# 成人への坐薬の挿入方法で正しいのはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=360056  
> language: ja  
> subject: 必修問題

## 問題

成人への坐薬の挿入方法で正しいのはどれか。

## 選択肢

1. 息を止めるよう説明する。
2. 右側臥位になるよう説明する。
3. 挿入後1、2分肛門を押さえる。 **✔ 正解**
4. 肛門から2cmの位置に挿入する。

**正解: 3**

## 解説

坐薬挿入直後は直腸の異物感から排出されやすいため、「挿入後1〜2分間はティッシュなどで肛門を軽く押さえて」薬が奥にとどまるようにします。体位は左側臥位、挿入時は口呼吸でリラックスさせます。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、成人に対する坐薬（坐剤、Suppository）の正しい挿入方法を問う、基礎看護学の基本技術に関する問題です。坐薬の投与は、経口投与が困難な場合や、直腸からの吸収を目的として行われます。特に、挿入後の保持（Retention）が治療効果を左右する重要なポイントです。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**

最重要！ 坐薬挿入直後は、直腸粘膜への刺激によって異物感が生じ、排便反射が起こりやすくなります。そのため、薬剤が直腸内で溶けて吸収されるまでの間、肛門を軽く押さえることで物理的に坐薬の排出を防ぎます。具体的には、挿入後約5分間、清潔なガーゼやティッシュで肛門部を圧迫するのが標準的な看護技術です。これにより、薬剤の効果を最大限に引き出すことができます。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**

混同注意！

① **息を止めるよう説明する** → 誤り。 息を止めると腹圧が上昇し、かえって坐薬が排出されやすくなります。正しくは、口で深呼吸をさせ、リラックスした状態で挿入します。

② **右側臥位になるよう説明する** → 誤り。 坐薬挿入時の標準的な体位は、左側臥位（Left Lateral Position, Sims' Position）です。これは、直腸の解剖学的弯曲（S状結腸との接続部分）に沿って坐薬をスムーズに挿入でき、直腸内で薬剤が留まりやすい体位だからです。右側臥位では挿入が困難で、効果が低下する可能性があります。

④ **肛門から2cmの位置に挿入する** → 誤り。 成人の場合、坐薬は肛門括約筋を越えて直腸内に留置する必要があります。挿入深度は、肛門から約3〜4cm（成人の指の第二関節程度）が適切です。2cmでは括約筋を通過できず、すぐに排出されてしまいます。小児では年齢に応じて2〜3cmと浅くなります。

**関連概念の整理 (Related Concepts)**

坐薬の投与は、下剤（グリセリン浣腸など）、解熱鎮痛剤（アセトアミノフェン坐薬など）、制吐剤などの投与に用いられます。この技術と合わせて、混同注意！ 浣腸（Enema）との違いを理解しておきましょう。浣腸は腸内容物を排出させる目的で行い、坐薬は薬剤を吸収させる目的で行います。また、坐薬挿入後の観察ポイントとして、副作用（例：肛門部の刺激感、腹痛、出血、薬剤の排出）や、効果発現時間を評価することが重要です。

概念整理: 坐薬投与の目的は、経口投与が困難な患者への薬剤投与または局所作用。挿入直後の排出予防が最も重要な看護介入であり、そのために「肛門圧迫」と「左側臥位」「リラックス」が必要です。

一目で比較！:

| 項目 | 坐薬挿入 | 浣腸 |
| --- | --- | --- |
| 目的 | 薬剤吸収（治療） | 排便促進（排泄） |
| 体位 | 左側臥位 | 左側臥位 |
| 挿入深度 | 3〜4cm（成人） | 7〜10cm（成人） |
| 挿入後の処置 | 5分程度肛門圧迫 | すぐにトイレへ誘導 |

看護過程ポイント:
- **アセスメント**: 患者の肛門周囲の皮膚状態、痔核の有無、排便コントロール状況、坐薬に対する理解度と協力の可否を確認します。

- **看護診断 (Nursing Diagnosis)**: 「坐薬挿入に関連した不安（Anxiety）」、「知識不足（Deficient Knowledge）」などが考えられます。

- **計画・実施**: プライバシーに配慮し、リラックスできる環境を整えます。挿入前には坐薬の形状・硬さを確認し、必要に応じて室温で少し柔らかくしてから挿入します。

- **評価**: 坐薬が排出されていないか確認し、目的とする薬効（解熱、鎮痛など）が発現したか評価します。

暗記のコツ: 「坐薬は『左に寝かせて、口で息をさせて、肛門を押さえて、5分待つ』」と語呂合わせで覚えましょう。「左（左側臥位）」「口（口呼吸）」「押さえて（肛門圧迫）」「5分（保持時間）」がポイントです。

