# 尋常性乾癬の患者への説明で正しいのはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=360078  
> language: ja  
> subject: 一般・状況設定問題

## 問題

尋常性乾癬の患者への説明で正しいのはどれか。

## 選択肢

1. 患部に日光を当てない。
2. 掻痒感があるときは患部を温める。
3. 機械的刺激が加わらないよう患部を覆う。 **✔ 正解**
4. 落屑が多いときは蛋白質の摂取を減らす。

**正解: 3**

## 解説

尋常性乾癬では、皮膚への摩擦や圧迫などの機械的刺激によって新たな病変が生じる「ケブネル現象」がみられるため、刺激が加わらないように患部を保護する（覆うなどして摩擦を避ける）ことが重要です。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、尋常性乾癬 (Psoriasis Vulgaris)の患者に対する適切な日常生活指導とスキンケアを問うています。尋常性乾癬は、Tリンパ球の異常活性化による慢性炎症性皮膚疾患であり、特徴的な銀白色の鱗屑（スケール）と境界明瞭な紅斑を呈します。病態生理の根幹は、表皮細胞の過剰増殖（ターンオーバーの短縮）です。正常では約28日かかる表皮の入れ替わりが、乾癬では約3～4日に短縮します。この病態を理解することで、患者への生活指導の根拠が明確になります。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**: 最重要！正解は③番「機械的刺激が加わらないよう患部を覆う」です。尋常性乾癬では、ケブネル現象 (Koebner Phenomenon)と呼ばれる現象が確認されています。これは、健常皮膚に外的な機械的刺激（摩擦、圧迫、掻爬、外傷など）が加わると、その部位に新たな乾癬病変が生じるというものです。そのため、衣類のタグや縫い目、下着のゴム、ベルト、靴による圧迫などを避け、患部を保護して摩擦を予防することは非常に重要です。患者指導では、綿素材のゆったりした衣類を選ぶことや、入浴時のゴシゴシ洗いを避けることも併せて指導します。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**:
①「患部に日光を当てない」は誤りです。混同注意！乾癬治療において、光線療法（紫外線療法、特にUVBまたはPUVA療法）は第一選択の治療法の一つであり、日光に含まれる紫外線（UVB）は病変の改善に有効です。ただし、過剰な日光曝露は皮膚癌のリスクを高めるため、適切な管理下での紫外線照射が推奨されます。患者には「日光浴を避ける」のではなく「医師の指導のもとで適切な紫外線療法を受ける」ことを説明します。
②「掻痒感があるときは患部を温める」は誤りです。乾癬では、温熱刺激により血管が拡張し、炎症が悪化したり、掻痒感が増強したりする可能性があります。掻痒感への対応としては、冷却（冷罨法）や保湿剤の塗布、抗ヒスタミン薬の内服が基本です。
④「落屑が多いときは蛋白質の摂取を減らす」は誤りです。落屑が多量になると、鱗屑の中にタンパク質が多く失われるため、かえって良質なタンパク質の十分な摂取が必要です。栄養状態の悪化は皮膚のバリア機能低下や免疫力低下につながり、乾癬の悪化要因となります。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**: 乾癬と類似の皮膚疾患（湿疹・皮膚炎群、脂漏性皮膚炎、白癬菌症（水虫/たむし）など）との鑑別も重要です。乾癬の特徴的な所見として、オースピッツ現象 (Auspitz Sign)（鱗屑を剥がすと点状出血が見られる）、ケブネル現象、爪の変化（点状陥凹、爪甲剥離症）を押さえておきましょう。

概念整理: 尋常性乾癬は、慢性炎症性皮膚疾患で、表皮細胞の過剰増殖が病態の中心です。治療は外用ステロイド、活性型ビタミンD3軟膏、光線療法、生物学的製剤（抗TNF-α抗体、抗IL-17抗体、抗IL-23抗体など）が使用されます。看護は、スキンケア、薬物療法のアドヒアランス支援、心理的サポートが柱となります。

一目で比較！:

| 病態 | 尋常性乾癬 (Psoriasis Vulgaris) | アトピー性皮膚炎 (Atopic Dermatitis) |
| --- | --- | --- |
| 病態 | 表皮の過剰増殖 + 炎症 | バリア障害 + アレルギー性炎症（Th2優位） |
| 皮疹 | 境界明瞭な紅斑 + 銀白色鱗屑 | 紅斑・丘疹・びらん・苔癬化（乾燥・瘙痒が強い） |
| 好発部位 | 肘、膝、頭皮、仙骨部 | 四肢屈側、首、顔面（乳児では顔面・頭部） |
| ケブネル現象 | 陽性（特徴的） | 陰性 |
| 治療の柱 | 外用ステロイド + 活性型D3軟膏 + 光線療法 + 生物学的製剤 | 保湿 + 外用ステロイド + タクロリムス + 必要時抗ヒスタミン薬 |

看護過程ポイント: アセスメント：皮疹の状態（範囲、色調、鱗屑の厚さ、掻爬痕）、痒みの程度（Numerical Rating Scale: NRS）、ケブネル現象の有無、心理社会的影響（QOL、スティグマ）。看護診断：皮膚統合性の障害、ボディイメージの混乱、非効果的セルフヘルス管理。計画と介入：スキンケア指導（保湿、弱酸性洗浄剤使用、ゴシゴシ洗い禁止）、外用薬の正しい塗布方法（外用ステロイドは1日1～2回、適量を病変部のみに塗布）、光線療法の安全管理（保護眼鏡、正常皮膚の保護）、栄養指導（タンパク質・ビタミン・ミネラルを十分に）。評価：皮疹の改善、掻痒感の軽減、患者の治療アドヒアランス、QOLの向上。

