# 細胞骨格の構成要素とその機能の組み合わせで正しいものはどれか。

> source: MyMerci (mymerci.kr)  
> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=363038  
> language: ja  
> subject: 細胞・組織

## 問題

細胞骨格の構成要素とその機能の組み合わせで正しいものはどれか。

## 選択肢

1. 微小管 - 細胞膜直下での細胞形状の支持
2. 微小管 - 細胞の収縮と運動
3. アクチンフィラメント - 細胞分裂時の染色体移動
4. 中間径フィラメント - 細胞の形態維持と核の固定 **✔ 正解**
5. アクチンフィラメント - 繊毛・鞭毛の運動

**正解: 4**

## 解説

中間径フィラメントはケラチンやデスミンなどから構成され、細胞の形態維持や核の位置固定に重要な役割を果たす。アクチンフィラメントは細胞運動や収縮、微小管は染色体移動や繊毛・鞭毛運動に関与する。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、細胞骨格（Cytoskeleton）を構成する3つの主要要素（微小管 (Microtubule)、アクチンフィラメント (Actin Filament)、中間径フィラメント (Intermediate Filament)）と、それぞれの機能的役割を正確に理解しているかを問うものです。細胞骨格は、細胞の形を保ち、細胞内の物質輸送や細胞分裂、運動など、生命活動の根幹を支える動的な構造です。各構成要素の「働き」を病態生理や看護ケア（例：創傷治癒における細胞移動、神経変性疾患での輸送障害）と結びつけて覚えることが、国試対策と臨床応用の鍵となります。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**:

正解は④番です。最重要！ 中間径フィラメント (Intermediate Filament) は、ケラチン（上皮細胞）、デスミン（筋細胞）、ビメンチン（間葉系細胞）、ニューロフィラメント（神経細胞）など、細胞の種類によって特異的なタンパク質から構成されます。その主な機能は、細胞の構造的強度を高め、形態を維持すること、および核の位置を固定することです。特に、核膜の裏打ち構造である核ラミナも中間径フィラメントの一種であり、核の形状維持と固定に不可欠です。この「核の固定」という点が、他の選択肢にはない特徴的で正確な記述です。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**:

①番（微小管 - 細胞膜直下での細胞形状の支持）: 混同注意！ 細胞膜直下での細胞形状の支持は、主にアクチンフィラメント (Actin Filament)（特に細胞表層の皮質アクチン）の役割です。微小管は細胞全体の「足場」や「レール」として働きますが、細胞膜直下の形状維持はアクチンの重要な仕事です。

②番（微小管 - 細胞の収縮と運動）: 混同注意！ 細胞の収縮と運動（例：筋収縮、アメーバ運動、細胞分裂時のくびれ）は、アクチンフィラメント (Actin Filament) と ミオシン (Myosin) の相互作用によるものです。微小管は、細胞内の小胞輸送や繊毛・鞭毛の運動、紡錘体形成による染色体移動に関与しますが、「収縮」には直接関与しません。

③番（アクチンフィラメント - 細胞分裂時の染色体移動）: 混同注意！ 細胞分裂時の染色体移動は、微小管 (Microtubule) から構成される紡錘体 (Spindle Apparatus) の役割です。アクチンフィラメントは、細胞質分裂の最終段階で、細胞膜をくびり切る収縮環の形成に関与しますが、染色体そのものを移動させるのは微小管の仕事です。

⑤番（アクチンフィラメント - 繊毛・鞭毛の運動）: 混同注意！ 繊毛 (Cilia) や 鞭毛 (Flagella) の運動は、微小管の軸糸構造（9+2構造）に基づくダイニン（モータータンパク質）の滑り運動によって生じます。アクチンフィラメントは、微絨毛（Microvilli）の芯を構成したり、細胞の移動（ラメリポディア）に関与しますが、繊毛・鞭毛の運動主体ではありません。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**:

