# 糖尿病の合併症予防における三次予防の具体例として適切なのはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=364083  
> language: ja  
> subject: 疾病に対する医療

## 問題

糖尿病の合併症予防における三次予防の具体例として適切なのはどれか。

## 選択肢

1. 糖尿病の発症リスクが高い肥満者への食事指導
2. 耐糖能異常者への運動療法の推奨
3. 空腹時血糖測定による早期発見
4. 糖尿病網膜症の進行防止のための血糖コントロール **✔ 正解**
5. 地域住民への糖尿病に関する健康教育

**正解: 4**

## 解説

三次予防は疾病が発症した後に、その進行や合併症の発症・悪化を防ぎ、機能の維持・回復を図る活動である。糖尿病網膜症の進行防止は、すでに糖尿病と診断された患者の合併症悪化を防ぐ三次予防に該当する。発症前の指導や早期発見は一次予防・二次予防である。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、予防医学 (Preventive Medicine) の三段階（一次予防・二次予防・三次予防）と、糖尿病 (Diabetes Mellitus) の合併症予防における具体的な活動内容を問うています。予防のレベルを正しく理解し、各段階に該当する看護介入を区別できるかが鍵となります。

**予防の三段階（疾病予防概念）**

1. **一次予防 (Primary Prevention)**: 健康増進と特異的防御。疾患の発症そのものを予防する活動。

- 例: 健康教育、予防接種、禁煙指導、栄養指導

2. **二次予防 (Secondary Prevention)**: 早期発見・早期治療。疾患を早期に発見し、重症化を防ぐ活動。

- 例: 健康診断（検診）、がん検診、特定健診

3. **三次予防 (Tertiary Prevention)**: 疾病の進行防止、リハビリテーション、社会復帰。すでに疾患を発症した患者の合併症を防ぎ、生活の質 (QOL) を維持・向上させる活動。

- 例: 合併症治療、機能訓練、重症化予防のための治療継続

**正解の根拠 (Answer Rationale)**:

正解は **④ 糖尿病網膜症の進行防止のための血糖コントロール** です。最重要！ これは、すでに糖尿病 (Diabetes Mellitus) と診断された患者さんに対し、糖尿病網膜症 (Diabetic Retinopathy) という合併症の進行（重症化）を防ぐための介入です。疾患発症後の合併症予防・重症化予防は、まさに **三次予防 (Tertiary Prevention)** に該当します。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**:

- ① 糖尿病の発症リスクが高い肥満者への食事指導: 混同注意！ 疾患を発症していない「リスクが高い人」に対する介入です。発症を予防するための **一次予防 (Primary Prevention)** です。

- ② 耐糖能異常者への運動療法の推奨: 混同注意！ 耐糖能異常（境界型）は、まだ糖尿病と確定診断されていない状態です。この段階で介入し、糖尿病への進展を防ぐことは **一次予防 (Primary Prevention)** に分類されます（特にハイリスク者への特異的防御）。

- ③ 空腹時血糖測定による早期発見: これは、糖尿病を早期に発見するためのスクリーニングです。疾患の早期発見は **二次予防 (Secondary Prevention)** です。

- ⑤ 地域住民への糖尿病に関する健康教育: これは、疾患の有無に関わらず全ての住民を対象に、健康的な生活習慣を促進し、疾患の発症を予防する活動です。**一次予防 (Primary Prevention)** です。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**:

予防医学の概念は、看護師国家試験で非常に頻出です。以下のように整理して覚えましょう。

- **一次予防**: 「病気になる前に」→ 健康増進・予防接種・健康教育

- **二次予防**: 「病気の早期発見」→ 健康診断・検診

- **三次予防**: 「病気になってから悪くしない」→ 合併症予防・リハビリテーション

概念整理
- **予防医学 (Preventive Medicine)** の三段階と、**糖尿病 (Diabetes Mellitus)** の合併症予防における具体的な看護介入を区別する。

- 各予防レベルの定義：一次予防（発症予防）、二次予防（早期発見・早期治療）、三次予防（重症化予防・機能維持・社会復帰）

一目で比較！

| 予防段階 | 目標 | 具体例（糖尿病関連） |
| --- | --- | --- |
| 一次予防 | 発症予防 | 肥満者への食事指導・運動療法、健康教育 |
| 二次予防 | 早期発見・早期治療 | 健康診断（血糖測定）、耐糖能異常のスクリーニング |
| 三次予防 | 重症化予防・合併症予防 | 糖尿病網膜症の治療、腎症進行防止のための血糖・血圧コントロール、フットケア |

看護過程ポイント
- **アセスメント**: 患者の疾病の段階（発症前・早期・進行期）を評価する。

- **看護診断**: 該当する予防レベルに基づき、具体的な看護診断を立案する。例：三次予防では「効果的健康管理 (Ineffective Health Maintenance)」など。