暗記のコツ: 「乾癬＝乾いた鱗（うろこ）＋過剰増殖＋ケブネル現象」。ケブネル現象は「K（ケ）ブネル＝掻（か）くことでできる新しい病変」と覚えましょう。「掻く（かく）」＝機械的刺激のイメージです。

国試頻出ポイント: 乾癬の三大特徴（①銀白色鱗屑、②オースピッツ現象、③ケブネル現象）は繰り返し出題されます。特にケブネル現象と患者指導（摩擦を避ける）のセットは頻出パターンです。また、近年は生物学的製剤の登場により、治療選択肢が拡大したことにも注目が必要です。

出題パターン注意！: 事例問題では「皮疹部位に合わせた外用指導」「光線療法の看護」「患者のQOL評価（心理的苦痛のアセスメント）」など、より具体的な状況で問われることが増えています。単なる知識暗記ではなく、病態生理から看護介入を導き出す思考力を養いましょう。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**: 30代女性、尋常性乾癬と診断され、外来通院中。現在、外用ステロイド（ベタメタゾン酪酸エステル）と活性型ビタミンD3軟膏（カルシポトリオール）を併用中。看護師が「最近、膝と肘の皮疹が少し広がって、痒みが強くなったんです。特に新しいスカートのウエスト部分が擦れて、そこに新しい湿疹ができてしまって…」と相談を受けました。あなたはどのような指導を優先しますか？
**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**: 観察：まず患者の訴えた部位（ウエストライン）の皮疹を確認し、ケブネル現象による新しい病変である可能性をアセスメントします。スカートの素材（ウールや化学繊維？）やウエストの締め付けの程度を尋ねます。アセスメント：最重要！ 機械的刺激（衣類の摩擦・圧迫）が原因でケブネル現象が生じ、病変が拡大していると判断。報告：医師に報告し、外用薬の処方変更や紫外線療法の追加の必要性を確認します。介入：患者には「皮膚に摩擦が加わらないように、綿素材でゆったりとした衣類を選びましょう。スカートのウエストはゴムよりも、調節可能な紐タイプや、大きめサイズを選ぶと良いですよ。衣類のタグは切り取ってしまいましょう」と具体的に指導。入浴時は泡で優しく洗い、タオルで強く拭かないよう指導します。評価：次回来院時に、衣類の変更と新たな皮疹の出現状況を確認します。
**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**: 外用ステロイドの長期連用による皮膚萎縮やステロイド皮膚症に注意。光線療法の場合は、過剰照射による皮膚癌リスクや白内障予防のための保護眼鏡の徹底を指導。生物学的製剤を使用する場合は、結核やB型肝炎などの感染症スクリーニングが必須であり、投与中は感染症の早期発見が重要です。患者には自己判断での治療中断や、情報の不確かな民間療法に頼らないよう注意喚起します。

看護プロトコル: 観察項目：皮疹の範囲、色調、鱗屑の程度、掻痒感（NRS）、ケブネル現象の有無、外用薬の使用状況。報告基準（SBAR）：S（状況）「乾癬患者の○○さん、ケブネル現象による皮疹の拡大が疑われます」、B（背景）「新しい衣類の摩擦が原因と見られます」、A（アセスメント）「外用薬の変更または光線療法の追加が必要かもしれません」、R（提案）「紫外線療法の適応について相談させてください」。記録：皮疹のスケッチまたは写真、指導内容と患者の反応、医師への報告内容と指示を記載。

先輩看護師の一言: 「乾癬の患者さんは、目に見える皮疹から『うつるんじゃないか』と誤解されて、周囲からの偏見や差別に悩むことが少なくありません。疾患について正しく理解し、患者さんの気持ちに寄り添うことがとても大切です。スキンケアの指導も重要ですが、『こんなに痒くてつらい』『人前に出るのが恥ずかしい』という患者さんの声にしっかり耳を傾けて、一緒に治療や生活の工夫を考えていくことが、本当の看護だと思います！」

## 重要概念

- **ケブネル現象 (Koebner Phenomenon)** — 健常皮膚に外的な機械的刺激（摩擦・圧迫・掻爬・外傷など）が加わることで、その部位に新たな乾癬病変が誘発される現象。
- **オースピッツ現象 (Auspitz Sign)** — 乾癬の鱗屑を剥がすと、点状出血が見られる現象。真皮乳頭部の毛細血管が拡張し、表皮が菲薄化しているために生じる。
- **尋常性乾癬 (Psoriasis Vulgaris)** — 乾癬の最も一般的な病型で、銀白色の鱗屑と境界明瞭な紅斑を特徴とする慢性炎症性皮膚疾患。表皮細胞の過剰増殖が病態の中心。
- **光線療法** — 紫外線（UVBまたはPUVA）を皮膚に照射する治療法。表皮細胞の増殖を抑制し、炎症を軽減する。乾癬治療の第一選択の一つ。
- **外用ステロイド (Topical Corticosteroid)** — 乾癬治療に広く用いられる外用薬。抗炎症作用と免疫抑制作用により、紅斑や鱗屑を改善する。長期連用による皮膚萎縮などの副作用に注意が必要。

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