細胞骨格の3要素の役割を整理します。

| 要素 | 主な機能 | 代表的なタンパク質 | 関連する病態・看護 |
| --- | --- | --- | --- |
| 微小管 (Microtubule) | 細胞内輸送（レール）、紡錘体形成、繊毛・鞭毛運動 | チューブリン (Tubulin) | 抗がん剤（タキサン系、ビンカアルカロイド）の標的 → 細胞分裂阻害、神経毒性（末梢神経障害） |
| アクチンフィラメント (Actin Filament) | 細胞運動（遊走、収縮）、細胞膜の支持、細胞質分裂 | アクチン (Actin)、ミオシン (Myosin) | 創傷治癒（線維芽細胞の遊走）、筋疾患、血小板の形態変化 |
| 中間径フィラメント (Intermediate Filament) | 細胞の形態維持、核の固定、細胞間結合の強化 | ケラチン、デスミン、ビメンチン、ニューロフィラメント | 皮膚の強度（ケラチン異常→水疱症）、筋ジストロフィー（デスミン異常）、アルツハイマー病（タウタンパク凝集） |

概念整理: 細胞骨格は「細胞の骨組み」であり、**微小管＝「輸送レール＆染色体分配装置」**、**アクチンフィラメント＝「運動＆収縮エンジン」**、**中間径フィラメント＝「構造補強＆固定材」**とイメージすると覚えやすいです。核の固定は中間径フィラメント（核ラミナ）の特異的機能です。

一目で比較！:

| 機能 | 担当する細胞骨格要素 |
| --- | --- |
| 細胞膜直下の形状支持 | アクチンフィラメント |
| 染色体移動（紡錘体） | 微小管 |
| 細胞収縮（筋収縮含む） | アクチンフィラメント + ミオシン |
| 繊毛・鞭毛運動 | 微小管 |
| 核の位置固定 | 中間径フィラメント（核ラミナ） |

看護過程ポイント: 抗がん剤（特に微小管阻害薬）投与中の患者では、末梢神経障害（しびれ、疼痛）と骨髄抑制（細胞分裂阻害）を重点的にアセスメントします。アクチン関連では、創傷治癒遅延の観察や、筋力低下の評価（筋疾患・廃用症候群）が重要です。

暗記のコツ: 「アクチンはAction（運動）」 → 細胞運動・収縮。「中間径はIntermediate（中間的な大きさ）」 → 構造を中間で支える「補強材」。微小管は「Micro（小さい）＋Tube（管）」 → 輸送のための管（レール）。

国試頻出ポイント: 「細胞骨格の構成要素とその機能の組み合わせ」は頻出テーマです。特に、アクチンと微小管の機能は混同しやすいため、それぞれの代表的な「動き」をセットで覚えましょう。また、抗がん剤の作用機序と副作用を関連付ける問題もよく出題されます。

出題パターン注意！: 単純な知識問題から、「化学療法中の患者に生じる副作用とその原因となる細胞骨格要素」のような病態関連問題、または「創傷治癒過程で重要な細胞運動に関与する要素はどれか」のような状況設定問題に発展します。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド

**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**:

60歳女性。乳がん術後、化学療法（パクリタキセル：微小管安定化薬）を開始しました。数回目の投与後、患者さんから「手足の指先がしびれて、ボタンがかけにくくなった」「歩いていると足の裏がふわふわする」と訴えがあります。

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**:

1. **観察**: バイタルサイン（特に神経症状の有無）、手足の知覚障害（しびれ、痛み、温度覚）、運動機能（握力、歩行、振戦）、深部腱反射を評価します。

2. **アセスメント**: パクリタキセルは微小管 (Microtubule) に作用し、細胞分裂を阻害する一方で、末梢神経の軸索輸送も障害するため、末梢神経障害（しびれ、感覚鈍麻）が生じている可能性が高いとアセスメントします。これは用量制限毒性の一つです。