国試頻出ポイント: 坐薬の基本技術は毎年どこかで出題される可能性があります。特に「挿入深度」「体位」「挿入後の圧迫時間」は頻出です。状況設定問題では、「患者が坐薬を排出してしまった場合の看護師の対応」や「小児への挿入時の注意点」が問われることもあります。

出題パターン注意！: 単純な知識問題に加え、「術後で痛みがあり、経口摂取が困難な患者に鎮痛剤の坐薬を投与する」といった事例問題で、手順の優先順位や観察項目を問う形で出題されることがあります。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド

**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**

「80代女性、大腿骨頚部骨折術後。疼痛が強く、経口摂取が困難なため、鎮痛剤（アセトアミノフェン坐薬）の指示が出ました。看護師が訪室すると、患者は仰臥位でテレビを見ており、『あんまり薬は好きじゃない』と話します。また、ベッドサイドには排便コントロールのために下剤坐薬の空き箱が置いてあります。」

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**

1. **観察・アセスメント**: まず、患者に「どのような痛みか（Numerical Rating Scale: NRS）」を確認します。次に、肛門周囲の皮膚に発赤や痔核がないかを観察します（感染や疼痛増強のリスク評価）。また、下剤坐薬を自己使用していた場合、直腸内に便が残っていないか確認します。

2. **説明と準備**: 患者に「この坐薬は痛みをとるお薬です。挿入後しばらくは肛門を押さえていると、しっかり効きますよ」と目的と手順を簡潔に説明します。カーテンでプライバシーを確保し、患者を左側臥位にしていただきます（ベッド柵を利用して安全に体位を保つ）。

3. **実施**: 手袋を着用し、坐薬を患者の肛門に3〜4cmの深さまで挿入します。その後、清潔なガーゼで肛門を軽く押さえ、患者に「そのまま5分くらい、お尻を押さえていてくださいね」と伝えます。この間、患者が痛みを訴えていないか、顔色を観察します。

4. **評価と報告**: 5分経過後、坐薬が排出されていないか確認します。30分後、疼痛の程度を再度評価し、効果不十分であれば医師に報告します（SBAR: Situation「鎮痛坐薬挿入後30分、NRS 6→4」、Background「術後3日目」、Assessment「効果がやや不十分」、Recommendation「追加鎮痛剤の検討」）。

**患者安全・注意事項 (Patient Safety & Precautions)**

- 最重要！ 抗凝固薬（ワルファリン、DOACなど）内服中の患者では、坐薬挿入による直腸粘膜損傷で出血リスクが高まります。挿入前に内服状況を必ず確認しましょう。

- 肛門周囲に裂傷や炎症がある場合、疼痛が強く挿入が困難です。医師に相談し、他の投与経路を検討します。

- 坐薬の保管温度（冷所保存が必要なものがある）を確認し、使用直前に冷蔵庫から取り出します。手で温めすぎると溶けて挿入が困難になります。

- 禁忌: 直腸出血がある患者、直腸・肛門の手術直後の患者には坐薬挿入は禁忌です。

看護プロトコル: **観察項目**：疼痛スケール（NRS/VAS）、肛門周囲の皮膚状態、坐薬の排出の有無、効果発現時間。**報告基準（SBAR）**：坐薬排出時、効果不十分時、出血・疼痛増強時。記録には、投与時刻、挿入深度、肛門圧迫時間、患者の反応（疼痛評価）、副作用の有無を記載します。

先輩看護師の一言: 「坐薬の挿入は、患者さんにとってとても緊張するケアの一つです。『ごめんね』と謝りながら挿入するのではなく、『今から痛み止めを入れますね。一緒に息を吸って、ゆっくり吐きましょう』と自信を持ってリードしてあげてください。患者さんの緊張が解ければ、ケアはもっとスムーズに、そして安全になります！」

## 重要概念

- **坐薬** — 直腸内に挿入して使用する固形の医薬品。体温で溶け、薬効成分が直腸粘膜から吸収される。
- **左側臥位 (Left Lateral Position, Sims' Position)** — 坐薬挿入や浣腸の際に用いられる標準的な体位。患者の左側を下にして横向きに寝る。
- **肛門括約筋 (Anal Sphincter)** — 肛門を閉鎖する筋肉。坐薬はこの筋を越えて直腸内に挿入する必要がある。
- **排便反射 (Defecation Reflex)** — 直腸壁が便などで伸展刺激されることで生じる反射。坐薬挿入時にも誘発されやすい。
- **SBAR** — 状況（Situation）、背景（Background）、アセスメント（Assessment）、推奨（Recommendation）の頭文字。医療従事者間の情報伝達ツール。

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More free questions: [過去問](https://mymerci.kr/pages/exam_bank.php?exam=jp_nurse)

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