# Aちゃん(3歳)は、両親(外国籍)と3人で暮らしている。来日して1か月が経った。2日前に急性胃腸炎で個室に入院した。症状が改善し、経口での食事を再開することになった。看護師が訪室すると、香辛料の香りが部屋に充満しており、唐辛子の入った肉などのたくさんの料理が並べられていた。母親は看護師に気付くと「Aは日本食には慣れておらず、食べられないので家で作ってきました」と話した。このときの母親への看護師の対応で適切なのはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=360108  
> language: ja  
> subject: 一般・状況設定問題

## 問題

Aちゃん(3歳)は、両親(外国籍)と3人で暮らしている。来日して1か月が経った。2日前に急性胃腸炎で個室に入院した。症状が改善し、経口での食事を再開することになった。看護師が訪室すると、香辛料の香りが部屋に充満しており、唐辛子の入った肉などのたくさんの料理が並べられていた。母親は看護師に気付くと「Aは日本食には慣れておらず、食べられないので家で作ってきました」と話した。このときの母親への看護師の対応で適切なのはどれか。

## 選択肢

1. 普段のAちゃんの食事の内容を尋ねる。 **✔ 正解**
2. 栄養指導を受けるまで食事の持ち込みはできないと説明する。
3. たくさん食べさせてAちゃんの体力を回復させるよう伝える。
4. 病院食を完食するまで、持ち込み食は食べさせないよう伝える。

**正解: 1**

## 解説

外国籍の患者の食文化や生活習慣を尊重する姿勢が重要です。一方で、急性胃腸炎の回復期に刺激物（唐辛子）や脂質（肉）の多い食事は胃腸に負担をかけるため、「普段の食事内容を尋ねた」上で、消化に良く文化に配慮した食事内容をともに検討します。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、異文化看護 (Transcultural Nursing) と、急性胃腸炎 (Acute Gastroenteritis) 回復期の食事管理に関する看護師の対応を問うています。患者と家族の文化的背景（食習慣）を尊重しながら、医学的に安全で適切なケアを提供するための、優先順位とコミュニケーションの基本姿勢が問われる良問です。
1. **核心概念の分析 (Key Concept)**: この問題のテーマは「文化的感受性 (Cultural Sensitivity)」と「病態に応じた栄養管理」の両立です。母親は「子どもが食べられるものを持ってきた」という善意から行動しています。看護師はまず、その善意と背景（母国の食文化）を否定せずに受け入れ、アセスメント（情報収集）から始めることが最も適切な対応です。
2. **正解の根拠 (Answer Rationale)**: ①「普段のAちゃんの食事の内容を尋ねる」が正解です。まず母親の気持ちを受け止め、文化的背景を理解するために、開かれた質問 (Open-ended Question) で情報を集めることは、信頼関係構築と個別性のある看護計画立案の第一歩です。この情報をもとに、消化に良い食材や調理法を一緒に検討することが可能になります。
3. **誤答の分析 (Distractor Analysis)**:
②「栄養指導を受けるまで食事の持ち込みはできない」は、医療者側のルールを一方的に押し付け、母親の善意と文化を否定する対応で、混同注意！ 信頼関係を損ないます。
③「たくさん食べさせて体力回復を」は、急性胃腸炎回復期には不適切な指導です。消化器に負担をかけ、症状を悪化させる可能性があります。
④「病院食を完食するまで持ち込み食禁止」も、文化を無視した指示で、子どもの栄養摂取不足や拒食を招く恐れがあります。
4. **関連概念の整理 (Related Concepts)**: 急性胃腸炎回復期の食事指導は、脂肪分や香辛料の多い食事を避け、消化の良い炭水化物（粥、うどんなど）から開始するのが原則です。しかし、文化が異なる患者家族には、この原則を伝える前に、まず彼らの食生活を理解する姿勢が不可欠です。これはM.レイニンガー (Madeleine Leininger) の文化ケア理論 (Culture Care Theory) の「文化ケアの保存/調整/再構築」の考え方に基づいています。

概念整理: 異文化看護は、患者の文化的背景を尊重し、医療システムと調和させること。看護師は自文化中心主義（エスノセントリズム）を排除し、文化的アセスメントを実施する姿勢が求められる。急性胃腸炎の食事療法の基本（BRAT食：バナナ・米・アップルソース・トーストなど）を文化的背景に合わせて応用する柔軟性が重要。

一目で比較！:

| 対応の種類 | 看護師の姿勢 | 患者・家族への影響 | 結果 |
| --- | --- | --- | --- |
| 情報収集から入る（正解） | 受容的・共感的・探求的 | 「理解しようとしてくれている」と感じ安心する | 信頼関係が構築され、協力的なケアが可能 |
| ルールや知識を一方的に押し付ける（誤答②④） | 権威的・管理的 | 「拒否された」「理解されていない」と疎外感を抱く | 看護ケアへの抵抗や医療不信を招く |
| 医学的に不適切な指示（誤答③） | 無知・安易 | 症状悪化のリスクが高まる | 患者の健康を損なう可能性がある |

看護過程ポイント: **アセスメント**では、食事内容（食材・調理法・香辛料の種類）だけでなく、母親の健康信念や食に関する考え方も尋ねる。看護診断の例として「非効果的健康管理 (Ineffective Health Management)」ではなく、「健康管理促進準備状態 (Readiness for Enhanced Health Management)」と捉え、母親の力を引き出す支援をする。**計画**では、病院食の代わりに、母親が調理した食事の中から消化に良いものを選んでもらう、あるいは病院食をベースに母親の調理したものを追加するなど、柔軟な対応を医師・栄養士と相談する。

