# 横隔神経の起始と機能の組み合わせで正しいものはどれか。

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> language: ja  
> subject: 神経系

## 問題

横隔神経の起始と機能の組み合わせで正しいものはどれか。

## 選択肢

1. 腰神経叢 (L1〜L4) - 横隔膜の運動支配
2. 胸神経 (T1〜T12) - 横隔膜の運動支配
3. 頸神経叢 (C3〜C5) - 横隔膜の運動支配 **✔ 正解**
4. 仙骨神経叢 (L4〜S4) - 横隔膜の感覚支配
5. 腕神経叢 (C5〜T1) - 横隔膜の感覚支配

**正解: 3**

## 解説

横隔神経は頸神経叢（主にC4、一部C3とC5）から起始し、胸腔を通って横隔膜に至る。横隔膜の運動（呼吸運動）と中心部の感覚を支配する。頸髄損傷（C4以上）では横隔神経が障害され、自力呼吸が困難となる。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、横隔神経 (Phrenic Nerve) の起始と機能に関する基礎解剖学の知識を問うています。横隔神経は、頸神経叢 (Cervical Plexus) の一部であるC3〜C5（主にC4）から起始し、胸腔内を下行して横隔膜に到達します。その主な機能は、横隔膜の運動を支配することで、呼吸運動（特に吸気）に不可欠な役割を果たします。また、横隔膜の中心部の感覚も支配します。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**

最重要！ 正解は③番です。横隔神経は頸神経叢 (C3〜C5) から起始し、横隔膜の運動支配（呼吸運動）を行います。この起始レベルは、臨床的に非常に重要で、C4以上の頸髄損傷では横隔神経が障害され、横隔膜麻痺による自力呼吸困難が生じます。そのため、このレベルの頸髄損傷患者には人工呼吸器の装着が必要となります。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**

①番: 混同注意！ 腰神経叢 (L1〜L4) は主に下肢の運動と感覚を支配します。横隔膜とは無関係です。

②番: 混同注意！ 胸神経 (T1〜T12) は肋間筋や腹筋を支配し、呼吸補助筋としての役割はありますが、横隔膜の運動支配は行いません。

④番: 仙骨神経叢 (L4〜S4) は下肢や骨盤内臓器の支配が主体です。起始も機能も誤りです。

⑤番: 腕神経叢 (C5〜T1) は上肢の運動と感覚を支配します。横隔神経とは異なる神経叢です。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**

横隔神経の起始はC3〜C5（頸神経叢）であることを「C3, C4, C5で横隔膜を生かす」という語呂合わせで覚えるのが一般的です。また、混同注意！ 横隔膜の感覚支配は、横隔神経（中心部）と下位肋間神経（末梢部）で異なることも押さえておきましょう。さらに、しゃっくり (Hiccup) は横隔神経の刺激により横隔膜が不随意に痙攣することで生じます。

概念整理: 横隔神経 = 頸神経叢 (C3〜C5) 起始 → 横隔膜の運動（呼吸）と中心部の感覚を支配。

一目で比較！:

| 神経叢 | 構成 | 主な支配領域 |
| --- | --- | --- |
| 頸神経叢 | C1〜C4 | 頸部、横隔膜（横隔神経） |
| 腕神経叢 | C5〜T1 | 上肢 |
| 腰神経叢 | L1〜L4 | 下肢前部・内側、鼠径部 |
| 仙骨神経叢 | L4〜S4 | 下肢後面・外側、骨盤内臓 |

看護過程ポイント: 頸髄損傷患者のアセスメントでは、呼吸パターン（横隔膜呼吸が消失し、胸鎖乳突筋や肋間筋のみの努力呼吸となるか）の観察が重要です。

暗記のコツ: 「C3, C4, C5で横隔膜を生かす」というゴロ合わせで、横隔神経の起始レベルを確実に覚えましょう。

国試頻出ポイント: 横隔神経の起始は毎年のように出題される超頻出事項です。特に「頸髄損傷（C4以上）で自力呼吸困難」という臨床応用問題で問われます。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**

30代男性、バイク事故による頸髄損傷で救急搬送。C4レベルの損傷と診断されました。患者さんは自発呼吸はあるものの、呼吸が浅く、努力性呼吸（胸鎖乳突筋の過緊張）がみられます。SpO2が低下傾向にあります。

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**

最重要！ C4以上の頸髄損傷では横隔神経が障害され、横隔膜麻痺が生じるため、呼吸状態の厳重な観察と早期の呼吸管理介入が必須です。観察項目は、呼吸数、呼吸パターン（胸式/腹式）、SpO2、PaCO2（血液ガス分析）、咳嗽反射の有無です。吸気時に腹部が膨らまず、逆に陥没する（奇異性呼吸）場合は横隔膜麻痺を疑います。SpO2 90%未満、PaCO2 45mmHg以上、呼吸数が浅く頻呼吸などの所見があれば、直ちに医師に報告し、気管挿管と人工呼吸器管理の準備をします。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**

頸髄損傷急性期は、不適切な体位変換による損傷の増悪（二次損傷）を防ぐため、頸部の固定と体幹の一直線保持（log roll）が必須です。また、呼吸筋麻痺により痰の喀出が困難になるため、気道クリアランスの維持（吸引、体位ドレナージ）が重要です。感染予防（特に人工呼吸器関連肺炎 VAP）にも注意が必要です。

先輩看護師の一言: 「国試では『横隔神経の起始はC3〜C5』と覚えるだけでなく、『なぜそれが重要なのか？』を考えてください。頸髄損傷の患者さんが『息ができない』と訴えた時、看護師は横隔膜麻痺を疑い、すぐに呼吸管理の準備をしなければなりません。病態と看護がつながると、国試の点数も、現場での対応力もグッと上がりますよ！」

## 重要概念

- **横隔神経** — 頸神経叢 (C3〜C5) から起始し、横隔膜の運動と中心部の感覚を支配する神経。
- **頸神経叢** — 第1〜第4頸神経 (C1〜C4) から構成され、頸部の皮膚や筋、横隔膜などを支配する神経叢。
- **横隔膜** — 胸腔と腹腔を隔てるドーム状の呼吸筋。収縮により胸腔容積を増大させ吸気を起こす。
- **頸髄損傷** — 頸椎部の脊髄が損傷される病態。C4以上では横隔神経麻痺による呼吸障害が生じる。
- **奇異性呼吸** — 吸気時に腹部が陥没する異常呼吸パターン。横隔膜麻痺の徴候である。

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