DMARDs) の使用が第一選択とされる。NSAIDsは対症療法、ステロイドは橋渡し療法、生物学的製剤はMTX無効例などに使用される。

## 詳細解説

核心解説
この問題は 関節リウマチ (Rheumatoid Arthritis, RA) の薬物療法における第一選択薬を問うています。RA治療の基本戦略は、早期から疾患活動性を抑え、関節破壊や機能障害を防ぐことです。この目標を達成するために、現在の治療ガイドライン（2020年日本リウマチ学会、および国際ガイドライン (EULAR/ACR)）では、診断確定後、速やかに 抗リウマチ薬 (Disease-Modifying Antirheumatic Drugs, DMARDs) を開始することが推奨されています。DMARDsの中で、特に有効性と安全性のバランスに優れ、長期投与のエビデンスが豊富な メトトレキサート (Methotrexate, MTX) が「アンカー・ドラッグ（基本薬）」として第一選択薬に位置づけられています。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**

最重要！ 選択肢⑤ メトトレキサート (MTX) が正解です。MTXは、葉酸代謝を阻害することで免疫担当細胞の増殖を抑制し、関節滑膜の炎症を根本から抑えます。RA治療は「Treat to Target（治療目標達成を目指す）」戦略が基本であり、MTXを中心に投与量を調整しながら、治療目標（臨床的寛解）を目指します。MTX投与開始時および増量時には、副作用として 間質性肺炎 (Interstitial Pneumonia)、肝障害、骨髄抑制 に注意が必要であり、定期的な血液検査（血算、肝機能、腎機能）と胸部画像検査が必須です。また、葉酸の併用投与により副作用を軽減できることも看護師は知っておくべき重要な知識です。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**

① 混同注意！ 副腎皮質ステロイド薬：強力な抗炎症作用を持つため、関節痛や腫脹を速やかに改善しますが、関節破壊の進行を抑制する効果は乏しいです。長期使用による副作用（感染症、骨粗鬆症、糖尿病、消化性潰瘍など）が問題となるため、「ブリッジング療法（橋渡し療法）」として、MTXなどのDMARDsが効果を発揮するまでの短期間（通常数週間～3ヶ月以内）に使用し、その後は速やかに減量・中止を目指します。

② 生物学的製剤：TNF阻害薬やIL-6阻害薬など、特定の炎症性サイトカインを標的とした高価な薬剤です。非常に高い効果が期待できますが、重篤な感染症（結核、ニューモシスチス肺炎など）のリスクがあります。そのため、通常は MTXを含む従来型DMARDsで十分な効果が得られない場合（MTX不応例）や、不耐容の場合 に使用されます。

③ 金製剤：かつては広く使用された注射または経口のDMARDsですが、効果発現が遅く、副作用（口内炎、皮疹、腎障害など）も多いため、現在ではMTXや生物学的製剤に取って代わられ、使用頻度は大幅に減少しました。

④ 非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)：関節の痛みや腫れを一時的に抑える 対症療法薬 です。炎症を抑える作用はありますが、関節破壊の進行を防ぐ効果は全くありません。消化管障害や腎機能障害のリスクがあるため、長期使用は推奨されません。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**

RA治療の流れを整理しましょう。診断 → 第一選択：MTX（アンカードラッグ） → 効果不十分な場合 → 他の従来型DMARDs（サラゾスルファピリジン、レフルノミドなど）の追加または変更、あるいは 生物学的製剤 や JAK阻害薬 の使用を検討します。MTXの投与は週1回の内服または注射であり、誤って毎日服用すると重篤な副作用を引き起こすため、服薬指導は看護師の重要な役割です。

概念整理: RA治療の基本戦略は「早期診断・早期治療」と「Treat to Target」。その中心的役割を担うのがDMARDsであり、第一選択はMTXです。MTXは関節破壊を抑制するが、NSAIDsやステロイドは対症療法または橋渡し療法であることを理解しましょう。

一目で比較！:

| 薬剤分類 | 関節破壊抑制効果 | 効果発現 | RA治療における位置づけ |
| --- | --- | --- | --- |
| MTX | あり | やや遅い（1～2ヶ月） | 第一選択薬 (アンカードラッグ) |
| 生物学的製剤 | あり | 比較的速い | MTX不応例などに使用 |
| ステロイド | なし | 速い | 橋渡し療法・急性期 |
| NSAIDs | なし | 速い | 対症療法 |
| 金製剤 | あり | 遅い | 現在はほとんど使用されない |

看護過程ポイント: **アセスメント**：MTX開始前および定期的な血液検査（血算、肝機能、腎機能）の結果、胸部X線/CT、患者の自覚症状（息切れ、咳、発熱、口内炎、出血傾向）。**看護診断**：服薬管理能力低下（知識不足）、副作用リスク状態（間質性肺炎、感染症、肝障害）。**計画・実施**：服薬スケジュールの指導（週1回の内服/注射）、葉酸服用の意義説明、感染徴候早期発見のためのセルフモニタリング指導、定期的な通院と採血の重要性説明。**評価**：副作用出現の有無、関節痛や腫脹の変化、日常生活動作 (ADL) の改善度。

