# 疾病の原因として、免疫学的機序によるものはどれか？

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> language: ja  
> subject: 疾病の成立と疾病からの回復

## 問題

疾病の原因として、免疫学的機序によるものはどれか？

## 選択肢

1. アナフィラキシーショック **✔ 正解**
2. 骨折
3. 凍傷
4. 溺水
5. 熱傷

**正解: 1**

## 解説

アナフィラキシーショックはI型アレルギー反応による免疫学的機序で発症する。熱傷・骨折・凍傷・溺水は物理的因子または外因性の傷害によるものであり、免疫学的機序ではない。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、疾病の原因を「免疫学的機序」と「物理的・外因性の機序」に分類できるかを問うています。最重要！ 免疫学的機序とは、生体の免疫システムが過剰または異常に反応することで発症する病態を指します。代表的なものとしてアレルギー反応 (Allergic Reaction)、自己免疫疾患 (Autoimmune Disease)、免疫不全症 (Immunodeficiency)などがあります。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**

アナフィラキシーショック (Anaphylactic Shock)は、I型アレルギー反応 (Type I Hypersensitivity)の全身性重症型です。特定の抗原（アレルゲン：食物、薬剤、昆虫毒など）が体内に侵入すると、肥満細胞 (Mast Cell)や好塩基球 (Basophil)からヒスタミン (Histamine)などの化学伝達物質が大量に放出され、血管拡張、気管支収縮、血圧低下などが急激に生じます。この一連の反応は、まさに免疫学的機序によって引き起こされます。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**

⚠️ この内容は (qn_ai_explain) 内の解説です。

②番：骨折 (Fracture)は、転倒や衝突などの物理的外力 (Physical Force)によって骨の連続性が断たれる外傷です。免疫反応は関与しません。

③番：凍傷 (Frostbite)は、寒冷環境への曝露による組織の凍結 (Tissue Freezing)とその後の虚血再灌流障害 (Ischemia-Reperfusion Injury)が原因であり、免疫学的機序ではありません。

④番：溺水 (Drowning)は、水などの液体を吸入することによる呼吸障害 (Respiratory Impairment)と低酸素血症 (Hypoxemia)が主因です。物理的な窒息や気道閉塞が病態の中心です。

⑤番：熱傷 (Burn)は、熱による皮膚・組織のタンパク質変性 (Protein Denaturation)と細胞障害が直接の原因であり、免疫反応は二次的なもの（感染症のリスク増加など）に過ぎません。

概念整理: アナフィラキシーショックはI型アレルギー（即時型アレルギー）に分類され、抗原特異的IgE抗体 (Immunoglobulin E)が関与する免疫学的機序です。他の選択肢はすべて物理的因子による傷害であり、免疫学的機序とは明確に区別されます。

一目で比較！:

| 分類 | 疾患/病態 | 原因 |
| --- | --- | --- |
| 免疫学的機序 | アナフィラキシーショック | I型アレルギー反応（IgE依存性） |
| 物理的因子 | 骨折 | 外力による骨破綻 |
| 物理的因子 | 凍傷 | 寒冷による組織凍結 |
| 物理的因子 | 溺水 | 液体吸入による窒息 |
| 物理的因子 | 熱傷 | 熱による組織変性 |

看護過程ポイント: 混同注意！ アナフィラキシーショックの看護では、アセスメント：発症直後のバイタルサイン（血圧低下、脈拍微弱、SpO2低下）と皮膚症状（蕁麻疹、搔痒感）、呼吸音（喘鳴）の観察が優先されます。看護診断としては「ガス交換障害 (Impaired Gas Exchange)」「心拍出量減少 (Decreased Cardiac Output)」が該当します。介入では、アドレナリン (Epinephrine) の筋肉内投与（大腿外側）が第一選択であり、酸素投与、輸液療法を並行します。決して単なる「アレルギー症状」と軽視しないことが重要です。

暗記のコツ: 「アナフィラキシーは『免疫ショック』！免疫が過剰反応して体を傷つける。骨折・熱傷・凍傷・溺水はすべて『物理ショック』！外からの力で体が壊れる。」と覚えましょう。

国試頻出ポイント: アナフィラキシーショックは、救急看護の重要テーマであり、原因（薬剤、食物、虫刺され）、症状（呼吸困難、血圧低下、蕁麻疹）、看護介入（アドレナリン投与、体位管理）が頻出です。また、I型～IV型アレルギーの分類と代表疾患との組み合わせ問題もよく出題されます。

