# 出生体重3,020gの正期産児。新生児期に最もチアノーゼを生じやすい先天性心疾患はどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=360089  
> language: ja  
> subject: 一般・状況設定問題

## 問題

出生体重3,020gの正期産児。新生児期に最もチアノーゼを生じやすい先天性心疾患はどれか。

## 選択肢

1. 動脈管開存症
2. 心室中隔欠損症
3. 心房中隔欠損症
4. Fallot〈ファロー〉四徴症 **✔ 正解**

**正解: 4**

## 解説

ファロー四徴症は、右室流出路狭窄と心室中隔欠損により、静脈血（右心系の血液）が動脈血（左心系）に混ざって全身に送り出される「右左シャント」を生じるため、チアノーゼ性先天性心疾患の代表です。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、新生児期 (Neonatal Period) に最もチアノーゼ (Cyanosis) を生じやすい 先天性心疾患 (Congenital Heart Disease) の鑑別を問うています。チアノーゼの発生機序は、脱酸素化血液（静脈血）が体循環（動脈血）に混入する「右左シャント (Right-to-Left Shunt)」 です。出生後、胎児循環から新生児循環への移行に伴い、肺血管抵抗が低下し、シャントの方向や程度が変化するため、疾患ごとにチアノーゼの発現時期が異なります。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**

正解は Fallot〈ファロー〉四徴症 (Tetralogy of Fallot, TOF) です。最重要！ TOFは、右室流出路狭窄 (RVOT obstruction) と心室中隔欠損症 (VSD) の組み合わせ により、右室圧が上昇し、右心系から左心系への右左シャントが生じるため、出生後早期からチアノーゼを呈します。新生児期のチアノーゼ性先天性心疾患の代表であり、特に肺血流減少型のチアノーゼ型心疾患として頻出です。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**

1. 動脈管開存症 (Patent Ductus Arteriosus, PDA): 混同注意！ 通常は左右シャント（大動脈→肺動脈）であり、チアノーゼは生じません。チアノーゼが出現するのは、 Eisenmenger 症候群 (Eisenmenger Syndrome) によりシャントが逆転（右左）した進行期 であり、新生児期ではありません。

2. 心室中隔欠損症 (Ventricular Septal Defect, VSD): 最も多い先天性心疾患ですが、単独のVSDは左右シャント（左室→右室）であり、チアノーゼは生じません。混同注意！ 大量左右シャントにより肺血流が増加し、心不全症状（哺乳困難、多呼吸など）を呈するのが特徴です。

3. 心房中隔欠損症 (Atrial Septal Defect, ASD): 左右シャント（左房→右房）であり、チアノーゼは生じません。多くは無症状で経過し、成人期に発見されることもあります。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**

- 最重要！ 先天性心疾患は **チアノーゼの有無** で大別されます。

- **チアノーゼ型**: TOF、完全大血管転位症 (d-TGA)、三尖弁閉鎖症、総肺静脈還流異常症（TAPVR）など。肺血流減少型（TOFなど）と肺血流増加型（d-TGAなど）に分類されます。

- **非チアノーゼ型**: VSD、ASD、PDA、肺動脈狭窄症 (PS)、大動脈縮窄症 (CoA) など。通常は左右シャントで、チアノーゼを欠きます。

- Fallot 四徴症 の4つの要素：①心室中隔欠損 (VSD)、②右室流出路狭窄 (RVOTO)、③大動脈騎乗 (Overriding Aorta)、④右室肥大 (RVH)。これらにより、右室圧が左室圧と同等またはそれ以上となり、持続的な右左シャントが生じます。

概念整理: 先天性心疾患のチアノーゼは 右左シャント（静脈血の動脈系への混入） が原因。新生児期にチアノーゼを呈する代表疾患は Fallot 四徴症 (TOF) と 完全大血管転位症 (d-TGA)。非チアノーゼ型（VSD, ASD, PDA）は左右シャントであり、チアノーゼを欠く。

一目で比較！:

| 疾患 | シャント方向 | チアノーゼ | 新生児期症状 |
| --- | --- | --- | --- |
| TOF | 右→左 | あり（出生後早期） | チアノーゼ、哺乳時増強 |
| VSD | 左→右 | なし | 心雑音、哺乳困難、多呼吸 |
| ASD | 左→右 | なし | 多くの場合無症状 |
| PDA | 左→右 | なし（※進行例除く） | 連続性雑音、バウンディングパルス |

看護過程ポイント: 新生児のチアノーゼアセスメントでは、①酸素投与への反応性（高濃度酸素負荷試験）、②四肢と体幹のチアノーゼの部位（鑑別診断の手がかり）、③SpO2 モニタリング（四肢・上下肢差の有無） を評価。TOFでは チアノーゼ発作 (Tet Spell) に注意し、発作時は膝胸位 (Knee-chest position) で体血管抵抗を上昇させ、右左シャントを減少させる 看護介入が重要。

暗記のコツ: 「**チアノーゼ＝右左シャント＝静脈血が動脈に混入**」と覚えましょう。そして、右室圧が左室圧より高くなる病態（右室流出路狭窄＋VSDのTOF）が代表的。逆に左室圧が高い（左→右シャント）疾患はチアノーゼを欠く、と理解すれば混乱しません。

