# リソソームの機能として最も適切なものはどれか。

> source: MyMerci (mymerci.kr)  
> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=363039  
> language: ja  
> subject: 細胞・組織

## 問題

リソソームの機能として最も適切なものはどれか。

## 選択肢

1. 細胞内消化と老廃物の分解 **✔ 正解**
2. 酸化的リン酸化
3. 脂質の合成
4. タンパク質の合成
5. タンパク質の修飾

**正解: 1**

## 解説

リソソームは加水分解酵素を含む細胞小器官であり、食作用で取り込まれた物質や不要になった細胞内小器官を分解する「細胞内消化」を行う。これにより細胞のリサイクルや防御機構に貢献する。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、細胞小器官のうちリソソーム (Lysosome)の主要な機能を問う基礎的な問題です。リソソームは加水分解酵素 (Hydrolase) を内包する細胞小器官で、細胞内外から取り込まれた物質や不要となった細胞内小器官を分解する「細胞内消化 (Intracellular Digestion)」を担います。これは、細胞の恒常性維持や防御機構、さらにはアポトーシス（プログラム細胞死）にも関与する極めて重要なプロセスです。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**

最重要！ ①の「細胞内消化と老廃物の分解」がリソソームの最も適切な機能です。リソソームは、食作用（Phagocytosis）で取り込んだ細菌や異物、あるいはオートファジー（Autophagy）で隔離された老化したミトコンドリアなどの細胞内小器官を分解・処理します。この分解産物は細胞内で再利用され、細胞のリサイクルシステムの中心的な役割を果たします。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**

混同注意！ ②の「酸化的リン酸化 (Oxidative Phosphorylation)」はミトコンドリア (Mitochondria)の内膜で行われ、ATPを産生する主要なエネルギー代謝経路です。

③の「脂質の合成 (Lipid Synthesis)」は主に滑面小胞体 (Smooth ER)で行われます。

④の「タンパク質の合成 (Protein Synthesis)」はリボソーム (Ribosome)で行われます。

⑤の「タンパク質の修飾 (Protein Modification)」は主にゴルジ装置 (Golgi Apparatus)で行われます。これらの機能を各細胞小器官と正しく紐付けて覚えましょう。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**

リソソームに関連する病態として、ライソゾーム病 (Lysosomal Storage Disease)があります。これは、特定の加水分解酵素の欠損により分解されない物質がリソソーム内に蓄積し、細胞障害を引き起こす遺伝性疾患群です。代表的なものに、テイ・サックス病（Tay-Sachs disease）やゴーシェ病（Gaucher disease）があります。

概念整理: リソソームは「細胞の消化器官」とも呼ばれ、加水分解酵素（酸性フォスファターゼなど）を使って異物や老廃物を分解します。正常時は細胞のリサイクル、感染時は病原体の排除に貢献します。

一目で比較！:

| 細胞小器官 | 主な機能 |
| --- | --- |
| リソソーム | 細胞内消化・老廃物分解 |
| ミトコンドリア | 酸化的リン酸化・ATP産生 |
| 滑面小胞体 | 脂質合成・薬物代謝 |
| リボソーム | タンパク質合成 |
| ゴルジ装置 | タンパク質の修飾・選別・輸送 |

看護過程ポイント: リソソーム機能そのものを直接看護介入する機会は少ないですが、リソソーム病の患者では臓器障害（肝脾腫、神経症状など）に対するアセスメントとケアが重要です。また、細胞障害や壊死が起きる病態（例：急性膵炎、虚血再灌流障害）では、リソソーム酵素の漏出が組織障害を増悪させる可能性があることを理解しておくと、病態把握に役立ちます。

暗記のコツ: 「リソ（分解）ソーム（小さな部屋）」と覚えましょう。「リソ」を「溶解（リョウカイ）」に結びつけ、消化・分解する小さな部屋とイメージすると記憶に残りやすいです。また、混同注意！「リボソーム」と名前が似ていますが、機能は全く異なります（リボソームはタンパク質合成）。

