# 筋紡錘からの求心性情報を伝える感覚神経線維の種類として正しいものはどれか?

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> language: ja  
> subject: 感覚器系

## 問題

筋紡錘からの求心性情報を伝える感覚神経線維の種類として正しいものはどれか?

## 選択肢

1. Aα線維 **✔ 正解**
2. C線維
3. B線維
4. Aβ線維
5. Aδ線維

**正解: 1**

## 解説

筋紡錘の一次終末からの情報は、伝導速度の最も速いAα線維（Ia群線維）で伝えられる。Aβ線維は触圧覚、Aδ線維とC線維は痛覚・温度覚に関与する。B線維は自律神経節前線維である。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、感覚神経線維 (Sensory Nerve Fibers) の分類と、筋紡錘 (Muscle Spindle) からの求心性情報を伝える線維の種類を問うています。筋紡錘は筋肉の長さとその変化速度（伸張反射の受容器）を感知する重要な感覚受容器であり、その情報は最も伝導速度の速い神経線維で中枢神経系に伝えられます。

最重要！ 正解は **Aα線維（Ia群線維）** です。筋紡錘の一次終末 (Primary Endings / Annulospiral Endings) からの情報は、伝導速度が最も速い (約70~120 m/s) 太い有髄線維である Aα線維（Ia群線維） によって伝達されます。これは、伸張反射（膝蓋腱反射など）の遠心性線維（脊髄前角のα運動ニューロン → 骨格筋）も同じ Aα線維 ですが、こちらは遠心性（運動性）である点に注意が必要です。筋紡錘からの求心路（Ia線維）は、脊髄で直接α運動ニューロンとシナプスし、単シナプス性の伸張反射を形成します。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**:

筋紡錘 (Muscle Spindle) は筋線維の長さを感知する伸展受容器です。その中心部にある核袋線維 (Nuclear Bag Fibers) と核鎖線維 (Nuclear Chain Fibers) を取り巻く一次終末（Ia群線維）と二次終末（II群線維）があります。このうち、特に伸張速度に敏感に反応する一次終末からの情報は、伝導速度が最も速いAα線維で伝えられます。これにより、筋が急に伸ばされた際に即座に反射的な筋収縮を引き起こすことができます（例：診察時の膝蓋腱反射）。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**:

混同注意！ 各神経線維の種類と機能を正確に区別しましょう。
- **② C線維**: 無髄線維で、伝導速度が最も遅い。痛覚 (Pain Sensation) や 温度覚 (Temperature Sensation) の一部（特に遅い痛み）を伝えます。
- **③ B線維**: 細い有髄線維で、自律神経節前線維 (Preganglionic Autonomic Fibers) を構成します。体性感覚は伝えません。
- **④ Aβ線維**: Aα線維よりやや細い有髄線維で、触圧覚 (Touch and Pressure Sensation) を伝えます。筋紡錘の二次終末（II群線維）もこのカテゴリに含まれますが、一次終末（Ia）ではありません。
- **⑤ Aδ線維**: 細い有髄線維で、痛覚 (Pain)（特に速い痛み）や 温度覚 (Temperature) を伝えます。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**:

混同注意！ **神経線維の分類 (Erlanger-Gasser分類)** は伝導速度と太さに基づきます：Aα > Aβ > Aγ > Aδ > B > C（速い→遅い）。筋紡錘からの情報には Aα（Ia）と Aβ（II）が関与し、それぞれ一次終末（動的・動的伸張）と二次終末（静的伸張）の情報を伝えます。ゴルジ腱器官 (Golgi Tendon Organ) からの求心性情報は Ib群線維（Aα線維の一部）で伝えられる点も押さえておきましょう。

概念整理: **神経線維の分類と主な機能**

| 線維の種類 | 直径 (µm) | 伝導速度 (m/s) | 主な機能 |
| --- | --- | --- | --- |
| Aα (Ia, Ib) | 13-22 | 70-120 | 筋紡錘からの求心性情報 (Ia) / ゴルジ腱器官 (Ib) / α運動ニューロン |
| Aβ (II) | 6-13 | 30-70 | 触圧覚 / 筋紡錘二次終末 |
| Aγ | 3-8 | 15-30 | 筋紡錘内の錘内筋線維への遠心性線維 |
| Aδ | 1-5 | 5-30 | 鋭い痛み / 冷温覚 |
| B | 1-3 | 3-15 | 自律神経節前線維 |
| C | 0.5-1 | 0.5-2 | 鈍い痛み / 温覚 / 自律神経節後線維 |

一目で比較！: **筋紡錘求心路 (Ia vs II)**

| 項目 | Ia群線維 (Aα) | II群線維 (Aβ) |
| --- | --- | --- |
| 終末 | 一次終末（輪らせん終末） | 二次終末（花房状終末） |
| 感受性 | 動的伸張（伸張速度） | 静的伸張（筋長） |
| 反射 | 単シナプス性伸張反射 | 多シナプス性反射 |

看護過程ポイント: この知識は、神経学的アセスメント (Neurological Assessment) において重要です。**深部腱反射 (Deep Tendon Reflex, DTR)** の評価では、ハンマーで腱を叩くことで筋紡錘を伸張し、Ia群線維を介した反射弓の機能を確認しています。反射の亢進や減弱は、上位運動ニューロン障害や下位運動ニューロン障害を示唆するため、アセスメントの根拠として理解しておきましょう。