出題パターン注意！: 単純な「免疫学的機序による疾患はどれか」という知識問題に加えて、「薬剤投与後に患者が呼吸困難と血圧低下を訴えた」という状況設定問題（事例問題）で、アナフィラキシーショックを疑う臨床判断や看護介入の優先順位を問う形式に発展します。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド

**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**

あなたは内科病棟で働く看護師です。抗菌薬（セフェム系）の点滴投与を開始してから約5分後、患者（40代男性）が突然「喉が詰まる感じがする」「息が苦しい」と訴え、顔面が紅潮し、全身に蕁麻疹が出現しました。血圧が60/40 mmHg、脈拍が120回/分（微弱）、SpO2が88%に低下しています。

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**

1. **観察**: まずバイタルサイン（血圧、脈拍、呼吸数、SpO2）と意識レベルを迅速に評価。喘鳴（Wheezing）や呼吸困難の程度を観察します。

2. **アセスメント**: 薬剤投与直後の急激な発症、喉頭浮腫による気道狭窄症状（喉の詰まり感、喘鳴）、血圧低下、皮膚症状から、最重要！ 薬剤性アナフィラキシーショック (Drug-Induced Anaphylactic Shock)とアセスメントします。

3. **報告・指示**: 直ちに点滴を中止し、医師へSBAR（Situation：患者の状態、Background：投与開始直後、Assessment：アナフィラキシーショック、Recommendation：アドレナリン投与と酸素投与の指示）で報告。

4. **介入**: 指示のもと、アドレナリン 0.3mg を大腿外側に筋肉内注射。酸素投与（10L/分、リザーバーマスク）、仰臥位もしくは下肢挙上（循環血液量の維持）、大量輸液（乳酸リンゲル液など）を開始。

5. **評価**: 血圧・SpO2・意識レベルの改善を経時的に評価。症状が改善しない場合は、アドレナリンを5～15分間隔で繰り返し投与する準備をします。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**

最重要！ アナフィラキシーショックは気道閉塞による窒息死や循環虚脱のリスクが極めて高いため、発症から数分以内の対応が生命予後を左右します。アドレナリンの筋肉内投与は、大腿外側（前外側部）が推奨され、皮下投与や静脈内投与（熟練者以外禁忌）としないこと。また、患者のアレルギー歴を事前に確認する（薬剤歴、食物歴）ことが、予防の基本です。

看護プロトコル: 観察項目：バイタルサイン（特に血圧、SpO2）、呼吸状態（喘鳴、呼吸音、呼吸数）、皮膚症状（蕁麻疹、浮腫）、意識レベル（JCS、GCS）。報告基準：血圧低下（収縮期血圧 < 90mmHg）、SpO2 < 90%、意識レベルの低下。記録のポイント：発症時間、誘因（投与薬剤と開始時間）、症状経過、実施した処置とその効果、患者・家族への説明内容。家族への説明：アナフィラキシーショックの病態、今後の薬剤アレルギー管理（アレルギーカードの携帯、医師への情報提供）の重要性を丁寧に説明します。

先輩看護師の一言: 「この問題は、『疾患の原因を分類する』という基礎中の基礎ですが、実は臨床でとても大切な視点なんです。患者さんの症状が『なぜ起こったのか（免疫なのか？物理的なのか？感染なのか？）』を考えられるようになると、優先すべき介入が自然と見えてきます。アナフィラキシーショックは、『免疫の暴走』というイメージを持ってください。そして、現場では『薬剤投与を開始したら、最初の5分間は患者のそばを離れない』というのが鉄則です！発症にいち早く気づき、アドレナリンを打てる看護師こそが、患者さんの命を救います！」

## 重要概念

- **アナフィラキシーショック** — 特定抗原に対するI型アレルギー反応により、全身性に血管拡張、気管支収縮、血圧低下が急激に生じる重症病態。
- **免疫学的機序** — 生体の免疫システムが関与して疾病を引き起こすメカニズム。アレルギー、自己免疫疾患などが含まれる。
- **I型アレルギー** — IgE抗体が関与する即時型アレルギー。アナフィラキシー、蕁麻疹、花粉症などが該当する。
- **アドレナリン** — アナフィラキシーショックの第一選択薬。血管収縮作用と気管支拡張作用により、血圧上昇と呼吸改善をもたらす。
- **肥満細胞** — 組織に存在する免疫細胞で、アレルゲン刺激によりヒスタミンなどの化学伝達物質を放出し、アレルギー症状を引き起こす。

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