PART 1. 【超短期暗記】主要死因順位の頻出概念まとめ
概念 1. 全体の主要死因順位
主要死因順位は、国家試験で繰り返し問われる重要テーマです。
順位そのものだけでなく、近年どの死因が上昇・低下しているかも押さえます。
第1位:悪性新生物<腫瘍>
1981(昭和56)年以降、死因順位の第1位です。全死亡の約4分の1を占めています。
第2位:心疾患(高血圧性を除く)
高齢化や生活習慣病との関連が深い死因です。
第3位:老衰
近年、上位に入る重要項目です。超高齢社会の進行により、高齢者の死亡において老衰が増加しています。
第4位:脳血管疾患
かつては死因順位の上位でしたが、現在は低下傾向にあります。
第5位:肺炎
高齢者では重要な死因です。誤嚥性肺炎とは別に集計される点にも注意します。
国試の出題ポイント:現在の主要死因は、悪性新生物<腫瘍>、心疾患、老衰、脳血管疾患、肺炎の順で押さえる。
概念 2. 年齢階級によって死因順位は変わる
全年齢で見ると第1位は悪性新生物<腫瘍>ですが、年齢階級別に見ると、死因の特徴は大きく変わります。
- 若年層:自殺が上位、または第1位となる年齢階級が多く、公衆衛生上の重要課題です。
- 乳児期:先天奇形、変形及び染色体異常などが重要な死因として問われやすいです。
- 超高齢者:老衰が上位となりやすくなります。
国試の出題ポイント:死因順位は「全年齢」と「年齢階級別」で異なる。特に、若年層の自殺、乳児期の先天異常、高齢者の老衰を関連づけて理解する。
概念 3. 脳血管疾患が低下した背景
- 脳血管疾患は、かつて日本の主要死因の上位でしたが、現在は低下傾向にあります。
- 背景として重要なのは、減塩と血圧管理です。
- 食生活の改善、塩分摂取量の低下、高血圧治療、降圧薬の普及などにより、脳出血を含む脳血管疾患による死亡は減少してきました。
- 国試の出題ポイント:脳血管疾患の低下は、減塩・高血圧対策・降圧薬の普及と関連して理解する。
概念 4. 性別による死因順位の違い
- 主要死因は男女で共通する部分が多いですが、順位には違いがあります。
- 特に押さえたいのは、女性では老衰が男性より上位に入りやすいことです。
- これは、女性の平均寿命が長く、高齢で死亡する人が多いことと関連します。
- 国試の出題ポイント:男女別順位を丸暗記するよりも、女性では老衰が上位に入りやすい背景を理解する。
概念 5. 悪性新生物<腫瘍>の部位別順位
悪性新生物<腫瘍>は、「どの部位のがんによる死亡が多いか」も問われやすいテーマです。
死亡数で見ると、
- 全体:肺がん、大腸がん、胃がん
- 男性:肺がん、大腸がん、胃がん
- 女性:大腸がん、肺がん、膵臓がん
- ひっかけ注意:罹患数と死亡数は違います。
- たとえば女性では、罹患数では乳がんが多い一方、死亡数では大腸がんが上位になります。
- 国試の出題ポイント:「かかる人が多いがん」と「亡くなる人が多いがん」を混同しない。