国試頻出ポイント: ①チアノーゼの有無による分類、②各疾患のシャント方向と方向転換（Eisenmenger 症候群）、③TOFの4徴、④VSD・ASD・PDAの鑑別（心雑音の特徴、胸部レントゲン所見、心電図所見）、⑤新生児期と幼児期以降の症状の違い。特に 最重要！ 本例のように「新生児期にチアノーゼを生じるのは？」は頻出パターン。

出題パターン注意！: 単純な知識問題から、状況設定問題への発展 に注意。「出生直後からチアノーゼが認められる正期産児。心エコーでTOFと診断。看護師の観察・対応として適切なのはどれか。」のように、チアノーゼ発作時の看護介入（膝胸位、モルヒネ投与、酸素投与）や、術前管理（心内膜炎予防、哺乳時の工夫）が問われる事例問題に備えましょう。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
- **臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: NICU（新生児集中治療室）で勤務する看護師のあなた。日齢1の正期産児（出生体重3,020g）が、出生直後から全身性のチアノーゼ (Cyanosis) を認め、SpO2 モニターで前値80%台（室内気）を示しています。高濃度酸素 (100%) を投与してもSpO2の改善が乏しく（高濃度酸素負荷試験で有意な上昇なし）、心エコーで Fallot 四徴症 (TOF) と診断されました。現在、プロスタグランジンE1 (PGE1) の持続点滴が開始され、動脈管開存 (PDA) を維持することで肺血流を確保しています。

- **看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**: 最重要！ ①観察：SpO2（四肢別、上下肢差の有無）、呼吸状態（多呼吸、陥没呼吸、呻吟の有無）、心雑音（胸骨左縁第3肋間の駆出性雑音）、末梢冷感、チアノーゼの部位と程度。②アセスメント：TOFの病態では、右室流出路狭窄が進行すると肺血流が減少し、チアノーゼが増強する（Tet Spell）。PGE1投与中は動脈管を介した肺血流が生命維持に必須。③報告（SBAR）：S（状況）: 「TOFの新生児、チアノーゼが増強しSpO2が75%に低下」、B（背景）: 「PGE1投与中、哺乳開始後に症状増悪」、A（アセスメント）: 「Tet Spellの可能性」、R（提案）: 「膝胸位の実施と医師の診察を要請」。④介入：Tet Spell発作時は、膝胸位 (Knee-chest position) で体血管抵抗を上昇させ右左シャントを減少、酸素投与（マスク・フード）、医師指示のもと モルヒネ (Morphine) またはβ遮断薬 (Propranolol) の投与。PGE1投与中は 無呼吸発作 (Apnea) のリスク があるため、呼吸モニターとアラーム設定の確認 は必須。

- **患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**: PGE1投与中は、動脈管依存性心疾患の新生児に必須だが、無呼吸、発熱、低血圧、四肢の浮腫などの副作用に注意。 人工呼吸管理の準備を整える。感染対策として、中心静脈カテーテルや末梢点滴の挿入部の観察を徹底。家族への説明は、疾患の重症度、今後の治療計画（根治術：心内修復術 (Intracardiac Repair) の時期、術後経過）を 新生児・小児看護の専門看護師 (CNS) や医師と連携し、わかりやすく伝える。

看護プロトコル: ①バイタルサイン（4時間ごと＋必要時）、②SpO2モニター（四肢別・持続）、③呼吸モニター（無呼吸発作監視）、④PGE1投与速度の確認（医師指示）、⑤家族への心理的支援（面会時の声かけ、ケアへの参加促進）。

先輩看護師の一言: 「TOFの新生児は、一見落ち着いていても急にTet Spellを起こすことがあります。『いつもと違う』を見逃さないためには、SpO2のトレンド と 哺乳時の顔色・呼吸パターン を必ずチェック。国試でもよく出る『チアノーゼ発作時の看護』を、病態（右左シャント増加）から理解しておけば、『なぜ膝胸位なのか』が腑に落ちますよ！」

## 重要概念

- **Fallot 四徴症 (Tetralogy of Fallot, TOF)** — 右室流出路狭窄、心室中隔欠損、大動脈騎乗、右室肥大の4徴を有するチアノーゼ性先天性心疾患。新生児期からチアノーゼを呈する代表疾患。
- **右左シャント (Right-to-Left Shunt)** — 脱酸素化血液（静脈血）が体循環（動脈血）に混入する異常な血流。チアノーゼの直接的原因となる。
- **チアノーゼ発作 (Tet Spell / Hypoxic Spell)** — TOF患者で、右室流出路の痙攣により肺血流が急激に減少し、チアノーゼが増強する発作。看護介入として膝胸位が重要。
- **膝胸位 (Knee-Chest Position)** — 四肢を折り曲げ胸に近づける姿勢。体血管抵抗を上昇させ、右左シャントを減少させるため、Tet Spell発作時の緊急対応として用いる。
- **プロスタグランジンE1 (Prostaglandin E1, PGE1)** — 動脈管を開存させる薬剤。動脈管依存性心疾患（TOFを含む）の新生児に投与し、肺血流を確保する。副作用として無呼吸に注意。

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