- **計画・実施**: 予防レベルに応じた介入計画を立案する。三次予防では、患者のセルフケア能力を高め、合併症のサインを早期に発見できるように教育する。

- **評価**: 合併症の進行の有無、患者のQOLの維持・向上を評価する。

暗記のコツ
「一次：予防接種（病気にならない）、二次：検診（早く見つける）、三次：リハビリ（悪くしない）」と覚えましょう。

国試では、「○○予防はどれか？」という直接的な問題に加え、「状況設定問題（事例問題）で、この患者に最も適切な看護はどれか？」という形で間接的に問われることもあります。

国試頻出ポイント
- 予防医学の三段階は、公衆衛生看護学、成人看護学、老年看護学など様々な科目で頻出です。

- 特に 生活習慣病 (Lifestyle-related Diseases) の予防における具体的な介入と、予防段階のマッチングが問われやすいです。

- 「糖尿病網膜症の進行防止」は、まさに**三次予防**の典型例として記憶しておきましょう。

出題パターン注意！
- 単純知識問題: 「三次予防の具体例はどれか？」

- 状況設定問題（事例問題）への発展: 「70歳男性、糖尿病歴15年。血糖コントロール不良で網膜症が進行している。看護師の対応として適切なのはどれか？」という形で、知識を応用して判断する問題が出題されます。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**:

糖尿病で通院中の60代女性患者。HbA1cが8.5%と高値が続き、糖尿病網膜症 (Diabetic Retinopathy) の進行が認められました。眼科医から「光凝固療法が必要かもしれない」と言われ、患者さんは不安を訴えています。看護師はどのように支援すべきでしょうか？

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**:

これは三次予防の介入が求められる場面です。

1. **観察**: 患者の血糖コントロール状況（血糖値、HbA1c）、視力の状態、眼底検査の結果、食事・運動療法のアドヒアランス（治療への積極的な取り組み）を確認。

2. **アセスメント**: 網膜症の進行は、血糖コントロール不良が原因である可能性が高い。患者のセルフケア能力や治療に対する理解度、心理的状態を評価する。

3. **報告・連携**: 医師に患者の状態を報告。必要に応じて、眼科医、栄養士、糖尿病療養指導士（CDE）と連携する。

4. **介入**: 最重要！ 合併症進行防止のための 血糖コントロール (Glycemic Control) を強化する。患者に「なぜ血糖コントロールが必要か」を病態に基づき説明し、自己管理を促す。不安に対しては、治療の選択肢（光凝固療法など）について医師と一緒に説明できるよう調整し、精神的なサポートを行う。

5. **評価**: 血糖コントロールが改善したか、網膜症の進行が止まったか、患者の不安が軽減したかを評価する。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**:

- 血糖コントロールの強化に伴う 低血糖 (Hypoglycemia) のリスクに注意。特に高齢者や腎機能低下のある患者では、血糖値を下げすぎないように注意する。

- 網膜症が進行している患者では、急激な血糖コントロールの是正 により、一過性に網膜症が悪化する可能性があるため、医師の指示に従い、安全な範囲でコントロールを行う。

- 患者の視力低下に伴う 転倒・転落 のリスクを評価し、環境調整（手すりの設置、段差の解消など）を行う。

看護プロトコル
- **観察項目**: バイタルサイン、血糖値、HbA1c、体重、食事内容、運動量、服薬状況、視力・眼底所見、心理状態（不安、抑うつ）、セルフケア能力

- **報告基準（SBAR）**: 「S（状況）：糖尿病網膜症進行中の患者、HbA1c 8.5%。B（背景）：血糖コントロール不良が続いている。A（アセスメント）：三次予防として、血糖コントロール強化と眼科治療の調整が必要。R（提案）：眼科医へのコンサルトと、血糖コントロール強化のための指導計画の見直しを提案します。」

- **記録のポイント**: 患者の血糖値、眼底検査結果、実施した指導内容、患者の反応、医師への報告内容と指示を正確に記録する。

先輩看護師の一言
「三次予防は、病気と闘っている患者さんを長期的に支える大切な看護です。『合併症を予防する』という目標は、患者さんのQOLを守ることに直結します。国試でも頻出なので、予防の三段階はしっかり区別できるようにしておきましょう！現場では、『この患者さんに今必要なケアは、予防のどの段階に当たるのか』を考える習慣をつけると、より根拠のある看護実践ができるようになりますよ！」

## 重要概念

- **一次予防** — 健康増進と特異的防御により、疾患の発症そのものを予防する活動。
- **二次予防** — 健康診断や検診により、疾患を早期に発見し、早期治療を行う活動。
- **三次予防** — 疾患発症後の合併症進行を防ぎ、機能の維持・回復、社会復帰を図る活動。
- **糖尿病網膜症** — 糖尿病の三大合併症の一つ。高血糖により網膜の毛細血管が障害され、視力低下や失明に至る疾患。
- **予防医学** — 疾病の発生・進行を予防し、健康の保持・増進を図る医学の一分野。

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