国試頻出ポイント: 各細胞小器官の機能を一問一答形式で問う問題は、解剖学の基礎として頻出です。また、リソソーム病の病態や、組織障害におけるリソソーム酵素の関与といった、より発展的な問題も出題される可能性があります。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド

**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**

基礎看護学実習中の学生さんが、病理解剖の見学で「リソソーム酵素の漏出が組織障害を起こす」という説明を受けました。例えば、急性膵炎 (Acute Pancreatitis)では、膵臓のリソソームとチモーゲン顆粒が融合し、膵臓自身を消化してしまう自己消化（Autodigestion）が病態の本質です。

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**

このような病態生理を理解した上で、看護師は以下のような観察とケアを行います。

1. **観察:** 腹痛（特に上腹部痛の部位・性状・強度）、背部放散痛、嘔気・嘔吐、バイタルサイン（発熱、頻脈、血圧低下）の有無。

2. **アセスメント:** これらの症状は、膵臓の自己消化に伴う炎症反応や酵素の血中逸脱を示唆します。特に血中アミラーゼ (Amylase) やリパーゼ (Lipase) の上昇は診断の決め手です。

3. **介入:** 急性期の治療は膵臓を休めることが基本です。絶飲食、輸液療法、疼痛コントロール、重症例では抗菌薬投与や人工呼吸管理が行われます。看護師は患者の安静維持と、絶飲食の徹底を支援します。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**

最重要！ 急性膵炎の患者に食事を誤って提供すると、病状を急激に悪化させる可能性があります。また、疼痛が強い場合は、我慢させずに速やかに鎮痛薬（例：ペンタゾシン）の投与を医師に相談することが重要です。

看護プロトコル: リソソーム機能に関連する疾患の観察項目としては、臓器障害の徴候（肝脾腫、黄疸、神経症状など）と血液検査データ（肝酵素、アミラーゼなど）を確認します。

先輩看護師の一言: 「細胞のレベルで何が起きているかを理解すると、患者さんの状態の『なぜ』が分かるようになります。急性膵炎の患者さんが『なぜ食事を食べてはいけないのか』を、細胞の自己消化という現象から説明できる看護師を目指しましょう。それが、患者さんへの確かな説明と安全なケアにつながります！」

## 重要概念

- **リソソーム** — 加水分解酵素を含み、細胞内消化と老廃物の分解を行う細胞小器官。
- **加水分解酵素** — 水分子を使って化学結合を切断する酵素の総称。リソソーム内で物質を分解する。
- **食作用** — 細胞が異物や細菌などを細胞内に取り込む過程。取り込まれた物質はリソソームで分解される。
- **オートファジー** — 細胞が自身の不要なタンパク質や小器官を分解・リサイクルする仕組み。リソソームが中心的役割を担う。
- **リソソーム病** — 特定の加水分解酵素の欠損により、分解されない物質がリソソーム内に蓄積する遺伝性疾患群。

## 同じテーマの問題

- [細胞小器官のうち、タンパク質の合成を担うリボソームが多く付着し、粗面小胞体として機能するものはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=362987)
- [細胞膜の主要な構成成分であり、親水性の頭部と疎水性の尾部を持つ物質はどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=363034)
- [細胞内でタンパク質の合成を行う細胞小器官はどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=363035)
- [核膜の構造と機能に関する記述で正しいものはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=363036)
- [細胞内でATPを産生する主要な細胞小器官はどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=363037)
- [細胞骨格の構成要素とその機能の組み合わせで正しいものはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=363038)
- [粗面小胞体で合成されるタンパク質の主な行き先として正しいものはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=363040)
- [ゴルジ装置の機能として最も適切なものはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=363041)

---

More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

_学習参考用です。実際の臨床は最新のガイドラインと所属機関のプロトコルに従ってください。_