3. **報告（SBAR）**: 「S（状況）：化学療法中の患者にGrade2の末梢神経障害が出現。B（背景）：パクリタキセル投与後。A（アセスメント）：微小管障害による神経障害の可能性。R（提案）：医師への報告と、減量・休薬の検討、ビタミンB12補充の検討を提案。」

4. **介入**: 転倒予防（歩行補助具の検討、環境整備）、安全な手技（やけど防止のため温熱刺激に注意）、ADL支援（ボタン掛け補助具、滑り止めマット）、症状緩和（温罨法、マッサージ）を行います。患者教育として、症状の悪化時は我慢せずに伝えるよう指導します。

5. **評価**: 症状の進行状況、CTCAEグレードの評価、治療継続の可否判断。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**:

- 最重要！ 末梢神経障害は転倒・転落のリスクを高めます。 患者の歩行状態を毎回評価し、必要時は歩行器や介助を提供します。

- 化学療法の副作用は細胞骨格のどの要素に作用するかで異なります。微小管阻害薬（タキサン系、ビンカアルカロイド）は神経障害、アクチン阻害薬は筋力低下や創傷治癒遅延に関与する可能性を理解しておきましょう。

看護プロトコル: 末梢神経障害の評価は、FACT-TaxaneやCTCAE v5.0 などの評価尺度を用いて定期的に行います。特に「しびれ」の程度を患者自身の言葉で表現してもらい、記録に残すことが重要です。転倒リスクアセスメントスコアシート（例：Morse Scale）も併用します。

先輩看護師の一言: 「細胞骨格って聞くと難しく感じるかもしれませんが、『抗がん剤の副作用はどの細胞骨格が標的かで決まる』と考えると覚えやすいですよ！患者さんの『手足がしびれる』という一言が、微小管が壊れているサインだと理解できれば、適切なケアと医師への報告ができる看護師になれます。『なぜこの症状が出るのか』を細胞レベルで考えられることが、EBNの第一歩です！」

## 重要概念

- **微小管** — 細胞骨格の一種で、チューブリンから構成される中空の管状構造。細胞内輸送のレール、紡錘体形成、繊毛・鞭毛運動に関与する。
- **アクチンフィラメント (Actin Filament)** — 細胞骨格の一種で、アクチンから構成される細い繊維。細胞運動（遊走、収縮）、細胞膜の支持、細胞質分裂に関与する。
- **中間径フィラメント (Intermediate Filament)** — 細胞骨格の一種で、ケラチンやデスミンなど細胞特異的なタンパク質から構成。細胞の形態維持や核の位置固定（核ラミナ）に重要。
- **核ラミナ (Nuclear Lamina)** — 核膜の内側を裏打ちする中間径フィラメントの網目構造。核の形状維持と、クロマチンや核膜孔複合体の固定に寄与する。
- **紡錘体 (Spindle Apparatus)** — 細胞分裂時に形成される微小管からなる構造。姉妹染色分体を両極に引き離し、正確な染色体分配を担う。

## 同じテーマの問題

- [細胞小器官のうち、タンパク質の合成を担うリボソームが多く付着し、粗面小胞体として機能するものはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=362987)
- [細胞膜の主要な構成成分であり、親水性の頭部と疎水性の尾部を持つ物質はどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=363034)
- [細胞内でタンパク質の合成を行う細胞小器官はどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=363035)
- [核膜の構造と機能に関する記述で正しいものはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=363036)
- [細胞内でATPを産生する主要な細胞小器官はどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=363037)
- [リソソームの機能として最も適切なものはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=363039)
- [粗面小胞体で合成されるタンパク質の主な行き先として正しいものはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=363040)
- [ゴルジ装置の機能として最も適切なものはどれか。](https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=363041)

---

More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

_学習参考用です。実際の臨床は最新のガイドラインと所属機関のプロトコルに従ってください。_

