# 舌の模式図を示す。味蕾が少ない部位はどれか。

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> language: ja  
> subject: 一般・状況設定問題

## 問題

舌の模式図を示す。味蕾が少ない部位はどれか。

![image](https://mymerci.kr/data/editor/2604/9aa54e322639dd1d83eb3416b1f42992_1777446782_4332.webp)

## 選択肢

1. ①（舌の先端）
2. ②（舌背部中央） **✔ 正解**
3. ③（舌の後方両側（V字に並ぶ大きなブツブツ）
4. ④（舌の両側面（縁）

**正解: 2**

## 解説

舌の表面全体を覆っている細かい突起である糸状乳頭（図の②：舌背部中央）には、味を感じる受容器である「味蕾（みらい）」が存在しません。舌尖の茸状乳頭、奥の有郭乳頭（③）、側面の葉状乳頭（④）には味蕾があります。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、舌における味蕾 (Taste Buds)の分布を理解しているかを問うています。味蕾は味覚を感じる受容器で、舌の特定の部位に存在する味覚乳頭（茸状乳頭、有郭乳頭、葉状乳頭）に多く存在します。一方、舌の表面全体を覆う糸状乳頭 (Filiform Papillae)には味蕾が存在せず、触覚や食物の移動を感知する役割を担います。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**
最重要！ 選択肢②の舌背部中央（図示された部位）は、糸状乳頭 (Filiform Papillae)で覆われている領域です。糸状乳頭は舌表面で最も多く、食物の摩擦に耐える構造ですが、味蕾は含まれていません。そのため、味蕾が少ない部位として正解となります。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**
混同注意！ 各選択肢の部位と味蕾の有無を整理します。
①番（舌尖）：茸状乳頭 (Fungiform Papillae)が多く分布し、味蕾が豊富に存在します。特に甘味や塩味の感知に関与します。
③番（舌後方両側、V字に並ぶ大きなブツブツ）：有郭乳頭 (Circumvallate Papillae)で、V字状に並ぶ大型の乳頭です。1つあたり数百個の味蕾を持ち、特に苦味の感知に重要です。
④番（舌の両側面）：葉状乳頭 (Foliate Papillae)で、舌縁部に存在し、味蕾が多数存在します。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**
味覚は、味蕾で感知された化学物質が味神経（鼓索神経、舌咽神経など）を介して脳へ伝えられます。舌の部位による味覚の感受性の違い（舌尖で甘味、舌奥で苦味など）は古典的に言われますが、実際には全ての味蕾が5基本味（甘味、塩味、酸味、苦味、うま味）を感知できることが分かっています。また、味覚障害のアセスメントでは、舌の観察だけでなく、薬剤の副作用（例：抗がん薬、亜鉛欠乏）や口腔内の衛生状態、加齢による変化も考慮する必要があります。

概念整理

| 舌の乳頭の種類 | 分布部位 | 味蕾の有無 | 主な機能 |
| --- | --- | --- | --- |
| 糸状乳頭 (Filiform Papillae) | 舌背部全体（②番） | なし | 触覚、食物の摩擦防止、舌苔形成 |
| 茸状乳頭 (Fungiform Papillae) | 舌尖・舌縁（①番） | あり（少数） | 味覚（特に甘味・塩味） |
| 有郭乳頭 (Circumvallate Papillae) | 舌後方V字状（③番） | あり（多数） | 味覚（特に苦味） |
| 葉状乳頭 (Foliate Papillae) | 舌後方側面（④番） | あり（多数） | 味覚 |

一目で比較！
混同注意！ 「味蕾がある＝味覚を感じる乳頭」と「味蕾がない＝触覚などの乳頭」を区別しましょう。有郭乳頭・茸状乳頭・葉状乳頭は味覚乳頭、糸状乳頭は機械的乳頭と分類されます。

暗記のコツ
「舌の中央（糸状乳頭）は味を感じない」と覚えましょう。逆に「舌尖（茸状）・側面（葉状）・奥（有郭）」は味を感じる場所です。語呂合わせ：「糸（糸状）は触覚、他は味覚！」

国試頻出ポイント
この問題は解剖学の基礎知識を問うもので、看護師国家試験では、味覚障害の患者へのケア（食事の工夫、口腔ケア）や、脳血管障害後の味覚異常のアセスメントなど、臨床応用問題として発展して出題されることがあります。また、舌苔の観察（口腔ケアの評価）と関連づけて覚えておくと良いでしょう。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**
60歳代女性、化学療法（抗がん薬）開始後3週間目。「味がしない」「食べ物がまずい」と訴え、食事摂取量が減少。体重減少がみられます。口腔内を観察すると、舌背部中央に厚い舌苔 (Coated Tongue)が付着し、舌尖や舌縁は比較的清潔でした。

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**
1. **観察**：舌全体の色調、腫脹、舌苔の有無・厚さ・色、味蕾の状態（茸状乳頭や有郭乳頭の萎縮がないか）を観察します。味覚検査（電気味覚検査や濾紙ディスク法）の結果を確認します。
2. **アセスメント**：舌背部中央（糸状乳頭領域）の舌苔が厚くても、味覚への直接的な影響は少ないと判断できます。むしろ、抗がん薬の副作用による味蕾（茸状乳頭・有郭乳頭など）の機能低下や、口腔内乾燥（Dysgeusia, Xerostomia）が主因である可能性が高いです。亜鉛欠乏の有無（血清亜鉛値）も確認します。
3. **介入**：口腔ケア（舌苔の除去、保湿）を実施します。食事では、酸味や塩味を強くした味付けの工夫、冷たい食品の提供、香辛料の活用など、患者の嗜好に合わせた調整を提案します。必要に応じて、亜鉛補充療法 (Zinc Supplementation)や、味覚障害治療薬（ポラプレジンク）の内服が検討されます。
4. **評価**：食事摂取量の増加、体重の維持、患者の「味を感じるようになった」という主観的報告を評価します。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**
注意！ 高齢者や免疫低下患者（化学療法中など）では、口腔内カンジダ症（鵞口瘡）による白色の舌苔と、通常の舌苔を鑑別することが重要です。カンジダ症は擦過で剥がれにくく、粘膜にびらんを伴うことがあります。感染対策として、口腔ケアの物品は個別管理し、必要に応じて抗真菌薬（口腔用液）を医師の指示で使用します。

先輩看護師の一言
「味覚障害の患者さんは、『食事が楽しみ』を失ってしまうので、とても辛いですよね。舌のどの部位に味蕾があるかを知っていると、『舌の先の方（茸状乳頭）がまだ機能しているかもしれないから、小さく切って食べやすい形にして、味を強くしてみよう』といった具体的なケアに繋がります。解剖学の知識は、患者さんのQOLを支える看護の武器になりますよ！」

## 重要概念

- **味蕾 (Taste Buds)** — 味覚を感じる化学受容器。舌の茸状・有郭・葉状乳頭に存在する。
- **糸状乳頭 (Filiform Papillae)** — 舌背部全体を覆う細かい突起。味蕾はなく、触覚と食物の摩擦防止が機能。
- **有郭乳頭 (Circumvallate Papillae)** — 舌後方にV字状に並ぶ大型の乳頭。多数の味蕾を持ち、苦味の感知に重要。
- **茸状乳頭 (Fungiform Papillae)** — 舌尖や舌縁に分布するキノコ状の乳頭。味蕾が存在する。
- **舌苔 (Coated Tongue)** — 糸状乳頭に食物残渣や細菌が付着してできる白い苔状のもの。口腔ケアの評価指標となる。

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