# 大脳皮質の機能局在において、一次運動野が位置するのはどれか。

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> language: ja  
> subject: 神経系

## 問題

大脳皮質の機能局在において、一次運動野が位置するのはどれか。

## 選択肢

1. 島葉
2. 側頭葉
3. 頭頂葉
4. 後頭葉
5. 前頭葉 **✔ 正解**

**正解: 5**

## 解説

一次運動野は前頭葉の中心前回に位置する。頭頂葉には一次体性感覚野、側頭葉には聴覚野、後頭葉には視覚野が存在する。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、大脳皮質の機能局在 (Functional Localization of the Cerebral Cortex) の基礎知識を問うものです。大脳皮質は、各葉 (Lobe) に分かれており、それぞれに特定の機能が割り当てられています。一次運動野 (Primary Motor Area) は、随意運動 (Voluntary Movement) の指令を発する重要な領域です。

1. **核心概念の分析 (Key Concept)**: 大脳皮質の機能局在を理解するには、各葉の名称と位置、およびその主な機能を関連付けて覚えることが重要です。一次運動野 (Primary Motor Area) は、中心前回 (Precentral Gyrus) に位置し、この中心前回は 前頭葉 (Frontal Lobe) の一部です。

2. **正解の根拠 (Answer Rationale)**: 正解は「⑤: 前頭葉」です。一次運動野は前頭葉の後部、中心溝 (Central Sulcus) の直前にある中心前回に存在します。ここから出力される神経線維は、錐体路 (Pyramidal Tract) を形成し、対側の骨格筋を支配します。このため、前頭葉の障害（特に中心前回）は、対側の片麻痺 (Hemiplegia) を引き起こします。

3. **誤答の分析 (Distractor Analysis)**:
- ①: 混同注意！ 島葉 (Insular Lobe) は、大脳皮質の深部にあり、主に内臓感覚や味覚に関与します。運動野はここにはありません。
- ②: 側頭葉 (Temporal Lobe) には、一次聴覚野 (Primary Auditory Area) と ウェルニッケ野 (Wernicke's Area)（言語理解）が位置します。一次運動野はありません。
- ③: 頭頂葉 (Parietal Lobe) には、混同注意！ 一次体性感覚野 (Primary Somatosensory Area) が中心後回 (Postcentral Gyrus) に位置します。運動野と感覚野は中心溝を挟んで隣接しているため、混同しやすいです。
- ④: 後頭葉 (Occipital Lobe) には、一次視覚野 (Primary Visual Area) が位置します。一次運動野はありません。

4. **関連概念の整理 (Related Concepts)**: 運動に関連する重要な皮質領域として、補足運動野 (Supplementary Motor Area) や前頭眼野 (Frontal Eye Field) も前頭葉に存在します。また、ブローカ野 (Broca's Area)（運動性言語中枢）も前頭葉（優位半球の下前頭回）に位置するため、前頭葉の機能は多岐にわたることを覚えておきましょう。

概念整理:

| 大脳皮質の葉 | 主な機能野 (Primary Area) | 位置 |
| --- | --- | --- |
| 前頭葉 | 一次運動野、ブローカ野、前頭眼野 | 中心前回 |
| 頭頂葉 | 一次体性感覚野 | 中心後回 |
| 側頭葉 | 一次聴覚野、ウェルニッケ野 | 上側頭回 |
| 後頭葉 | 一次視覚野 | 鳥距溝周辺 |
| 島葉 | 内臓感覚、味覚 | シルビウス裂の深部 |

一目で比較！: 混同注意！ 一次運動野（前頭葉・中心前回）と一次体性感覚野（頭頂葉・中心後回）は中心溝を挟んで隣接しています。どちらが「前」でどちらが「後」かを「運動は前頭葉」と覚えましょう。

看護過程ポイント: 脳卒中患者のアセスメントでは、病変部位から予測される機能障害をアセスメントします。例えば、前頭葉（中心前回）の病変では対側の運動麻痺、頭頂葉（中心後回）の病変では対側の感覚障害が出現します。

暗記のコツ: 「**前**頭葉で**前**もって運動を**前**もって計画する」と覚えましょう。「**前** = 運動」とイメージしてください。

国試頻出ポイント: 脳血管障害（CVA）や脳腫瘍の事例問題で、CT/MRI画像の部位と症状を結びつける問題が頻出です。「中心前回の梗塞＝対側片麻痺」のように、部位と症状のセットを確実に押さえましょう。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
- **臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: 脳梗塞で入院中の70代男性。右片麻痺と運動性失語（ブローカ失語）が認められます。病変部位は左の前頭葉（中心前回とブローカ野）と推定されます。看護師は、患者の安全確保とコミュニケーション支援を最優先に行います。
- **看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**: 最重要！ まず 転倒・転落のリスクアセスメント を行い、ベッド柵の使用や床へのマット敷設など環境整備を実施します。次に、コミュニケーション手段として 絵カードやジェスチャー を活用し、患者の意思表出を促します。バイタルサインや神経学的所見（意識レベル、瞳孔、麻痺の程度）の経時的観察は、病状の増悪（梗塞巣の拡大や出血性変化）を早期発見するために必須です。
- **患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**: 誤嚥のリスク も高まるため、食事時は覚醒状態を確認し、座位が保持できるかを評価。必要に応じて とろみ調整や口腔ケア を実施します。また、麻痺側の肩関節亜脱臼予防のため、正しいポジショニングを指導します。

先輩看護師の一言: 「脳の解剖は看護の基本です！どの場所が障害されたらどんな症状が出るかを想像できれば、患者さんの状態を予測して看護計画が立てられます。国試の勉強では、『この場所が壊れたら…』とストーリーをイメージしながら覚えると、絶対に忘れませんよ！」

## 重要概念

- **中心前回** — 一次運動野が位置する脳回。随意運動の指令を発する。
- **中心後回** — 一次体性感覚野が位置する脳回。触覚や痛覚などの感覚情報を受け取る。
- **ブローカ野** — 前頭葉（優位半球）に位置する運動性言語中枢。損傷で運動性失語が生じる。
- **ウェルニッケ野** — 側頭葉（優位半球）に位置する感覚性言語中枢。損傷で感覚性失語が生じる。
- **錐体路** — 一次運動野から脊髄前角細胞へ至る随意運動の伝導路。

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