# ウイルス感染初期に産生され、隣接細胞に抗ウイルス状態を誘導する液性因子として正しいものはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=363440  
> language: ja  
> subject: 生体の防御機構

## 問題

ウイルス感染初期に産生され、隣接細胞に抗ウイルス状態を誘導する液性因子として正しいものはどれか。

## 選択肢

1. プロスタグランジン
2. ヒスタミン
3. インターフェロン **✔ 正解**
4. ロイコトリエン
5. ブラジキニン

**正解: 3**

## 解説

インターフェロン (IFN) はウイルス感染細胞から産生・放出され、周囲の未感染細胞に作用して抗ウイルス蛋白質の合成を誘導し、ウイルスの増殖を抑制する。これは自然免疫の重要な液性防御機構である。他の選択肢はすべて炎症反応に関与するケミカルメディエーターである。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、自然免疫 (Innate Immunity) における液性因子 (Humoral Factor)の役割を問うています。ウイルス感染初期に特に重要な防御機構を正しく理解しているかが鍵となります。

**1. 核心概念の分析 (Key Concept)**

ウイルスが体内に侵入すると、まず自然免疫系が活性化されます。その中でも、ウイルス感染細胞から分泌され、隣接する未感染細胞に「ウイルスが来ているぞ、防御態勢を整えろ！」というシグナルを送る液性因子がインターフェロン (Interferon, IFN)です。インターフェロンは直接ウイルスを攻撃するのではなく、周囲の細胞に抗ウイルス蛋白質 (Antiviral Proteins)の合成を誘導し、ウイルスの増殖を阻害する「抗ウイルス状態 (Antiviral State)」を作り出します。これは獲得免疫が成立するまでの重要な防御ラインです。

**2. 正解の根拠 (Answer Rationale)**

最重要！ ウイルス感染初期に産生され、隣接細胞に抗ウイルス状態を誘導する液性因子はインターフェロン (IFN)です。問題文の「ウイルス感染初期」「隣接細胞に抗ウイルス状態を誘導」というキーワードから、③番が正解と判断できます。

**3. 誤答の分析 (Distractor Analysis)**

①番 プロスタグランジン (Prostaglandin): 混同注意！ 発熱や痛み、炎症を引き起こす生理活性物質で、抗ウイルス状態の誘導は主な作用ではありません。

②番 ヒスタミン (Histamine): アレルギー反応や炎症初期に血管透過性を亢進させるケミカルメディエーターです。ウイルス特異的な防御ではありません。

④番 ロイコトリエン (Leukotriene): 気管支喘息などのアレルギー・炎症反応に関与する物質で、平滑筋収縮や血管透過性亢進を引き起こします。

⑤番 ブラジキニン (Bradykinin): 血管拡張や痛みを引き起こす炎症性メディエーターで、抗ウイルス作用はありません。

これらの選択肢は全て混同注意！ 炎症反応に関与するケミカルメディエーター (Chemical Mediators)であり、インターフェロンの特異的な抗ウイルス作用と混同しないようにしましょう。

**4. 関連概念の整理 (Related Concepts)**

インターフェロンには主に3つの種類があります。IFN-α（主に白血球から産生）、IFN-β（主に線維芽細胞から産生）、IFN-γ（主にT細胞やNK細胞から産生され、獲得免疫を活性化）。IFN-αとβはウイルス感染初期に産生される「I型インターフェロン」と呼ばれ、問題の状況に該当します。また、インターフェロンは抗ウイルス薬や多発性硬化症 (Multiple Sclerosis)の治療薬としても臨床応用されています。

概念整理: ウイルス感染初期の自然免疫応答：インターフェロン (IFN)は感染細胞から放出され、隣接細胞の受容体に結合 → 抗ウイルス蛋白質（例：Mx蛋白、2'-5'オリゴアデニル酸合成酵素）の合成誘導 → ウイルスRNAの分解や蛋白合成阻害。一方、炎症性ケミカルメディエーターは組織損傷やアレルギー反応時に関与。

一目で比較！:

| 因子 | 主な機能 | 関連病態 |
| --- | --- | --- |
| インターフェロン | 抗ウイルス状態の誘導 | ウイルス感染症（インフルエンザ、肝炎など） |
| ヒスタミン | 血管拡張・透過性亢進 | アレルギー（蕁麻疹、アナフィラキシー） |
| プロスタグランジン | 発熱・痛み・炎症 | 炎症性疾患、発痛 |

看護過程ポイント: **アセスメント**：ウイルス感染患者の症状（発熱、全身倦怠感）を評価し、インターフェロン製剤（IFN-αなど）が投与される場合（C型肝炎治療など）、副作用（インフルエンザ様症状、骨髄抑制、うつ症状）の観察が重要。**計画**：副作用に対する支持療法（解熱鎮痛薬の準備、精神状態のモニタリング）を計画。**実施**：自己注射指導や服薬アドヒアランス向上のための患者教育。**評価**：ウイルス量の減少や症状改善を評価。

暗記のコツ: 「**インター（Inter-：間）フェロン（-feron：運ぶ）**」＝「細胞間で運ばれるもの」と覚えましょう。「ウイルスに感染した細胞が、隣の細胞に『助けて！防御して！』とメッセージを運ぶ」イメージです。

