# A君は1年前から気管支喘息の急性増悪〈発作〉を起こして救急外来の受診を繰り返していることが分かった。看護師がA君に今の症状に対する認識を確認すると「喘息発作が起きていて、家で吸入をしても治まらなかった」と答えた。学校生活や服薬については「学校は好きだけど、体育は嫌だな。吸入が面倒くさい。吸入しなくても発作が起きなければいいんでしょ」と話した。看護師は、急性増悪〈発作〉を繰り返しているA君のセルフケアへの支援をする必要があると考えた。A君への看護師の対応で最も適切なのはどれか。

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> url: https://mymerci.kr/pages/nclex_q.php?qn_id=360019  
> language: ja  
> subject: 一般・状況設定問題

## 問題

A君は1年前から気管支喘息の急性増悪〈発作〉を起こして救急外来の受診を繰り返していることが分かった。看護師がA君に今の症状に対する認識を確認すると「喘息発作が起きていて、家で吸入をしても治まらなかった」と答えた。学校生活や服薬については「学校は好きだけど、体育は嫌だな。吸入が面倒くさい。吸入しなくても発作が起きなければいいんでしょ」と話した。看護師は、急性増悪〈発作〉を繰り返しているA君のセルフケアへの支援をする必要があると考えた。A君への看護師の対応で最も適切なのはどれか。

A君(11歳)は両親と3人で暮らしている。5歳で気管支喘息と診断され、現在は抗アレルギー薬とステロイドの吸入薬が処方されている。本日、学校から帰ってきた後から咳嗽がみられ元気がなかった。夕食はあまり食べずに就寝した。夜間になり「苦しくて眠れない」と訴え、母親と救急外来を受診した。口元での喘鳴が著明であり、問診すると途切れ途切れに話した。受診時のバイタルサインは、体温36.9℃、呼吸数32/分、心拍数120/分、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉92%(room air)であった。

## 選択肢

1. 毎日運動するよう勧める。
2. お薬手帳を持ち歩くよう伝える。
3. A君と服薬管理について話し合う。 **✔ 正解**
4. 喘息発作があったことを母親から担任の先生に伝えるよう提案する。

**正解: 3**

## 解説

A君は「吸入が面倒くさい」と自己判断で服薬を怠り発作を繰り返しています。11歳であれば自己管理能力が育つ時期であるため、なぜ継続的な吸入（コントローラー）が必要なのかを本人に理解させ、「服薬管理について直接話し合う」ことが最も重要です。

## 詳細解説

核心解説
この問題は、気管支喘息 (Bronchial Asthma) の小児患者に対するセルフケア支援を問うています。特に、急性増悪（発作）を繰り返す11歳の男児に対して、看護師がどのように介入すべきかを、発達段階とアドヒアランスの観点から考える必要があります。

A君は「吸入が面倒くさい。吸入しなくても発作が起きなければいいんでしょ」と発言しており、コントローラー（長期管理薬）としての吸入ステロイド薬の定期的な使用が十分に理解できていない状態です。小児喘息治療の基本は、症状がない時期でも吸入ステロイド薬を継続して気道の炎症を抑え、発作を予防することにあります。

**正解の根拠 (Answer Rationale)**:
③の「A君と服薬管理について話し合う」が最も適切です。最重要！ A君は11歳で、具体的操作期から形式的操作期へ移行する発達段階にあり、自己の疾患と治療に対する理解が可能です。同時に、思春期に向けて自己決定欲求が高まる時期でもあるため、医療者が一方的に指示するのではなく、本人の認識や気持ちを尊重しながら、なぜ毎日の吸入が必要なのかを共に考える姿勢が重要です。これにより、内発的動機付けを高め、アドヒアランスの向上につなげることができます。

**誤答の分析 (Distractor Analysis)**:
①「毎日運動するよう勧める」は不適切です。混同注意！ 運動誘発喘息（EIA）の可能性がある急性期の状態で運動を勧めることは、むしろ発作を誘発する危険があります。運動は喘息がコントロールされている状態で、適切なウォームアップとともに推奨されるものです。

②「お薬手帳を持ち歩くよう伝える」は重要ですが、根本的な解決にはなりません。お薬手帳は医療情報共有のためのツールであり、セルフケアの主体であるA君自身の意識改革には直接つながりません。

④「喘息発作があったことを母親から担任の先生に伝えるよう提案する」は情報共有として意味がありますが、今回の課題はA君自身の服薬管理に対する認識です。学校との連携は必要に応じて後日検討すべきであり、救急外来での最優先の看護介入としては不適切です。

概念整理: 小児喘息の長期管理 (Long-term Management of Pediatric Asthma)
・コントローラー（吸入ステロイド薬など）：気道炎症を抑制し、発作を予防するための毎日の使用が基本。
・リリーバー（短時間作用性β2刺激薬：SABA）：発作時の頓用。
・A君の「吸入しなくても発作が起きなければいい」という認識は、コントローラーの役割を理解していない典型的な例。