暗記のコツ: 「**Aα（エー・アルファ）はアスリート（速筋＝高速）**」と覚えましょう！Aαは最も太くて速い線維です。筋紡錘からの情報（伸張反射）は瞬時に体を守るために必要なので、最も速い線維で伝えられるのです。C線維は「**Cold（寒さ）**」や「**Chronic（慢性の痛み）**」と結びつけると覚えやすいです。

国試頻出ポイント: 神経線維の分類（Aα, Aβ, Aδ, B, C）と各線維が伝える感覚（触覚、痛覚、温度覚、固有感覚）の組み合わせは、毎年どこかで出題される超頻出テーマです。特に「筋紡錘の求心路 = Aα（Ia群線維）」、「ゴルジ腱器官 = Aα（Ib群線維）」はセットで覚えておきましょう。

出題パターン注意！: 単純な「線維の種類と機能の組み合わせ」の他に、「末梢神経障害 (Peripheral Neuropathy)」の事例問題で、「どの感覚が障害されるか」を問う形でも出題されます。例えば、糖尿病性神経障害で最初に障害されるのは細い有髄・無髄線維（C線維、Aδ線維）で、温痛覚が障害されます。一方、大径線維（Aα、Aβ）が障害されると振動覚や位置覚が障害されます。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
この知識は、神経学的フィジカルアセスメントで直接応用されます。例えば、意識障害や脊髄損傷の患者さんを受け持った際、深部腱反射を評価する場面を想像してみましょう。

**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**:

「65歳男性、転落により第4頸髄（C4）レベルの脊髄損傷（完全損傷）で入院。四肢麻痺の状態。看護師が膝蓋腱反射を評価しようとハンマーで膝蓋腱を叩いたところ、反射が全く認められません。」

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**:

最重要！ この反射の消失は、脊髄ショック (Spinal Shock) の可能性を示唆します。脊髄損傷直後は、損傷部位以下の反射弓が一時的に抑制され、反射が消失します（弛緩性麻痺）。
1. **観察**: 深部腱反射（膝蓋腱反射、アキレス腱反射）の有無、筋緊張、感覚障害レベル（痛覚、触覚）を詳細に評価します。
2. **アセスメント**: 反射消失は、脊髄反射弓（筋紡錘 → Ia群線維（Aα） → 脊髄前角α運動ニューロン → 筋）の機能が損傷によって途絶していることを示しています。
3. **報告 (SBAR)**: 「医師へ、C4完全損傷の患者さんですが、膝蓋腱反射が消失しています。筋緊張は低下し、四肢は弛緩性麻痺の状態です。脊髄ショック期と考えられます。」
4. **介入**: 関節拘縮予防のための関節可動域訓練（他動的）、皮膚の観察（感覚がないため褥瘡リスク）、膀胱直腸障害への対応（導尿、排便ケア）を優先します。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**:

注意！ 脊髄ショック期の患者では、血圧の変動（特に起立性低血圧）や自律神経過反射（損傷レベルがTh6以上の患者で、損傷レベル以下の刺激により突然の高血圧、徐脈、頭痛が出現）のリスクがあります。刺激となるカテーテルの閉塞や便塞栓を予防することが重要です。また、関節可動域訓練は、損傷部位を動かさないように注意しながら行います。

看護プロトコル: **深部腱反射の記録ポイント**
- 反射の程度：0（消失）、1+（減弱）、2+（正常）、3+（亢進）、4+（クローヌスを伴う亢進）
- 左右差の有無（正常は左右対称）
- 評価部位：上腕二頭筋腱、上腕三頭筋腱、腕橈骨筋腱、膝蓋腱、アキレス腱

先輩看護師の一言: 「国試では『Aα線維は筋紡錘からの情報を伝える』という丸暗記で終わりがちですが、臨床では『この反射が消失している=筋紡錘から脊髄への情報が途絶している』と病態と結びつけることが大切です。深部腱反射の評価は、単に『反射がある・ない』を見るだけでなく、神経のどのレベルで障害が起きているのかを推測する重要な手がかりになります。患者さんの状態を『なぜ』という視点で見るクセをつけましょう！」

## 重要概念

- **Aα線維 (Aα Fiber)** — 直径が最も太く、伝導速度が最も速い有髄神経線維。筋紡錘からの求心性情報（Ia群線維）や、ゴルジ腱器官からの情報（Ib群線維）、α運動ニューロンの遠心性線維を構成する。
- **筋紡錘 (Muscle Spindle)** — 骨格筋内にある伸張受容器で、筋線維の長さとその変化速度を感知する。錘内筋線維とそれを取り巻く感覚終末（一次終末・二次終末）から構成される。伸張反射の受容器として重要。
- **Ia群線維 (Group Ia Afferent)** — 筋紡錘の一次終末からの求心性線維。Aα線維に分類され、伝導速度が最も速い。単シナプス性の伸張反射の求心路を構成する。
- **伸張反射 (Stretch Reflex)** — 骨格筋が急に伸張された際に、その筋が反射的に収縮する反射。膝蓋腱反射などが代表的。筋紡錘（Ia群線維）とα運動ニューロンによる単シナプス反射である。
- **深部腱反射 (Deep Tendon Reflex, DTR)** — 腱を叩打して筋紡錘を刺激することで誘発される伸張反射。神経学的アセスメントにおいて、上位・下位運動ニューロン障害の鑑別に用いられる。

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