暗記のコツ: 「関節リウマチの MTXは、Main（メイン）ドラッグ」と覚えましょう。MTXが基本で、その上に生物学的製剤やJAK阻害薬を追加するイメージです。

国試頻出ポイント: RAの第一選択薬としてのMTX、MTXとNSAIDsやステロイドの使い分け、MTXの副作用（特に間質性肺炎）、MTX投与時の葉酸併用、MTXの週1回投与（毎日投与は禁忌）、MTX投与中の生ワクチン接種禁忌（免疫抑制状態）。また、生物学的製剤投与前の結核スクリーニングの必要性も併せて頻出です。

出題パターン注意！: 単純な「第一選択薬はどれか」という知識問題に加え、「MTX開始後2ヶ月で呼吸困難が出現した患者への対応」のような状況設定問題（事例問題）や、「MTXと併用禁忌な薬剤」を問う問題もよく出題されます。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**

50代女性、RAと診断されMTX（週1回6mg）の内服を開始。3週間後、定期外来で「口内炎ができて食事がしづらい」「少し咳が出る」と看護師に相談。バイタルサインは 体温37.2℃、SpO2 97% で安定。この患者さんへのアセスメントと対応は？

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**

最重要！ MTXの副作用として最も注意すべき 間質性肺炎 (Interstitial Pneumonia) の初期症状（乾性咳嗽、労作時呼吸困難、発熱）を見逃さないことです。まずは **聴診（fine cracklesの有無）、SpO2の確認、呼吸パターンの観察** を行います。口内炎はMTXの一般的な副作用であり、葉酸の内服を確認し、処方されていなければ医師に提案します。咳嗽が乾性で、かつ呼吸音に異常を認める場合やSpO2が低下している場合は、直ちに医師へ報告し、胸部X線や血液検査（KL-6、SP-Dなど間質性肺炎マーカー）のオーダーを依頼します。SBARを用いた報告例：「S: MTX開始3週目の50代女性、口内炎と乾性咳嗽を訴えています。B: バイタルサインは安定。A: MTXによる間質性肺炎または口内炎の可能性を考えています。R: 聴診とSpO2確認後、必要なら胸部X線と血液検査のオーダーをお願いします。」

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**

MTX開始時には、必ず 週1回投与であること を患者と家族に明確に指導し、誤って毎日服用しないよう薬の管理方法を確認します。また、MTXは免疫抑制作用があるため、生ワクチン（麻疹・風疹混合ワクチン (MR)、水痘ワクチン、帯状疱疹ワクチン（ビケン）など）の接種は禁忌です。インフルエンザワクチン（不活化ワクチン）は接種可能です。妊娠可能な女性には、MTXの催奇形性について説明し、治療中および中止後一定期間（通常3ヶ月以上）の避妊を指導します。

看護プロトコル: **観察項目**：呼吸状態（咳嗽、呼吸困難、SpO2）、口腔内粘膜（口内炎、潰瘍）、消化器症状（悪心、嘔吐、食欲不振）、皮膚症状（皮疹、脱毛）、発熱の有無。**報告基準 (SBAR)**：MTX投与中患者に、乾性咳嗽や労作時呼吸困難が出現した場合（間質性肺炎疑い）、38.0℃以上の発熱が持続する場合（感染症疑い）、血小板減少による出血傾向（皮下出血、歯肉出血）を認める場合。**記録**：MTX投与日・投与量、副作用の有無とその程度（Grade分類など）、葉酸内服の確認、患者の服薬状況、指導内容。

先輩看護師の一言: 「RA治療のMTXは、本当によく使われるお薬です。でも、『週1回』という特殊な用法と、間質性肺炎という怖い副作用があることを、患者さんと一緒にしっかり覚えておく必要があります。『いつもと違う咳』や『階段が息苦しい』という訴えを聞き逃さず、医師に報告することで、患者さんの命を守れるんです。国試でも、この『MTX＋間質性肺炎』の組み合わせは鉄板ですよ！」

## 重要概念

- **メトトレキサート** — RA治療のアンカードラッグ。葉酸代謝拮抗薬で免疫抑制と抗炎症作用を持つ。週1回投与。副作用に間質性肺炎、肝障害、骨髄抑制など。
- **疾患修飾性抗リウマチ薬** — 関節リウマチの進行（関節破壊）を抑制する薬剤の総称。MTX、サラゾスルファピリジン、レフルノミドなど。
- **生物学的製剤** — 特定の炎症性サイトカイン（TNF-α、IL-6など）を標的とした遺伝子組換え医薬品。MTX無効例などに使用。高価で感染症リスクが高い。
- **ブリッジング療法** — DMARDsが効果を発揮するまでのつなぎとして、ステロイドを短期間使用する治療法。
- **間質性肺炎** — MTXの重篤な副作用の一つ。乾性咳嗽、労作時呼吸困難で発症し、重症化すると致命的。早期発見・早期対応が必須。

## 同じテーマの問題

- [全身性エリテマトーデス (SLE) の診断基準項目として含まれないものはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=364424)
- [強皮症 (全身性硬化症) の特徴的な所見として正しいものはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=364426)
- [シェーグレン症候群の患者にみられる症状はどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=364427)
- [ベーチェット病の診断に重要な症状はどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=364428)
- [全身性エリテマトーデス (SLE) の患者で最も注意すべき臓器障害はどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=364429)
- [皮膚筋炎に特徴的な皮膚所見はどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=364430)
- [関節リウマチ (RA) の関節症状として最も特徴的なものはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=364431)
- [顕微鏡的多発血管炎の診断に有用な自己抗体はどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=364432)

---

More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

_学習参考用です。実際の臨床は最新のガイドラインと所属機関のプロトコルに従ってください。_