一目で比較！:

| 対象 | アプローチのポイント |
| --- | --- |
| 幼児（～6歳） | 保護者（親）への指導が中心。吸入補助器具（スペーサー）の使用指導。 |
| 学童（6～12歳） | 本人と保護者の両方への指導。自己管理能力を育成する時期。ピークフロー測定の習慣化。 |
| 思春期（13歳～） | 自己決定を尊重しつつ、仲間からの影響や心理社会的要因にも配慮。ピアエデュケーションの活用も。 |

看護過程ポイント:
・アセスメント：発作の重症度（SpO2 92%は中等症～重症）、発作頻度、A君の疾患理解度と服薬に対する認識、心理社会的背景（学校生活への不満）。
・看護診断：非効果的健康管理（Ineffective Health Management）、非効果的気道クリアランス（Ineffective Airway Clearance）。
・計画：急性期の治療（酸素療法、吸入β2刺激薬）と並行して、退院後の自己管理計画を立案。本人のペースでコントローラーの必要性を理解できるよう支援する。

暗記のコツ: 小児喘息の看護は「患者教育の3つの柱」を覚えよう！
①発作を予防するための日常管理（コントローラーの継続）
②発作時の対処法（SABAの使用、救急受診のタイミング）
③ピークフローメーターによる自己モニタリング

国試頻出ポイント: 小児喘息では「患者の年齢と発達段階に応じた自己管理支援」が頻出。特に、学童期後期から思春期の患者は、アドヒアランス低下のリスクが高いため、混同注意！ 「保護者だけへの指導」や「学校への連絡だけ」では不十分で、必ず「本人への直接的な関わり」が含まれる選択肢が正解になる傾向があります。

出題パターン注意！: 事例問題では、A君のように「吸入が面倒」という発言がキーワードになります。この発言から「なぜコントローラーが必要か理解していない」とアセスメントし、「本人との対話による服薬管理の支援」を選べるようにしておきましょう。単に「薬を飲むように伝える」といった指示的な対応は、この発達段階では効果が薄いため誤答となります。

## 臨床シナリオ

臨床実践ガイド
今回の事例のように、救急外来で喘息発作の小児に対応する際は、まず急性期の呼吸管理（酸素投与、吸入β2刺激薬の投与、必要に応じて全身性ステロイド薬の投与）が最優先です。A君のSpO2 92%は低酸素血症を示しており、酸素投与（SpO2 95%以上を目標）が必要です。

呼吸状態が安定した後、看護師は「なぜ発作を繰り返すのか」という根本原因のアセスメントに移ります。A君のように「吸入が面倒」と発言するケースでは、コントローラーの継続使用がアドヒアランスの鍵となります。臨床では、以下のような具体的な声かけと支援を行います。

**臨床シナリオ (Clinical Scenario)**:
「A君、今日はとても苦しかったね。家で使っている吸入薬は、毎日決まった時間に使っている？ 学校に行く前とか、寝る前とかに、どんなふうにしているか教えてくれる？」

**看護介入と判断戦略 (Nursing Intervention & Clinical Judgment)**:
1. 観察：バイタルサイン（呼吸数、SpO2、心拍数、血圧）、聴診（喘鳴の程度）、呼吸補助筋の使用の有無、会話の途切れ方。
2. アセスメント：発作の重症度（軽症：SpO2 96%以上、中等症：SpO2 92～95%、重症：SpO2 92%未満）。A君は中等症～重症と判断。
3. 報告（SBAR）：
- Situation: 「11歳男児、気管支喘息発作で来院。SpO2 92%で酸素投与中」
- Background: 「5歳で診断。コントローラーの吸入を自己中断している可能性あり」
- Assessment: 「中等症～重症の発作。本人の治療に対する理解不足が原因と考える」
- Recommendation: 「吸入β2刺激薬の追加投与と、状態安定後の本人への服薬指導を提案します」
4. 介入：酸素療法（マスク or カニューレ）、ネブライザー吸入、静脈路確保の準備。全身状態が安定したら、A君と2人きりで話せる時間を確保し、「なぜ毎日の吸入が必要か」を一緒に考える。

看護プロトコル:
・観察項目：呼吸数、SpO2、喘鳴の程度、意識レベル、チアノーゼの有無、咳嗽の状態、痰の性状。
・報告基準：SpO2 92%未満、呼吸数30/分以上（小児）、意識レベルの低下、呼吸補助筋の使用、会話ができない。
・記録のポイント：来院時の症状、バイタルサイン、発作の経過、実施した処置（酸素流量、吸入薬の種類と投与時間）、A君の疾患理解度と発言内容、指導した内容と反応。
・家族への説明：母親には「A君が自分で吸入の必要性を理解できるよう、一緒にサポートしていきましょう」と伝え、押し付けがましくならないよう配慮する。

先輩看護師の一言: 「小児喘息の管理で一番難しいのは、『症状がない時』のケアだよね。A君のように『発作がなければいい』と思ってしまうのは、すごく自然な気持ち。でも、その気持ちを否定せずに『そうだよね、毎日続けるのって大変だよね』と共感した上で、『毎日続けることで、体育の時間も思い切り楽しめるんだよ』と、A君のペースで具体的なメリットを伝えるのがコツだよ。国試でも、患者さんの言葉を手がかりに、『なぜその行動をとっているのか』を深く考える習慣をつけてね！」

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