国試頻出ポイント: 自然免疫と獲得免疫の違い、液性因子（サイトカイン、ケミカルメディエーター）の分類と機能は頻出テーマです。「ウイルス感染初期」「抗ウイルス状態」というキーワードからインターフェロンを連想できるかが勝負です。

出題パターン注意！: 単純な知識問題に加えて、混同注意！ 「炎症反応で産生され、発熱や痛みを引き起こす物質はどれか？」（→プロスタグランジン）といった類題と比較して覚える必要があります。事例問題では「インフルエンザ感染患者の治療として用いられるのはどれか？」のような形で出る可能性があります。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**

A病棟で、C型肝炎（Hepatitis C）の治療のためにペグインターフェロン (Peginterferon)とリバビリン (Ribavirin)の併用療法を受けている50代男性患者さん。治療開始から数週間が経過し、「昨日から熱が38.5℃まで上がって、体がだるくて仕方ないんです」と訴えがあります。バイタルサインは体温38.2℃、脈拍92回/分、血圧110/68mmHg、SpO2 97%（室内気）。

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**

最重要！ まず、発熱と倦怠感の原因をアセスメントします。インターフェロン療法の代表的な副作用としてインフルエンザ様症状 (Flu-like Symptoms)があり、これは治療開始後数週間で出現することが多いです。感染症の合併（好中球減少による易感染性）も考慮し、感染徴候（呼吸器症状、尿路症状、皮膚の異常など）の有無を確認します。発熱に対しては、アセトアミノフェン (Acetaminophen)の指示の有無を確認し、必要時投与を検討。また、十分な休養と水分補給を促し、副作用による治療中断を防ぐための心理的サポートも重要です。医師へは「発熱と倦怠感が強いため、対症療法の指示を仰ぎたい」とSBAR (状況・背景・アセスメント・推奨)で報告します。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**

インターフェロン療法では、骨髄抑制（特に好中球減少・血小板減少）、うつ状態、甲状腺機能異常などの副作用に注意が必要です。定期的な血液検査（血算、肝機能、甲状腺機能）の結果を確認し、異常値の早期発見に努めます。また、患者さんの精神状態の変化（無気力、不眠、イライラ、希死念慮など）にも常にアンテナを張り、必要時は精神科リエゾンチームへ相談します。

看護プロトコル: **観察項目**：バイタルサイン（特に体温）、体重（水分貯留の有無）、血液検査結果（白血球数、血小板数、AST/ALT、TSH/FT3/FT4）、精神状態（PHQ-9やSDSなどのスクリーニング尺度を活用）、自覚症状（倦怠感、食欲不振、頭痛、筋肉痛、脱毛）。**報告基準（SBAR）**：S（状況）「C型肝炎治療中の〇〇さん、本日38.5℃の発熱と強い倦怠感を認めます」→B（背景）「ペグインターフェロン＋リバビリン療法開始後3週目です。血液検査上、好中球数は800/μLと減少しています」→A（アセスメント）「インターフェロンによるインフルエンザ様症状と、好中球減少に伴う感染症の可能性を考えます」→R（推奨）「アセトアミノフェンの頓用指示と、感染症の精査（血液培養、尿検査）のご検討をお願いします」。

先輩看護師の一言

「インターフェロン療法は患者さんにとって身体的にも精神的にもとても負担の大きい治療です。『副作用がつらいからやめたい…』という気持ちに寄り添いながら、治療継続のためのモチベーションを支えるのが私たち看護師の役目。副作用の症状を軽く見ずに、『いつもと違う』をキャッチして、早めに対処してあげてくださいね！」

## 重要概念

- **インターフェロン (Interferon, IFN)** — ウイルス感染細胞から産生・放出され、隣接する未感染細胞に抗ウイルス蛋白質の合成を誘導するサイトカイン。自然免疫の中心的液性因子で、I型（IFN-α, β）とII型（IFN-γ）に分類される。
- **自然免疫 (Innate Immunity)** — 生体に元来備わっている非特異的な防御機構。物理的・化学的屏障（皮膚、粘膜）、食細胞（好中球、マクロファージ）、自然リンパ球（NK細胞）、液性因子（インターフェロン、補体）などから構成される。
- **ケミカルメディエーター (Chemical Mediator)** — 炎症反応やアレルギー反応において、細胞から放出されて局所または全身に作用する生理活性物質の総称。ヒスタミン、プロスタグランジン、ロイコトリエン、ブラジキニンなどが含まれる。
- **抗ウイルス蛋白質 (Antiviral Proteins)** — インターフェロンの刺激を受けた細胞内で合成される蛋白質の一群。ウイルスの遺伝子複製や蛋白合成を阻害することで、ウイルスの増殖を抑制する（例：Mx蛋白、2'-5'オリゴアデニル酸合成酵素）。
- **サイトカイン** — 細胞から分泌され、他の細胞の機能を調節する低分子蛋白質の総称。インターフェロン、インターロイキン、腫瘍壊死因子（TNF）などが含まれ、免疫応答や炎症の制御に重要な役割を果たす。

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