暗記のコツ: 異文化看護でまず行うことは「**尋ねる（Ask）**」こと。「ルールを伝える（Tell）」はその後。「異文化対応の3A：Awareness（気づく）→ Assessment（評価する）→ Adjustment（調整する）」と覚えましょう。

国試頻出ポイント: 外国籍患者、宗教上の理由（イスラム教のハラル、ユダヤ教のコーシャー）、ベジタリアンなど、食習慣・生活習慣の違いへの対応は頻出。看護師の役割として「患者の文化を尊重しつつ、安全な医療を提供するための調整役」が求められている点を理解しておくこと。

出題パターン注意！: 単純な知識問題「異文化看護で重要なのはどれか」から、事例問題「状況を踏まえた最も適切な看護師の対応はどれか」への発展。患者の背景（国籍、年齢、病状）と看護師の言動のバランスを常に考えましょう。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: あなたは小児病棟で働く看護師です。さきほどの事例と同じく、3歳のAちゃんの母親が家庭料理を持ち込みました。あなたは最初の対応として、母親に「Aちゃんは普段どんなものを食べているのですか？」と質問しました。すると母親は「家ではいつも辛いスープとご飯とお肉です。Aもこれが大好きです」と答えました。
**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**:
① **観察・情報収集**: 母親の話を否定せず、傾聴する。持ち込まれた料理の内容を具体的に確認する（例：「唐辛子はたくさん入っていますか？」「油はどのくらい使いましたか？」）。
② **アセスメント・報告**: 最重要！ 急性胃腸炎回復期の小児に、高脂肪・強刺激食は下痢の再燃や腹痛を誘発するリスクがある。このリスクを母親に伝える前に、まず母親の「子どものために良いものを」という気持ちをねぎらう。その後、医師や病棟の管理栄養士と情報共有し、対応を相談する。
③ **介入・調整**: 医師の指示のもと、母親に「お母さんが作ってくれた料理、Aちゃんはきっと喜びますね。でも、お腹の調子が戻るまでもう少しだけ、油や辛いものを控えた方が良いんです。例えば、同じスープでも唐辛子を抜いて、消化の良いお肉（鶏のささみなど）を使うことはできますか？」と提案する。可能であれば、病院食の麺類や粥と、母親の調理したおかずを組み合わせるなどの調整を行う。
④ **評価**: Aちゃんの食事摂取状況、消化器症状（腹痛、下痢、嘔気）の有無を観察し、介入の効果を評価する。
**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**: 禁忌行為: 許可なく母親の持ち込み食を破棄したり、病棟ルールを盾に一方的に持ち込みを禁止すること。また、医療者が知らない食材（生肉や生魚、アレルゲンを含む食品）が持ち込まれた場合の感染症・アレルギーリスクにも注意する。病院の持ち込み食に関する規定を事前に確認し、安全な範囲で対応できるよう準備しておくことが大切です。

看護プロトコル: 観察項目：バイタルサイン（発熱の有無）、消化器症状（腹痛、下痢の回数と性状、嘔吐の有無）、食事摂取量。報告基準（SBAR）：S「Aちゃんの母親が家庭料理（唐辛子入りの肉料理）を持ち込みました」B「Aちゃんは急性胃腸炎で経口再開したばかりです」A「刺激物や脂肪分が多いため、症状再燃のリスクがあるとアセスメントします」R「医師の指示のもと、母親と一緒に調整可能な食事内容を検討したいです」。記録のポイント：母親との会話内容、相談内容、調整した食事内容とその後の患者の反応を客観的に記録する。

先輩看護師の一言: 「『この国の病院のルールはこうだから』と、いきなり伝えるのは一番やってはいけない対応の一つです。特に外国籍のご家族は、日本の医療システムに不安を感じています。まずは『あなたの気持ちを理解したい』という姿勢を見せることが、全ての信頼のスタートです。『お母さん、Aちゃんのためにわざわざ作ってきてくれたんですね』の一言で、グッと距離が縮まりますよ！ただし、子どもの安全は最優先。医学的なリスクを優しく、でも明確に伝える勇気も必要です。看護師は、文化の橋渡し役でもあるんです！」

## 重要概念

- **異文化看護 (Transcultural Nursing)** — 患者の文化的背景（価値観、信念、習慣）を尊重し、文化に適した看護ケアを提供する概念。看護師は自文化中心主義を排し、文化的アセスメントを実施する。
- **急性胃腸炎 (Acute Gastroenteritis)** — ウイルスや細菌の感染により、胃や腸の粘膜に急性の炎症が生じる疾患。主症状は嘔吐、下痢、腹痛、発熱。回復期は消化の良い食事から開始する。
- **文化的感受性 (Cultural Sensitivity)** — 自他の文化の違いに気づき、尊重し、偏見なく対応する能力。異文化看護の基盤となる姿勢。
- **エスノセントリズム** — 自文化を基準として他文化を評価・判断する傾向。看護においては、患者の文化を無視したケアにつながるため注意が必要。
- **文化的アセスメント (Cultural Assessment)** — 患者の文化的背景を系統的に評価すること。食習慣、宗教、言語、健康信念、家族構成などを含む。個別性のある看護計画立案に不可欠。

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